ワカメと銭婆との喜怒哀楽

年式'00のビーグル犬ワカメと'51の妖怪!銭婆が俺を困らせ悩ませる 痛快娯楽な毎日

ワカメとカラスの子

2014-06-30 00:09:50 | ワカメ

 

 

 

「 あ~眠てっ、 もう少し寝かせてくれててもいいのになぁ 」

 

 

 

 

 

「 うわっ! 下見るとおっかねぇよっ!」

 

とても小さなカラスが一羽、 電線にとまっていました。

何か不安げに 鳴いていますが 鳴き声も まだ大人のカラスの声とは違い

明らかに 子供のカラスに違いありませんが こんなに小さくても飛べるのか?

って思うほど、小さくて動きもぎこちなく 頼りなさそうな感じです。

 

 

 

「 そこのチビガラス! そんなに小さくてよく飛んでこれたよね 」

 

 

 

 

 

「 オラ、母ちゃんと喧嘩して巣から出て来たサー、 初めて飛んだから

もう必死だったサー、で、気が付いたらここに止まってたサー ・・・ 」

 

 

 

 

 

「 必死だったから 迷子になって、しかも飛ぶのが怖いと? 」

 

 

 

 

 

「 下見ると足がすくんで 飛べる状態じゃない訳サー!」

 

 

 

 

 

「 ママと喧嘩するからだよ、ヤギさんなんて無理やりママから離されちゃったんだからね 」

 

 

 

 

 

「 オラが悪かったサー、巣に戻りてぇサー 」

 

 

 

 

 

「 勇気を振り絞って 飛んでママの元に帰るのですよ、ポッポー 」

 

と、キジバトさんが 応援してくれてますが

子ガラス君は ヘンな鳴き声だすばかりで 飛ぶ勇気がまだありません^^;

 

 

 

「 親元を離れた瞬間、もう不安でいっぱいサー 」

 

 反省したのか、不安そうに鳴く 子ガラス君、

 

 そしたら、 何と!

お母さん登場(^^)/

 

 

「 どこに行ったかと思えばこんな所にいたっ!」

「 あっ、母ちゃんサー 」

 

 

 

 

「 アンタってば、まだクチバシも黄色いくせに 何処行ってたのよー!」

「 オ、オラが悪かったサー・・・ 」

 

 

 

 

「 グズグズしてないで帰るよ、 ほらっ!」

「 ヒェー、オラ、まだ空飛ぶのが怖いサー 」

「 さっきは怒った勢いで平気で飛んでたじゃない! 行くよ!」

 

 

 

こうして 子ガラス君は 無事に巣に戻る事ができました(^^)/

 

 

 

 

 

「 あのチビ、同じグチでも 今のグチは 聞いていて心地良かっただろうね 」

 

 

 

 

 

「 アタイも早く帰って オヤツもらおうっと

 

その前に、ウンチしてくれー!

 

 

 

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コメント (14)
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