八面山だより

八面山 神護寺からのお知らせ&日常

お寺の役割。

2011-04-30 21:53:14 | インポート
『ひゃっひゃっひやつ』と明るい声で笑いながら沢山機関銃の用に喋る一見元気そうな方。


でも実は病気って方が結構いらっしゃいます。

明るいようで一人になると疲れがドーッと出るようです。


カミングアウトしないとわからないような方が沢山いらっしゃいます。


奥の部屋に入りお経を終えると『なんか解らんけどスーッとするんよねえ』と帰っていかれます。

イオンの本屋さんに行くとブッタの特設コーナーができてました。


仏教を必要としてる方がいるけど皆さん『難しい』と言われます。


『工員を退職してお釈迦様について知りたくなったんです。お釈迦様っち何人ですか?人間ですか?』


『なんも知らんで仏壇守っちょったけど知らんのも悪いけん』と沢山の疑問を問いかけられます。他宗の事などは私も調べなきゃ解らないので調べつつ電話で応対する事数回。


先日初めてお目にかかり本堂でお話しをしたら私の爺ちゃんや婆ちゃんの実家まで知ってる方でした。


親切にして良かったと一安心!話しはそれましたが…この方の用にドンドンお寺に疑問や解らないので事を聞いたらいいと思います。

皆さん何処かで『こんな事も知らないの』と思われたくない。と思ってるのかなあ。

実際石像が全てお地蔵様と思ってる方が凄く多いんです。ショックなくらいに。

お寺の敷居は高くないので心が折れそうな時。


心と頭が満杯で溢れそうな時にはピンポーンと訪ねて下さい。


話して御祈願した後には少しスーッとしますよ。


仏教は必要とされてます。

でも売れてる本はお姉系僧侶とか若いインターネット寺を開いた方々の物です。

皆さんきっと堅苦しい偉い高僧じゃなく。親近感を求められてるのかもしれませんね。

それも解ります。楽な感じ。


でも年配の老僧とお話しするととても大切な事にきずかせて貰えます。


出来るだけ簡単に分かりやすく密教を知って貰い在家ながらに修行をする方法。

祖父の時代から神護寺での第一の伝道。

慌ただしい今、特に必要なんだと感じてます。


自分自身の修行。