皆さんはお寺の生活とは、どんなだろう? と考えたこともないかも?
本来、仏教寺院には僧侶だけで修行者(自らしたい!と子供の頃に寺に入れられたでかなり違うが)しか居ませんでした。
お手伝いの方はいましたが。
今の世のお寺は、ほとんどが家族で継承して家族で支え合ってるところが多いのが現状ではないでしょうか?
しかしながら子供の少子化など、お寺も独居世帯が増えてます。
時代によって変わっていく形態。
しかしながら伝統は、まもるべくして僧侶は研鑽に励まなければなりません。
その中の一つがお伝授です。
様々な修法を教えて頂く儀式のような勉強会です。
コレが秘法であり。誰かれ習ったからと他者には教えられません。
この人なら教えられる。と大阿闍梨さまが、思った方しか受けられない物もあります。
何十年も待って修行に励みやっと受けることができるものがあります。
それには大きな支具料という受講料を納めます。
それが大変なんですよね。
皆さんはただ、習ったお経をお唱えしてるのが真言僧侶と思いがちとは思います。
坊主丸儲けという言葉が、あるように。
お経を唱えるだけやから材料費もいらんし儲かるなあ?的な考え方とは思いますが。
お寺を維持するには沢山の学びを続けてて、皆様の悩みが解決するようにと、日々レベルを上げるべく頑張ってます。
レベル上がってるかとうかは?亡くなった時しか自身はわかりませんが😁
お坊さんは、下座行(お寺の掃除、お寺の維持)、檀信徒さまのお参り、永代経のお参り。
などと、零細企業なみに一人ですることが多い。
神護寺は嬉しいことに下座行を沢山の方が支えてくれてます。
来月もとても素晴らしい伝授をインゲさんが、受けられることになりました🙏
その分、私はお寺でお参りを頑張ります。
インゲさんは、昔から絶対に、受けたい!という伝授が一つあります。
コレはほんとに、一握りの人しか受けられません。
そういう伝授もありまして。
コレには夫婦喧嘩に何度もなるような支具料を、おさめなくてはなりません。
下積みの伝授は10代から受けているインゲさんです。
あとは最後のお伝授ですがー。私はお大師様。お不動様がすべての面で導いてくれるよ。
必要とあれば。
と心には思ってますが。
お寺とは、そんな感じなのですよ。
神護寺はお布施でお参りをする形態を続けて後3年で100年です。
お布施でお参りを続けていけますように🙏
お布施とはケチらず無理せずにでお願いします。
昔は退職できたから、退職御礼と言って皆さんご寄付やご寄贈をお寺を支えるためにしてくださってました。そして、米日お寺で、お掃除して、皆で持ち寄り食べたり、うちがお素麺だしたり、お雑煮だしたりして、滝入ってお百度踏んで家族の幸せ願い1日を過ごす。
それは、本当に退職したら仕事をせずに余生を楽しめる時代だったからかなぁ〜。
退職しても、退職金と年金ではふあんとかなりの年齢まで、皆さんお仕事されてます。
時代が変わってきました。
この先は、どう変わってくのだろうか?
その時もお布施の制度が続いていれば、お釈迦様やお大師様、祖父や父の教えを守られて幸せです。
インゲさんがこの前「普通の人やったら自分の家族の事だけ守って祈ればいいから楽なんやろなあ〜」と言いました。
いつも「〇〇さんどうしたら、ええんやろなあ。早く良くなればええなあ。」といつもだれかれを心配してるのが神護寺の会話です。
休日での車の中でも、そうなる時は「やめよう。ちゃんと拝んできたし。今日は頭をリフレッシュするために、外に出てるんやから」という私も言葉には出さないけど、同じ感じが多いので。
確かにそれあるなあと。
そんな感じの僧侶夫婦です。