基本的に機械は一度プログラムをすると、そのプログラムの範囲の中でしか変化をしない。プログラムをそのまま進化と呼ぶこともできない事は無いけれども、果たしてそうであろうか。生き物に関しては、プログラム自体そのものが進化する。進化と言うよりも変化をする。環境に合わせて、常に変わっていく。おそらくそれが望ましいのだと思う。生命はプログラム自体を変えることができる。そこに生命だけが持つ欲望という奇妙なモノがある。おそらく機械には欲望は発生しない。
機械に欲望を持つことができるのかどうか。シンギュラリティはその辺りにある。欲望は整合性など多くのモノを捨てる。そこに矛盾を孕む。計算上には無い別のモノ。それが欲望。最終的には自己殺戮までする。それが生物と機械の大きな食い違いだろう。
生命は機械にはなれない。機械は生命にはなれない。ただしサイボーグは既に存在する。そこが今の着眼点。どこまで生命が進化するか。生命は常に変化するから希望が残る。絶望もある。超えることのできる絶望が望ましい。
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