人生黄昏時

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沖縄の仏教 【4】

2017年08月05日 00時02分05秒 | 日記

 日秀上人 <1>

日秀上人は、沖縄の歴史書、中山世譜・球陽

琉球国由来記・琉球国旧記・地誌などに

 

沖縄における仏教の布教、寺院の創建や仏像彫刻

仏師としての多面的に事績が記述されている

 

日秀上人は、1503年加賀国(石川県)(上野国の説もある)に

生まれ、十代の後半頃、修業のため高野山に入寺する

 

二十五歳頃、密教僧が行う、捨て身修行と言う

補陀落渡海(ふだらくとかい)を行ったと言われている

 

小舟に、一ヶ月分の食料と飲み物と共に乗り込み

外から釘で出入り口を塞ぎ

 

南海にあるとされる極楽浄土を目指と云う

宗教的自殺行為である

 

この捨身修行は大多数の修行僧は帰ることはなかったと言われ

日本の歴史上二十数人以上の修行僧が実行したと言われている

その中で日秀上人は奇跡的に

沖縄金武の富花津(ふなや)に漂着した

 

富花津は薪を搬出する津(港)で、地元の若者に救助されたと言う

 

この若者に、日秀上人は救助のお礼に「比嘉(ひが)」姓を

与えたと言う伝承が語り継がれている

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