人生黄昏時

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波照間島の祭&祀【5】

2018年07月10日 00時02分04秒 | 日記

  ゲート・ホーラー

波照間島にはゲート・ホーラーと言う伝承がある

島の南西方に、リーフに、オランダ船(西洋諸国の意)が座礁遭難した

迎えの船を待っている、三か月間滞在している間

 

島の女性と相通じて、生まれたのが、ゲート・ホーラーである

ホーラーは赤毛の髪で、鼻が高く、巨体で怪力を持つ人物だったとある

 

島では抜きんでた、力強い人をムシャ(武者)と呼び

ホーラームシャと呼ばれた

ホーラーは怪力の持ち主として、数多くの伝承が語り継がれている

 

また若い時には唐に渡ったとか、国王に拝謁したとか、など伝えられている

1983年に国文学者永積安明によって聞き取り調査が行われ

ホーラーの子孫の二人と

島の歴史に詳しい人の語った伝承を詳しく記録されている

 

子孫の本家の位牌には、乾降元年赤頭伊勢と記されている

元年は、1736年にあたる、彼が赤毛だったと言う根拠となっている

 

島に「ホーラー武士の石」として、揚田原に大きな墓がある

現在の子孫の三代前から、神として祀られるようになり

 

一族は墓を聖所・拝所として、当主が祭祀を執り行っている

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