人生黄昏時

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粟国島の祭&祀【2】

2019年03月20日 00時00分27秒 | 日記

  粟国島は神の島と呼ばれ年間を通して伝統祭祀、行事が多く

古くから伝承され大切に守られ行われて来た

 

島内には御嶽や祭場など多数存在している

御嶽はガタノコ御嶽・エーガ御嶽・イベテラチ御嶽・ヨコノ御嶽

ナカノ御嶽・ハイノ御嶽・シマイ御嶽・アラバ御嶽・ヤカン御嶽

の九箇所

 

ルゥン(殿)は五ヵ所エーガーノルゥン・アシミネノルゥン・

カキノルゥン・ハマノルゥン・トマリルゥン・と

そしてカー(井)など四十ヶ所以上あるとされている

 

これらは聖地として崇められ

この拝所にヒーヌ(火)神・ヤマヌ神・ヤカンヌ神・ウミヌ神

祖神などが祀られている

 

サチヌユー(昔の世)の人は

穀物の種蒔きと収穫時を二期に分け

 

春の初めの一月と七月を種蒔き

六月と二月は穀物の収穫の時期として

 

一年のサイクルと、考えて

豊作、害虫などから守られるように祈願したのである

 

また、航海安全、無病息災、豊漁、子孫繁栄など

願い事に関係する、神が鎮座する御嶽、祭場で

ノロ(神女)、神人によってウンヌキグゥト(お願い事)をする

 

また、門中と家庭ごとに行うウガングゥトもある

 

粟国島に多数ある行事の中で最大の祭祀は

大晦日から元旦にかけて行われる マースヤーと

ヤガンウユミである

 

島の祭祀は全て旧暦に合わせて

島民総出で参加して行われる

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