人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記す
  

干し柿

2024年01月20日 00時00分18秒 | 日記

   初めて見る干し柿

 

妻の友人が結婚祝いに

干し柿を贈ってくれた

箱詰めされた24個入りの干し柿

 

60年前、東京オリンピックのあった年1964年の事

 

妻になる 彼女が

某団体の役員をしていたユダヤ系アメリカ人

5人家族のベビーシッターをしていた

 

役員は1年間の休暇で団体の別荘がある

長野県軽井沢へ

 

彼女もベビーシッターの仕事で同行し

1年かん軽井沢過ごす

 

その時に友達になった同年代(当時22歳)の女性から

綺麗な箱に入った干し柿が

 

結婚おめでとうございますの

メッセージと共に送られてきたのです

 

箱を開けて 初めて見る干し柿

干し柿の表面に白い粉が吹いている

 

当時沖縄はアメリカの統治下にあった

(1972年5月15日に日本国に復帰する)

 

軽井沢から沖縄に着くまでに時間がかかり

干し柿に「カビ」が発生したと思った

 

1個も食べることなく

泣く泣く 全て破棄したのである

 

かなり年月が経ってから知ることに成る

干し柿の表面に吹いている白い粉は

 

柿の糖分が表面に結晶化した

果糖であると知ることになる

 

妻と共に

友人に本当に申し訳ない事をしたと悔やんだ

 

私たちが無知蒙昧であるが

60年前の忘れられない 思い出になる

 

 

 

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コメント (4)
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