DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

日本国内王座(11-30-17)

2017年11月30日 00時15分16秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2017年11月30日現在の日本国内王者たちを羅列してみました。

ミニマム級:
小西 伶弥(真正/防衛回数1)

*来月26日に、指名挑戦者松井 謙太(三迫)と2度目の防衛戦を予定。同門の山中 竜也はWBO王座に君臨中。

ライトフライ級:
久田 哲也(ハラダ/2)

*今年の4月に、自身39戦目にして初の王座挑戦の機会を得た久田。見事に王座を獲得し、その後2度の防衛に成功。こういう苦労人には、今後も是非是非頑張ってもらいたいです。

フライ級:
黒田 雅之(川崎新田/2)

*今年の2月に、暫定王座ながらも3度目の挑戦で同王座を獲得し、日本王座の2階級制覇に成功。ライトフライ級の久田といい、いいですね、敗戦や引き分けを重ねながら最後は結果を出す選手というのは。世界挑戦がかなり容易になった今日この頃ですが、もし黒田(または久田)に世界挑戦の機会があれば(黒田にとり2度目)、日本王者として世界に臨んで貰いたいです。

スーパーフライ級:
船井 龍一(ワタナベ/1)

*船井もまた、年始に王座獲得に成功。来月11日に、ランキング下位の川口 勝太(堺東ミツキ)を相手に2度目の防衛戦を行います。

バンタム級:
赤穂 亮(横浜光/1)

*これまでにOPBF(東洋太平洋)スーパーフライ級、WBOインターナショナル・バンタム級王座を獲得している赤穂ですが、2度の世界挑戦はいずれも失敗。同級での3度目の正直を目指しています。

スーパーバンタム級:
久我 勇作(ワタナベ/1)

フェザー級:
坂 晃典(仲里/0)

*現地時間の明日・12月1日、大橋 健典(角海老宝石)を迎え初防衛戦を行います。

スーパーフェザー級:
末吉 大(帝拳/0)

*先月に王座を獲得したばかりの新王者。

ライト級:
吉野 修一郎(三迫/0)

*吉野も末吉同様、先月にベルトを巻いたばかりの新王者。王座奪取は僅かプロ6戦目で達成しています。

スーパーライト級:
麻生 興一(三迫/1)

*2週間後の14日、細川 バレンタイン(角海老宝石)を相手に2度目の防衛戦を行います。


ウェルター級:
有川 稔雄(川島/2)

*今月7日に2度目の防衛に成功したばかりの有川。王者ながらも一戦ごとに成長しているようです。

スーパーウェルター級:
井上 岳志(ワールドスポーツ/1)

*4月に同王座に就き、8月に初防衛に成功。今月10日には格上王座であるOPBFとWBOアジア・太平洋のベルトも吸収することに成功。日本王者の中でも、さらなる躍進が期待できる選手の一人と言って過言ではないでしょう。

ミドル級:
西田 光(川崎新田/1)

*昨年3月に同王座とOPBF王座の2冠を一挙に獲得するも、東洋太平洋王座は既に損失。しばらくはこの王座の専念に励むことになりそうです。

ヘビー級:
藤本 京太郎(角海老宝石/3)

*2013年7月に、約半世紀ぶりに同王座のベルトを腰に巻いた藤本。その後も定期的に試合をこなし、OPBF(東洋太平洋)、WBOアジア太平洋王座も獲得。現在は更なる上の王座を目指し奮戦中。しかし同王座に限って言えば、2015年4月以来防衛戦を行うことが不可能な状況。寂しいというか、残念というか。何はともあれ、現在のところ藤本の王座は安泰のようです。

昨年からWBOのアジア・太平洋王座が認可されたため、どうしても国内選手がそちらの方に流れがちです。しかしこうして王者たちを並べてみると、中々の顔ぶれになったような気がします。しかも各王座、定期的にタイトル戦が行われており、来年の試合に向けても着々と準備が進められているという声も聞かれます。この状況、今後も続いてほしいものですね。というか間違いなく継続されていくでしょう。この王者の面々からどれだけが世界にたどり着く事が出来るのか?
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福原、連敗の阻止ならず(WBCミニマム級)

2017年11月29日 01時07分41秒 | 世界ボクシング
先週末25日・土曜日、タイで行われた試合結果です。
WBCミニマム級戦:
王者ワンヘン カイヤンハーダオジム(タイ)判定3対0(118-110、117-113、116-112)挑戦者福原 辰弥(本田フィットネス)

*前WBO同級王者の福原が、終始攻勢をかけそれをワンヘンが迎え撃つという展開が続いたこの試合。しかしその努力とは裏腹に、有効的な攻勢点に結びつかなかった福原のボクシング。結局はワンヘンが明白な判定勝利を収め、保持する王座の8度目の防衛に成功。それと同時にデビューからの全勝記録を元ヘビー級王者ロッキー マルシアノが築いた49に並べています。

福原の敗戦で、日本人選手がタイで行った公式な世界戦戦績が23敗1引き分けとなってしまいました。まあこの記録も、そのうち止まるでしょう。
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木村も大晦日に登場(WBOフライ級)

2017年11月28日 00時07分35秒 | 世界ボクシング
今年の大晦日、大田区総合体育館で予定される試合です。
WBOフライ級戦:
王者木村 翔(青木)対 挑戦者五十嵐 俊幸(帝拳)

*7月に上海のリングで世界王座を獲得した木村。初防衛戦は元WBC同級王者五十嵐を迎えて行われることが正式に発表されています。

同じ興行では2団体ライトフライ級王座統一戦、WBA王者田口 良一(ワタナベ)対IBF王者ミラン メリンド(比)。そしてIBFミニマム級戦、王者京口 紘人(ワタナベ)対挑戦者カルロス ブイトラゴ(ニカラグア)の2つの世界戦も行われることが既に発表されています。

中国での木村の知名度は非常に高いそうですが、日本ではボクシング関係者の間でもまだまだ。地味ながらもその実力がそれなりに認知されている五十嵐が相手なだけに、ここは大きなチャンス。ライトフライ級戦、ミニマム級戦同様に好試合が期待できそうです。木村の勝利のカギは「勢い」を出せるか、ではないでしょうか。
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コバレフ、あっさりと王座に返り咲き(WBOライトヘビー級)

2017年11月27日 02時29分25秒 | 世界ボクシング
現地時間の昨夜(25日・土曜日)、米国・ニューヨーク州で行われた試合結果です。
WBOライトヘビー級王座決定戦:
セルゲイ コバレフ(露)TKO2回2分36秒 ビャチェスラフ ジャブランスキー(ウクライナ)

*ちょうど1年前、当時保持していた3つのベルトを(WBO/IBF/WBA)アンドレ ワード(米)に奪われたコバレフ。その一戦は大いに論議を呼んだ判定でした。それに決着をつけるべく行われた両者による再戦が行われたのは今年の6月。その戦いでは第一戦とは打って変わってワードのワンサイドマッチに終始し、コバレフはTKO負けを喫してしまいました。

ワードとの再戦に敗れた後、「もうコバレフは終わった」という声もチラホラ聞こえましたが、今回の試合でその雑音を見事にシャットアウトすることに成功しています。

予想外の形でワードが現役からの引退を表明したため、思わぬ形で世界王座への返り咲きの機会を得たコバレフ。想像以上にいいコンディション、パフォーマンスを見せつけ見事にWBO王座を再び腰に巻くことに成功しました。

丁寧に、しかしリラックスしながら試合を組み立てていったロシア人。身長、リーチともに10センチほど上回るジャブランスキーも、その長い左でコバレフに迫ります。しかし両者の実力差が明らかになるまでにそうは時間はかかりませんでした。初回2分前、コバレフが右クロスでこの試合初のダウンを奪うと、同じ回の終了間際にも右クロスからの連打でダウンを追加したロシア人。次の回にはあっという間にフィニッシュに持っていってしまいました。

またしても右クロスからの連打でダウンを奪ったコバレフは、その後も同じパンチでウクライナ人にダメージを蓄積させていきます。2回終了間際、レフェリーはそれ以上の継続を許さずに試合終了。コバレフが盤石の強さを見せつけ、世界の頂点に返り咲きました。

さて今後のコバレフですが、どんな路線を歩んでいくのでしょうか。2017年11月26日のライトヘビー級王者陣の顔触れは下記のようになります。

WBA(いつの間にか唯一):ドミトリー ビボル(露/防衛回数3)
WBC:アドニス ステベンソン(カナダ/8)
IBF:アルツロ ベテルビエフ(露/0)
WBO:コバレフ(露)
OPBF(東洋太平洋):アーロン ライ(豪/0)

やたらにロシア色が強いですね。コバレフ本人は、以前の王座時代と同様にステベンソンとの対戦を熱望しているようです。
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テテ、11秒で勝利(WBOバンタム級ほか)

2017年11月26日 00時49分38秒 | 世界ボクシング
今月18日、英国で行われた試合結果です。
WBOバンタム級戦:
王者ゾラニ テテ(南ア)TKO11秒 挑戦者シボニソ ゴニャ(ナミビア)

*試合開始早々に放ったサウスポー・スタイルからの右フック1発でゴニャをキャンバスに送ったテテ。挑戦者は完全に意識を失っていたために、レフェリーはためらう事なく即試合をストップ。テテが僅か11秒で王座の防衛に成功しています。これはもちろん、世界戦史上最速のKO決着となっています。

この試合でテテが放ったパンチはこの一発のみ。本当にあっという間に終わってしまいましたが、見事なパンチでした。4月にまずは暫定王者としてWBOバンタム級王座を獲得したテテですが、その後戦わずして正規(唯一)王者に昇格。今回が自身2階級目の王座の初防衛戦でした。


IBFスーパーフライ級戦:
王者ジェルウィン アンカハス(比)TKO6回52秒 挑戦者ジェイミー コンコラ(英)

*テテが保持していた1つ目の王座がこのIBFスーパーフライ級タイトル。現在はアンカハスが保持しています。初の欧州遠征となった比国人ですが何のその。初回、3回、4回、そして最終回となった6回にそれぞれダウンを奪う圧勝劇を演じ、1月に獲得した王座の2度目の防衛に成功しています。
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今週末の試合予定

2017年11月25日 00時53分13秒 | 世界ボクシング
2017年11月最終週末の試合予定です。

25日 土曜日
ドイツ
WBAヘビー級王座決定戦(レギュラー王座):
アレクサンデル ウスティノフ(露)対 マヌエル チャー(独)

米国・ニューヨーク州
WBOライトヘビー級王座決定戦:
セルゲイ コバレフ(露)対 ビャチェスラフ ジャブランスキー(ウクライナ)


12月1日 金曜日
後楽園ホール
日本フェザー級戦:
王者坂 晃典(仲里)対 挑戦者大橋 健典(角海老宝石)
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来年の試合、続々決定中(色々:11‐24‐17)

2017年11月24日 01時11分52秒 | 世界ボクシング
最近(2017年11月24日ごろ)のニュースです。

1)以前から実現が確実視されていたWBOウェルター級王者ジェフ ホーン(豪)のタイトル初防衛戦、対ゲリー コーコラン(豪)戦が来月13日、豪州のブリスベンで行われることが正式に発表されています。

2)その2日後の15日、WBAミニマム級王者ノックアウト CP フレッシュマート(タイ)がトート ランデロ(比)を相手に保持する王座の8度目の防衛戦を行います。

3)アイザック ドビ(ガーナ)とセサール フアレス(メキシコ)によるWBOスーパーバンタム級の暫定王座決定戦が1月6日、アフリカのガーナで行われます。現在のところこの試合が2018年初の世界戦となります。

4)今年の5月に敵地のど真ん中で堂々とIBFウェルター級王座を獲得しているエロール スペンス(米)。来年の1月20日にレイモント ピーターソン(米)を迎え保持する王座の初防衛戦を行います。ピーターソンはスーパーライト級に続いて、ウェルター級でも世界王座を獲得している実力者。このスペンス戦実現のために、WBAウェルター級王座を返上しています。しかし、ピーターソンが善戦するところまでは予想出来るのですが、スペンスの絶対的有利には変わりないでしょうね。

5)WBAスーパーミドル級のスーパー王者ジョージ グローブス(英)が来年2月17日、同国人のライバルでマイナー団体IBO王座保持者のクリス ユーバンクを迎え、保持する王座の2度目の防衛戦を行います。試合はもちろん、試合前の舌戦もかなり激しいものになるのではないでしょうか。

6)グローブスの防衛戦の2週間前の2月3日に防衛戦を予定しているWBOスーパーミドル級王者のヒルベルト ラミレス(メキシコ)。3度目の防衛戦の相手が、ガーナのハビブ アハメドに決定したようです。
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田口、IBF王者と王座統一戦へ(2団体ライトフライ級王座統一戦ほか)

2017年11月23日 01時52分53秒 | 世界ボクシング
12月31日、大田区総合体育館で予定される試合です。
2団体ライトフライ級王座統一戦:
WBA王者田口 良一(ワタナベ)対 IBF王者ミラン メリンド(比)

IBFミニマム級戦:
王者京口 紘人(ワタナベ)対 挑戦者カルロス ブイトラゴ(ニカラグア)

*当初、田口はWBO同級王者田中 恒成(畑中)との王座統一戦を希望していました。しかしその一戦は田中の怪我のため、現在のところは消滅。そして田口、京口の先輩である内山 高志が現役から引退したため、「今年は大晦日のワタナベ勢による世界戦はないだろうな~」と思っていましたが、どうしてどうして。田口が5月に八重樫 東(大橋)に速攻勝利を収めた実力者メリンダとの王座統一戦に臨むことが発表されてしまいました!

正直このカード実現には驚きました。特にメリンドが9月に対戦したヘッキー ブドラー(南ア)との再戦を行うようIBFから指示されていただけに、全く予想していませんでした。一日早いお年玉というのは、まさにこういう事をいうのでしょうね。

また京口も、自身のキャリアを大きく上回る苦労人ブイトラゴとの初防衛戦を決行。両試合とも好試合が期待できそうです。ちなみに私(Corleone)はワタナベ・コンビの勝利を予想します。
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久田、横綱ボクシングで防衛(日本ライトフライ級)

2017年11月22日 23時39分28秒 | 日本ボクシング
先週17日、エディオンアリーナ大阪で行われた試合結果です。
日本ライトフライ級戦:
王者久田 哲也(ハラダ)KO4回2分58秒 挑戦者上久保 タケル(井岡弘樹)

*今年の4月に、10年以上のキャリア、実に39戦目にして初の王座挑戦試合で王座奪取を果たした久田。今回の2度目の防衛戦には、自身より一回り若い21歳の上久保を迎えて行いました。

王者としての余裕からか、序盤戦は挑戦者に手を出させる形でスタートした久田。しかし4回にピッチを上げると、あっさりと試合を終わらせてしまいました。その回の終盤戦に左フックでダウンを奪うと、上久保は試合継続することが出来ず。横綱ボクシングというべきでしょうか、王者が貫録を見せつけ王座の防衛に成功しました。

来春に予定されるチャンピオンカーニバルでの勝利後、その上の王座を目指す久田。苦労人がどこまで昇っていけるか。注目です。
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井上、ケンシロウが揃い踏み(WBOスーパーフライ級ほか)

2017年11月21日 10時10分44秒 | 世界ボクシング
12月30日、横浜文化体育館で予定される試合です。
WBOスーパーフライ級戦:
王者井上 尚弥(大橋)対 挑戦者ヨアン ボワイヨ(仏)

WBCライトフライ級戦:
王者拳 四郎(BMB)対 挑戦者ヒルベルト べトロサ(パナマ)

OPBF(東洋太平洋)フェザー級戦:
王者清水 聡(大橋)対 挑戦者エドワード マシント(比)

*井上の防衛戦がこの日に行われることは予想されていましたが、まさかケンシロウと清水も登場とは。清水は先月頭に王座を獲得したばかりで、ケンシロウの最新試合は先月の20日。そう、僅か1ヵ月前の事です。まあ、こうやって頻繁に試合を行うということは、試合間隔が開くよりはよほどいいことです。3王者のKO/TKO防衛に期待しましょう。
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