DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

左ボディ一閃!デービスがガルシアをKO!(スーパーライト級ほか)

2023年04月30日 05時24分56秒 | 世界ボクシング

今月22日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
スーパーライト級戦(12回戦):
WBAライト級レギュラー王者ジャルボンテ デービス(米)KO7回1分44秒 元WBCライト級暫定王者ライアン ガルシア(米)

*無冠戦ながらも、28戦全勝(26KO)のデービスと、23戦全勝(19KO)のガルシアが拳を交えた世界中が注目した大一番。試合は期待を裏切らない緊迫した好試合でした。

2回にガルシアがダウンを喫したものの、一進一退の攻防が続いたライバル対決。7回中盤に、デービスの左ボディー炸裂後、数秒後にガルシアが膝をつく形でダウン。そのままテンカウント内に立ち上がることが出来ず試合は終わっています。

ライバル戦を制し、全勝記録を29(27KO)に伸ばしたデービス。リング外で問題を起こしすぎているため今後のキャリアが不透明ですが、近い将来に次の試合が行われることに期待しましょう。

今回の一戦はライト級を若干上回る契約体重で行われましたが、デービス、ガルシアが主戦場としている2023年4月30日時点でのライト級の王者たちを確認しておきます。

WBA(スーパー):デビン ヘイニー(米/防衛回数1)
WBA(レギュラー):ジャルボンテ デービス(米/4)
WBC:デビン ヘイニー(米/6)
IBF:デビン ヘイニー(米/1)
WBO:デビン ヘイニー(米/1)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位
日本:宇津木 秀(ワタナベ/2)

 

WBAスーパーミドル級戦(レギュラー王座):
王者デビット モレル(キューバ)TKO初回2分22秒 挑戦者ヤマグチ ファルカン(ブラジル)

*当初、注目株のセナ アグべコ(ガーナ)との防衛戦を予定していたモレル。しかしアグべコが試合地となった米国ネバダ州のライセンスが取得出来なかったため、試合直前に2012年ロンドン五輪の銀メダリストファルカンと対戦する事となったモレル。しかし代役をものともせず、あっという間にスタンディング・カウントを含め2度のダウンを奪い勝利。初のラスベガスのリングで強烈なデモンストレーションに成功しています。

昨年11月に対戦したアイドス イェルボスヌイ(カザフスタン)が試合後、睡状態に陥いるというアクシデントに見舞われまれたモレル。その後イェルボスヌイが無事に回復した事もあり、今回の試合では何ら悪影響は見られませんでした。同級の4つのベルトを保持しているサウル アルバレス(メキシコ)のキャリアの終焉が確実に近づいているだけに、今後のモレルの活躍に否が応でも期待が集まってくるでしょう。

今年でロンドン五輪から13年経ちます。先月末に金メダリストの村田 諒太(帝拳)が引退を表明し、村田に敗れ銀メダリストとなったファルカンが、やっと世界挑戦にこぎ着けたと思ったら142秒で敗北。これも時代の流れと言うのでしょうかね。

下記はモレルを含めた、2023年4月30日現在のスーパーミドル級王者たちとなります。

WBA(スーパー):サウル アルバレス(メキシコ/防衛回数5)
WBA(レギュラー):デビット モレル(キューバ
/5)
WBC:サウル アルバレス(メキシコ/4)
WBC(暫定):デビット べナビデス(米/1)
IBF:サウル アルバレス(メキシコ/1)
WBO:サウル アルバレス(メキシコ/2)
WBO(暫定):ジョン ライダー(英/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:空位

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今週末の試合予定

2023年04月29日 05時40分21秒 | 世界ボクシング

2023年4月最終週末の主な試合予定です(2023年4月29日から5月5日まで)。

*この期間、欧州を中心にそれなりの数の興行が予定されていますが、大規模なものは行われないようです。

4団体統一スーパーミドル級王者サウル アルバレス(メキシコ)対WBO暫定王者ジョン ライダー(英)が一週間後に迫っていますが、この試合に関する情報がほとんど聞かれないというのも、中々興味深いものですね。

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あの試合から30年(WBCフェザー級:1993年4月28日)

2023年04月28日 05時58分15秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の1993年4月28日、アイルランドの首都ダブリンで行われた試合結果です。
WBCフェザー級戦:
挑戦者グレゴリオ バルガス(米)TKO7回2分27秒 王者ポール ホドキンソン(英)

*この試合がWOWOWで放送されたのは、7月下旬に大阪で2階級下のWBCバンタム級暫定王座決定戦が行われた前後。また当時、WBAフェザー級には、タイトルの7連続防衛に成功していた朴 永均(韓国)という実力者が君臨していました。試合を見た直後の率直な感想として、新王者となったバルガスは、「とても対抗王者の朴や、バンタム級戦に出場した辰吉 丈一郎(大阪帝拳)、ビクトル ラバナレス(メキシコ)が敵う選手ではないな」と思いました。ホドキンソン戦でのバルガスは、それだけレベルの高い選手でした。

(アイルランドのダブリンで好試合を演じたバルガスとホドキンソン)/ Photo: Youtube x 2

当時のバルガスはまだまだ22歳でしたが、すでに5年のプロキャリアを持っていました。層の厚いメキシコ国内タイトルの7度の防衛に成功し、若年ながらも完成度の高いボクシングを披露してくれました。ホドキンソンも欧州の強豪選手たちと拳を交えながら実力を蓄え、2度目の世界挑戦でバルガスの同胞マルコス ビジャサナから王座奪取に成功した本格派のボクサーでした。

そんな実力者を相手にバルガスは、発達した上半身から左ジャブと左ボディーを起点としたコンビネーションで、攻撃的なボクシングを展開するホドキンソンに対抗していきました。

一進一退の攻防が続いたこの試合。試合は中盤の7回、バルガスが一気にストップに持っていきます。上下左右の多彩のパンチから、最後は左ジャブでダウンを奪ったバルガス。試合再開後に再び連打からダウンを奪います。そこでホドキンソン陣営は躊躇することなく試合のストップを要請し試合終了。バルガスが見事なボクシングで緑のベルトをメキシコに持ち帰ることに成功しています。

パンチの角度といい、そのフォームといい素晴らしいボクシングを披露したバルガス。そのボクシングから、私(Corleone)は辰吉がラバナレスとの大激戦を制した以上の衝撃を受けました。そして今後(1993年以降)、どれだけの選手になっていくのだろうと大きな期待を寄せていました。その後、バルガスがどれだけの活躍をしたかはさておき、彼は今でのお気に入りのボクサーの一人です。

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チュー2世の弟、プロ6戦目が決定(スーパーウェルター級)

2023年04月27日 05時32分37秒 | 世界ボクシング

5月24日、豪州で予定される試合です。
スーパーウェルター級戦(6回戦):
ニキタ チュー(豪)対 ベンジャミン ボンバー(豪)

元統一スーパーライト級王者コンスタンチン チュー(露/豪)の次男坊で、3月に暫定ながらもWBOのスーパーウェルター級王座を獲得したティム チュー(豪)の実弟ニキタ(Nikita)が来月24日、プロ6戦目の実戦に臨みます。兄ティムと同じくスーパーウェルター級を主戦場とするニキタは昨年3月に初陣を飾り、その後勝ち星を重ねていき現在5連勝中(4KO)と順調にプロの水に慣れていっています。

今回チューが対戦するボンバーは、偶然にもニキタと全く同じ戦績の持ち主です。この試合の勝者が次のレベルに上がることになるでしょう。

なお、ニキタの実兄ティムの次戦は決まっていませんが、6月にWBO内での王座統一戦ではなく、暫定王座の防衛戦を行うという話があるようです。

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あの試合から30年(WBAジュニアライト級)

2023年04月26日 05時50分08秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の1993年4月26日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
WBAジュニアライト級戦(現スーパーフェザー級):
王者ヘナロ エルナンデス(米/帝拳)負傷引き分け初回28秒 挑戦者ラウル ペレス(メキシコ)

*1990年代を代表する技師の一人だったヘナロ エルナンデス(米)。帝拳ジムともマネージメント契約を結び、日本のファンにもその実力が広く知られ、その人柄は多くのファンから愛されました。

その安定したボクシングで、WBAとWBCのジュニアライト級/スーパーフェザー級タイトルを獲得したヘナロの終身戦績は38勝(17KO)2敗(2KO負け)1引き分けと大変立派なもの。2つの敗北はオスカー デラホーヤ(米)とフロイド メイウェザー(米)というボクシング史に残る名選手たちに喫したもの。そして唯一の引き分けがこのペレスとの第一戦でした。

    

(僅か28秒で痛み分けという消化不良の試合を演じたヘナロとペレス)/ Photo: eBay + World Boxing Forum

互いに数発の左ジャブを放った直後、両者の頭がゴッツンコ。ペレスは左オデコを大きく負傷してしまい、試合はそこで終了。両者にとり残念な終わり方となってしまいました。

ヘナロと拳を交えた1993年、ペレスは既に10年近くのキャリアを積んできました。バンタム級で初の世界王座を獲得し、WBCタイトルを7度の防衛に成功。1991年2月に、辰吉 丈一郎(大阪帝拳)にタイトルを奪われたグレグ リチャードソン(米)に王座を奪われたペレスでしたが、その年の10月にはWBAスーパーバンタム級王座を獲得し2階級制覇達成。しかし翌年3月には日本でもお馴染みのウィルフレド バスケス(プエルトリコ)の強打の餌食となり陥落。今回のヘルナンデスとの一戦に3階級制覇を賭けていました。

驚くことにバンタム級上がりのペレスは体格でヘナロに劣ることなく、身長では王者と同じ178センチ。リーチでは183センチのヘナロのそれを上回っていました。バンタム級時代、減量にはかなり悩まされたのではないでしょうか。

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重岡兄弟、暫定ながらも兄弟同時に世界制覇(世界ミニマム級x2)

2023年04月25日 05時45分36秒 | 世界ボクシング

今月16日、東京都代々木第2体育館で行われた試合結果です。
WBCミニマム級戦(暫定王座決定戦):
重岡 優大(ワタナベ)KO7回25秒 元WBO王者ウィルフレド メンデス(プエルトリコ)

*試合直前に、正規王座挑戦から暫定王座決定戦への出場と「格下げ試合」に出場する事になった優大。序盤戦は力みの見られた優大と、手数の少ない元世界王者というどちらかというと噛み合わない試合展開となりました。

5回、ペースアップを図った優大は、サウスポー(左構え)からの左でダウンを奪う事に成功。そして7回、優大は再び左をボディーに持っていきダウンを追加。そのままKO勝利を収めています。ダウンを奪った際、舌を出すなど相手を挑発するような行為は止めて貰いたいものです。重岡兄弟が所属するワタナベジムからは、礼儀正しい選手たちが輩出されていたという印象があります。この兄弟は同ジムの雰囲気にあっていないような気がします。

IBFミニマム級戦(暫定王座決定戦):
重岡 銀次郎(ワタナベ)KO9回2分55秒 レネ マーク クアルト(比)

*去る1月、レフィリーの不手際で世界初挑戦を不本意な無効試合という結果を残してしまった銀次郎。昨年7月に、宿敵ダニエル バジャダレス(メキシコ)に王座を奪われているクアルトを見事な左ボディーでKO。不必要な「暫定」という2文字が邪魔ですが、世界のベルトを腰に巻くことに成功しました。

しかしこの日の銀次郎、妙に体が硬かったのが気がかりです。ただ軽量級離れしたその強打からは魅力感じてしまいます。まずは豪快にパジャダレスを仕留めてほしいですね。

 

下記は2023年4月25日現在のミニマム王者たちの顔ぶれとなります。

WBA(スーパー):ノックアウト CP フレッシュマート(タイ/防衛回数15)
WBA(レギュラー):エリック ロサ(ドミニカ/1)
WBC:パヤン プラダブスリ(タイ/3)
WBC(暫定):重岡 優大(ワタナベ/0)
IBF:ダニエル バジャダレス(メキシコ/1)
IBF(暫定):重岡 銀次郎(ワタナベ/0)
WBO:メルビン ジェルサェム(比/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:小林 豪己(真正/0)
日本:空位

*8月11日にも次戦が予定される重岡兄弟。是が非でもパヤン、バジャダレスとの各団体内での王座統一戦を実現してほしいものです。

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松本、実父と同じベルトを獲得(日本フェザー級)

2023年04月24日 05時45分36秒 | 日本ボクシング

先週18日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本フェザー級戦(王座決定戦):
松本 圭佑(大橋)判定3対0(99-91x2、98-92)佐川 遼(三迫)

*プロデビュー時から、将来のモンスター候補として注目を集めていた松本。持ち前のスピードと技術で元王者を圧倒し、1990年代の活躍した実父好二氏が、3度獲得した王座の獲得に成功しています。

試合後、「採点以上に競った内容で苦しい試合だった」とする新王者。しかし現在も世界ランキングに名を連ねる佐川に快勝した事は疑いない事実。今後の更なる飛躍が期待されます。

将来性のある選手が日本王座に就いたフェザー級戦線。2023年4月24日現在の同級のタイトル保持者たちは下記のようになります。

WBA:マウリシオ ララ(メキシコ/防衛回数0)
WBC:レイ バルガス(メキシコ/0)
WBC(暫定):ブランドン フィゲロア(米/0)
IBF
:ルイス アルベルト ロペス(メキシコ/0)
WBO:ロベイシー ラミレス(キューバ/0)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:阿部 麗也(KG大和/1)
日本:松本 圭佑(大橋/0)

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師走大決戦!?(色々:04‐23‐23)

2023年04月23日 05時21分18秒 | 世界ボクシング

最近(2023年4月23日ごろ)のニュースです。

1)今年の師走にサウジアラビアで大きな興行が開催される可能性があるようです。その興行には2つのヘビー級戦が組み込まれる予定で、一つはオレクサンデル ウシク(ウクライナ)とタイソン フューリー(英)による4団体統一ヘビー級戦。もう一つのウシクとフューリーに敗れた者同士による一戦、アンソニー ジョシュア(英)とディオンティー ワイルダー(米)による戦い。どちらも非常に楽しみなカードですが、果たして実現するのでしょうか?

2)先月末25日に保持するWBOクルーザー級王座を防衛したばかりのローレンス オコリー(英)。来月末27日に早くも次の防衛戦を予定しています。今回オコリーに挑戦するのは、同国人クリス ビラム スミス。オコリーにとりスミスとの一戦は4度目の防衛戦となります。

3)WBCフライ級王者フリオ セサール マルティネス(メキシコ)が来週末となる5月6日、ロナル バティスタ(パナマ)を相手に防衛戦を行う予定です。

4)本来なら昨年師走に、同暫定タイトル保持者のマクウィリアムス アローヨ(プエルトリコ)との再戦に臨む予定だったマルティネス。しかしその一戦は中止に。確かアローヨとマルティネスの再戦はこれまでに幾度も計画されてきましたが(6度だったかな?)、その度に無期延期となってきました。現在までにアローヨの王座が剥奪されたという情報は入っていません。

5)来月13日に予定されていたWBAスーパーライト級王者アルベルト プエジョ(ドミニカ)の防衛戦、対元WBAライト級暫定王者ローランド ロメロ(米)の一戦は、プエジョが薬物検査に引っ掛かり中止に。プエジョの王座は剥奪され、ロメロは同日にイスマエル バロッソ(ベネズエラ)との王座決定戦を行う事になりました。

6)本来なら今週末29日に米国テキサス州で予定されていたWBAウェルター級戦、レギュラー王者エイマンタス スタニオリス(リトアニア)と挑戦者バージル オルティス(米)の一戦。オルティスの横紋筋融解症という持病が再発したためキャンセルとなっていました。どうやらこの一戦は7月8日を目途に再スケジュールされるようです。

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今週末の試合予定

2023年04月22日 05時10分07秒 | 世界ボクシング

2023年4月第四週末の主な試合予定です(2023年4月22日から28日まで)。

22日 土曜日
ポーランド
WBCブリッジャー級戦(王座決定戦):
アレン バビッチ(クロアチア)対 ルカス ロザンスキ(ポーランド)

*この一戦、BoxRecでは「12回戦」とのみ表示されています。

英国
IBFスーパーフェザー級戦:
王者シャフカッツ ラヒモフ(タジキスタン)対 挑戦者ジョー コルディナ(英)

米国ネバダ州
スーパーライト級戦(12回戦):
WBAライト級レギュラー王者ジャルボンテ デービス(米)対 ライアン ガルシア(米)

WBAスーパーミドル級戦(レギュラー王座):
王者デビット モレル(キューバ)対 挑戦者ヤマグチ ファルカン(ブラジル)

 

23日 日曜日
大阪府堺市産業振興センター
日本ライトフライ級戦(王座決定戦):
冨田 大樹(ミツキ)対 大内 淳雅(姫路木下)

*この試合は中止となっています。

 

26日 水曜日
後楽園ホール
日本ライト級戦:
王者鈴木 雅弘(角海老宝石)対 挑戦者仲里 周磨(オキナワ)

日本ウェルター級戦(王座決定戦):
重田 裕紀(ワタナベ)対 坂井 祥紀(横浜光)

日本スーパーライト級戦(王座決定戦):
アオキ クリスチャーノ(角海老宝石)対 藤田 炎村(三迫)

日本ミニマム級戦(王座決定戦):
高田 勇仁(ライオンズ)対 長谷部 守里(三迫)

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岩佐、韓国の地で敗北、引退へ、等など(色々:04‐21‐23)

2023年04月21日 05時43分31秒 | 世界ボクシング

最近(2023年4月21日ごろ)のニュースです。

1)これまでに暫定を含め、2度IBFスーパーバンタム級王座を獲得してきた岩佐 亮佑(セレス)。先週末15日に韓国のリングでジャフェスリー ラミド(米)とフェザー級の8回戦で対戦しますが大差の判定負けを喫してしまいました。この試合が11戦目で、8回戦以上の経験がないラミドでしたが、元世界王者を相手に見事のボクシングを披露。今後この23歳の若者の活躍に期待が寄せられます。岩佐は試合後に引退を表明しています。

2)岩佐の終身戦績は28勝(18KO)5敗(3KO負け)。2度世界のベルトを腰に巻きましたが、岩佐のキャリア最高の試合は、2011年3月に行なった日本バンタム級戦、後のWBCバンタム級王者山中 慎介(帝拳=引退)との一戦ではなかったでしょうか。この試合では、残念ながら最終回TKO負けを喫してしまい、偉大なる敗者となってしまった岩佐。しかし勝者山中同様、その後の「世界獲得」が期待できる選手として存在価値を大いに高めました。

10年前にはまだまだ、レベルの高い日本国内タイトル戦が行われていたんですね。

3)岩佐が引退試合を行った興行には、OPBF(東洋太平洋)ミドル級王者竹迫 司登(ワールドスポーツ)も登場。メイリン ヌルスルタン(カザフスタン)の持つWBOインターナショナル・ミドル級王座に挑戦しますが、8回TKO負けを喫しています。

4)これまで13戦無敗(12勝1引き分け)だった元OPBFスーパーフェザー級王者三代 大訓(横浜光)も同じ興行に出場しますが、誼 敏虎(韓国)に負傷判定負けを喫してしまいました。

誼は昨年師走に、有明コロシアムのリングでWBOアジア太平洋スーパーライト級王者アンディ 平岡(大橋)に挑戦しTKO負けを喫した選手です。平岡戦を含め、スーパーライト級やウェルター級を主戦場としてきた選手なだけに、三代陣営からすると対戦相手の選択を誤ったと見るべきでしょう。

5)先日16日、日本ミドル級王者国本 陸(六島)が大阪府住吉区民センターのリングに登場。無冠戦のリングで前韓国国内王者にTKO勝ちを収めました。

6)同日、日本ヘビー級王者但馬 ブランドン ミツロ(KWorld3)が東京都代々木第2体育館のリングでインドのナビーン ベルマと対戦。ライバルを初回2分でストップし、昨年4月のデビュー以来の連続初回KO記録を5に伸ばしています。

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