DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

デービス、リナレス、ユーバンク等など(色々:11‐30‐22)

2022年11月30日 05時12分28秒 | 世界ボクシング

最近(2022年11月30日ごろ)のニュースです。

1)来年2023年早々の1月7日、WBAライト級レギュラー王者ジャルボンテ デービス(米)が米国の首都ワシントンのリングに登場。WBAスーパーフェザー級王者エクトール ガルシア(ドミニカ)と対戦します。この試合にデービス、またはガルシアの保持する王座が賭けられるかなど、両者が12回戦として対戦する以外の詳しい情報は現在までに発表されていません。

2)かつてガルシアとデービスが保持する王座を腰に巻いていたホルヘ リナレス(ベネズエラ/帝拳)が来月11日にロシアのリングに登場します。12勝(9KO)3敗2引き分けのジョーリャ アマザリアン(アルメニア)と対戦するリナレス。今年2月にも同地で試合を行い、試合時間残り32秒の所で逆転TKO負けを喫しいます。現在2連敗中のリナレスが2020年2月以来の白星を飾ることが出来るのでしょうか。

3)本来なら10月にコナー ベン(英)と注目の英国人2世対決を行う予定だったクリス ユーバンク(英)。その試合はベンが、試合直前に薬物検査に引っかかってしまい中止となってしまいました。意気消沈のユーバンクでしたが来年1月21日に、元WBOスーパーウェルター級王者リーアム スミス(英)との新たな英国人対決に臨む事が発表されています。試合的にはこの試合の方が面白いものになるでしょう。

4)ユーバンクの従兄弟で、スーパーライト級を主戦場としているハーレムが先週25日、プロ16戦目の試合を行い、大差判定勝利を収めています。

5)今年の4月にタイソン フューリー(英)に完敗を喫している前WBCヘビー級暫定王者ディリアン ホワイト(英)。先週末26日、21戦全勝(14KO)の新鋭ジャーメイン フランクリン(米)と対戦しています。2対0(116-112x2、115-115)の判定勝利を収め、何とか再起戦を飾ることが出来ました。

6)WBA最軽量級のスーパー王者ノックアウト CP フレッシュマート(タイ)と、同暫定王者エリック ロサ(ドミニカ)によるWBA内での王座統一戦が12月17日、米国内で行われる可能性があるとの情報があります。是非実現してほしい一戦ですね。

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意見番(11‐29‐22)

2022年11月29日 05時33分48秒 | ボクシングネタ、その他雑談

*いい試合でしたね。どちらかの一方的な展開になる可能性はかなり低いと予想していたのですが、見事に外れました。次号、そしてその次も、日本国内で予定されている好試合の結果が載ることになるでしょう。

ボクシングマガジン、月一でなくてもいいので復刊しませんかね?

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一翔、王座統一が決定(2団体スーパーフライ級)

2022年11月28日 05時39分50秒 | 世界ボクシング

今年の大晦日に、東京都大田区総合体育館で予定される試合です。
2団体スーパーフライ級王座統一戦:
WBA王者ジョシュア フランコ(米)対 WBO王者井岡 一翔(志成)

*一翔にとって待ちに待ったスーパーフライ級での王座統一戦が正式発表されました。ミニマム級時代に、八重樫 東(大橋=引退)と王座統一戦を行ったのは何と10年前の2012年6月にまで遡ります。その後ライトフライ級、フライ級で世界のベルトを獲得し、短期間の一時引退を経てスーパーフライ級で世界王者に輝いたのが2019年6月。その後、何度か王座統一戦の話がありましたが結局実現せず。ようやくというか、いよいよというか、試合実現まであと一ヵ月となりました。

今回一翔と対峙するフランコは、2020年6月に王座を獲得したフランコ。これまで出場した3試合の世界戦すべてを、アンドリュー マロニー(豪)と行っています。世界王者ではありますが、18勝(8KO)1敗(1KO負け)2引き分けの戦績が示す通りの選手で、それほど怖さのある選手ではありません。一階級上のバンタム級で戦った経験もありますが、昨年6月から試合を行っていません。両者の実力とこれまでの実績を比べると、一翔が手堅く勝利/王座統一に成功すると思われますが、果たして今年の大晦日にはどんな結果が待っているのでしょうか。

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3年ぶりのグラムイリアンが手堅く勝利(WBAクルーザー級)

2022年11月27日 05時05分43秒 | 世界ボクシング

今月19日、フランスで行われた試合結果です。
WBAクルーザー級戦:
王者アルセン グラムミリアン(アルメニア/仏)判定3対0(117-111x2、116-112)挑戦者アレクセイ エゴロフ(露)

*自身がコロナウィルスに感染するなどして、実に2019年師走以来の実戦となったグラムイリアン。序盤戦は後手に回る場面もありましたが、中盤以降持ち前の手堅く、重量感溢れるボクシングを展開しライバルを突き放す事に成功。強豪を退け、無難に防衛回数を伸ばしています。

身長186センチとクルーザー級としては理想的な体格の持ち主であるグラムイリアン。地味なクラスの選手ですが、定期的に防衛戦を行い同級を盛り上げていって貰いたいものです。

2022年11月27日現在の、クルーザー級王者たちの顔ぶれは下記にようになります。

WBA:アルセン グラムイリアン(アルメニア/仏/防衛回数3)
WBC:イルンガ マカブ(コンゴ/2)
IBF:ジェイ オペタイア(豪/0)
WBO:ローレンス オコリー(英/2)
OPBF(東洋太平洋):空位
WBOアジア太平洋:カムシベク クンカバエフ(カザフスタン/0)

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今週末の試合予定

2022年11月26日 05時55分41秒 | 世界ボクシング

2022年11月最終週末の主な試合予定です(2022年11月26日から12月2日まで)。

26日 土曜日
英国
WBOスーパーミドル級戦(暫定王座決定戦):
ザック パーカー(英)対 ジョン ライダー(英)

英国(上記とは別会場)
ヘビー級戦(12回戦):
前WBC暫定王者ディリアン ホワイト(英)対 ジャーメイン フランクリン(米)

米国カリフォルニア州
WBCスーパーライト級戦(王座決定戦):
ホセ セペダ(米)対 レジス プログレイス(米)

27日 日曜日
大阪府豊中市
日本ヘビー級戦:
王者但馬 ミツロ(KWorld3)対 挑戦者ナタポン プランピマーイ(タイ)

*挑戦者のナタポンは16勝(13KO)3敗(3KO負け)の選手で、これまでヘビー級でなく一階級下のクルーザー級や、もう一つ下のライトヘビー級で戦ってきた選手です。

*今週末26日には、ボクシング不毛の地と思われる南アジアのスリランカでも試合が決行されます。しかもWBCインターナショナルや、同団体の地域王座が行われるようです。

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ムンギア、41連勝を飾る(ミドル級)

2022年11月25日 05時44分41秒 | 世界ボクシング

先週末19日、メキシコで行われた試合結果です。
ミドル級戦(10回戦):
ハイメ ムンギア(メキシコ)KO3回2分32秒 ゴンザロ コリア(亜)

*減量苦からそれまで保持していたWBOスーパーウェルター級王座を返上し、2020年1月からミドル級で戦っているムンギア。今回が同級での7試合目となりました。

この試合が発表された時点からムンギアの圧勝が予想されていた戦い。試合内容、結果共にその通りになりました。意外にも、41戦目で初のサウスポー(左構え)との対戦となったムンギアでしたが、2回には右パンチで先制のダウンを奪っています。

最終回となった3回、ボディー攻撃を交えた連打で2度目のダウンを奪うと、アルゼンチン人はテンカウント内に立ち上がることが出来ずに試合はあっさりと終了。ムンギアが2013年7月から築き上げてきた全勝記録を41(33KO)に伸ばすと同時に、来年2023年での世界2階級制覇に向け、無事に最終調整を終えています。

先日21日にもお届けしたばかりですが、2022年11月25日現在の、ムンギアが現在主戦場としているミドル級王者たちを確認しておきましょう。

WBA(スーパー):ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/防衛回数0)
WBA(レギュラー):エリスランディ ララ(キューバ
/1)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
WBC(暫定):カルロス アダメス(ドミニカ/0)
IBF:ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/2)
WBO:ジャニベック アリムカヌウェ(カザフスタン/1)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:能嶋 宏弥(薬師寺/0)
日本:国本 陸(六島/0)

*WBOは王者ジャニベック アリムカヌウェ(カザフスタン)と、指名挑戦者となるムンギアとの対戦を指示しているようですが、両陣営とも現在の段階で試合開催の意向はあまりなさそうです。ムンギアにとり、アリムカヌウェより、同胞の大先輩であるゲナディー ゴロフキンへの挑戦の方が、まだまだ魅力的のようです。

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回復に向かっているようです(色々:11‐24‐22)

2022年11月24日 05時45分32秒 | 世界ボクシング

最近(2022年11月24日ごろ)のニュースです。

1)今月5日にデビット モレル(キューバ)が保持するWBAスーパーミドル級王座に挑戦するも、最終回TKO負けを喫したアイドス イェルボスヌイ(カザフスタン)。試合後、昏睡状態に陥っていました。しかし先週後半に入り、意識を取り戻したといううれしいニュースが入っています。詳しい情報は分かりませんが、会話や少しの歩行も可能だそうです。この調子で全快に向かっていってほしいですね。 

2)最近手首の手術を行った4団体統一スーパーミドル級王者のサウル アルバレス(メキシコ)。怪我の具合は順調な回復傾向にあるようです。来年2023年には5月と9月に試合を行いたいとの意向を示しているカネロ(アルバレスのニックネーム。スペイン語でシナモンという意味で、彼の赤茶の髪の毛の色を指しています)。5月には、今週末に行われるWBO暫定王者決定戦、ザック パーカー(英)とジョン ライダー(英)戦の勝者と。そして9月には、今年の5月に苦杯を喫しているWBAライトヘビー級王者ドミトリー ビボル(キルギスタン/露)との再戦を、スーパーミドル級で決行したいそうです。

3)来月10日に予定されていた注目のスーパーライト級戦、元3団体ライト級王者テオフィモ ロペス(米)対元IBFスーパーフェザー、WBOライト級王者ホセ ペドラサ(プエルトリコ)の一番は、ペドラサがコロナウィルスに感染したために中止に。代わってロペスは、昨年10月にマイキー ガルシア(米)に引導を渡したサンドル マルティン(スペイン)と対戦します。「ロペス対ペドラサ」戦も見たかったですが、この新たなカードも中々の組み合わせですね。

4)IBFはヘビー級王者オレクサンデル ウシク(ウクライナ)に対し、指名挑戦者フィリップ フルゴビッチ(クロアチア)との防衛戦を行うよう指示を出しました。

5)日本ヘビー級王者但馬 ミツロ(KWorld3)が今度の日曜ににあたる27日、大阪府豊中市のリングに登場。タイのナタポン プランピマーイを相手に、8月に獲得した王座の初防衛戦を行います。日本王座はヘビー級に限り、東洋太平洋圏の選手の出場も可能になったようです。選手自体がほとんどいない日本ヘビー級なだけに、この処置は妥当、そしてありがたいものですね。

6)4年半前の2018年4月に、体重超過の大失態を演じ、WBCフライ級王座を自ら手で失ってしまった比嘉 大吾(志成)。その後階級を上げるも、中々波に乗れない状態が続いています。この比嘉が今月15日、後楽園ホールのリングでタフなタイ人ソンセン ポーヤムと対戦し、大差の判定勝利を収めています。

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あの試合から30年(ライト級)

2022年11月23日 05時15分37秒 | ボクシングネタ、その他雑談

今から30年前の1992年11月23日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
ライト級戦(6回戦):
バルセロナ五輪ライト級金メダリスト オスカー デラホーヤ(米)TKO初回1分42秒 ラマー ウィリアムス
(米)

*この年の夏季五輪で米国唯一の金メダリストとなったデラホーヤが、100万ドル(一億円強)の契約でプロデビューを果たしています。対戦相手のウィリアムスは、5勝(1KO)1敗1引き分けの、金の卵には手ごろな相手。試合前からビビっていた相手に、あっさりとプロでの初陣を飾っています。終身戦績が11勝(3KO)5敗(1KO負け)2引き分けで、8回戦以上戦うことがなかった選手が、下手な世界戦より注目を浴びた一戦で硬くなるなというのが無理というものでしょうが。

(試合開始のゴングを待つ、プロデビュー戦のデラホーヤ。)

この試合後、毎月のように試合を行っていったデラホーヤですが、最初の一年半は名前が先行するひ弱な選手に映りました。しかし振り返ってみると、一戦ごとに確実に強くなっていきました。彼の努力もあるでしょうが、ボブ アラム氏率いるトップランク社は、後の6階級制覇王者を上手く育てたなと改めて思います。デラホーヤも2ヶ月半後には50歳になります。50歳と言えば、この試合から12年後にデラホーヤと対戦し、初のKO負けを与えたバーナード ホプキンス(米)は50歳まで戦っていましたね。

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優大、2つ目の王座を獲得(日本ミニマム級ほか)

2022年11月22日 05時04分47秒 | 日本ボクシング

先週17日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ミニマム級戦(王座決定戦):
重岡 優大(ワタナベ)KO3回1分20秒 仲島 辰郎(平仲)

*1月に世界挑戦が決まっている銀次郎の実兄が、今回が3試合連続で同王座戦に出場となった仲島に初回からダウンを奪うなどして圧勝。WBOの地域王座に続いて自身2つ目の王座獲得に成功しています。来年の今頃には、重岡兄弟が揃って世界王座に君臨しているかもしれませんね。

下記は2022年11月22日時点の最軽量級王者たちの顔ぶれです。

WBA(スーパー):ノックアウト CP フレッシュマート(タイ/防衛回数15)
WBA(レギュラー):エリック ロサ(ドミニカ/1)
WBC:パヤン プラダブスリ(タイ/3)
IBF:ダニエル バジャダレス(メキシコ/0)
WBO:谷口 将隆(ワタナベ/1)
OPBF(東洋太平洋):メルビン ジェルサレム(比/0)
WBOアジア太平洋:空位
日本:重岡 優大(ワタナベ/0)

 

日本ライト級戦:
王者宇津木 秀(ワタナベ)TKO3回2分48秒 挑戦者ジロリアン 陸(フラッシュ赤羽)

*今年の2月にプロ10戦目で同王座を獲得している宇津木。ボディー攻撃を軸にジロリアンを攻めていき、3回に2度ダウンを奪い一気に試合を終わらせています。2度目の防衛に成功すると共に、全勝記録を12(10KO)に伸ばした宇津木。その80パーセント以上のKO率は今後の活躍に大きな期待が持てそうです。

ライト級の、2022年11月22日現在の王者たちの顔ぶれも確認しておきましょう。

WBA(スーパー):デビン ヘイニー(米/防衛回数1)
WBA(レギュラー):ジャルボンテ デービス(米/3)
WBC:デビン ヘイニー(米/6)
IBF:デビン ヘイニー(米/1)
WBO:デビン ヘイニー(米/1)
OPBF(東洋太平洋):吉野 修一郎(三迫/2)
WBOアジア太平洋:吉野 修一郎(三迫/3)
日本:宇津木 秀(ワタナベ/2)

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アリムハヌリ、粘るベントレーに判定勝利(WBOミドル級)

2022年11月21日 05時57分51秒 | 世界ボクシング

今月12日、米国ネバダ州で行われた試合結果です。
WBOミドル級戦:
王者ジャニベック アリムハヌリ(カザフスタン)判定3対0(118-110、116-112x2)挑戦者デンゼル ベントレー(英)

*今年の5月に暫定王座を獲得し、その後戦わずして正規王者に認定されたアリムハヌリ。今回の初防衛戦は、指名挑戦者のベントレーを迎えることになりました。

試合は36分間を通し、おおむね王者がペースを支配する形に。しかし英国人が異様な粘りとタフネスを見せ、ストップはおろかダウンすらも拒み続けました。最終回にベントレーを何度もグラつかせたアリムハヌリでしたが、結局は試合終了のゴングを聞く形に。アリムハヌリが初めて12回戦を戦い抜くことになりましたが、明白な判定勝利を収め初防衛に成功しています。

アリムハヌリは現状でも中々の好選手ですが、同胞、そして同級の大先輩であるゲナディー ゴロフキンの後継者として認められるには、まだまだ時間がかかりそうです。

2022年11月21日現在の、ミドル級王者は下記のようになります。

WBA(スーパー):ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/防衛回数0)
WBA(レギュラー):エリスランディ ララ(キューバ
/1)
WBC:ジャモール チャーロ(米/4)
WBC(暫定):カルロス アダメス(ドミニカ/0)
IBF:ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン/2)
WBO:ジャニベック アリムカヌウェ(カザフスタン/1)
OPBF(東洋太平洋):竹迫 司登(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:能嶋 宏弥(薬師寺/0)
日本:国本 陸(六島/0)

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