Kayaとののんびり生活 どいちゅらんど 

人生の半分ちかくになったドイツ生活のブログです。

お気に入りのメルテン工房のもの。 ~飾りランタンを持つ煙り出し人形~

2019-10-26 | お気に入り エルツ山地のもの

すっかり秋になったドイツです。
クリスマスのデコレーションをするのにはまだ早いし・・・
ってことで、いつも飾っていた煙突掃除屋さんの煙り出し人形から
暖かそうなマントと耳当てをしている、
飾りランタンをもつ煙り出し人形に変えました。


今年の春にクラウス・メルテン工房からやってきたものです。
昔ながらの、Brotteigで作られたもの。Brottteigについての記事は
メルテン工房にたくさんある、煙り出し人形のモチーフの中から
私が決まって選ぶのは、普段も飾れるものでザイフェンの村の生活と繋がりのあるものです。

今回は、ランタンのものが欲しいなって思っていたいたのですが、
まさかBrotteigのものが手に入るとは!電池でちゃんとライトも付くとっても細かい作りになっています。

ランタン4面のモチーフはとっても細かく丁寧に作られています。

鉱夫



天使



ピラミッドをつくる職人



ろくろ職人

すべてザイフェンとかかわりの深いモチーフです。
写真ではわかりませんが、くわえているパイプにはいつも同じ赤い花柄が。
今度、どんな意味があるのか聞いてみたいです。

おもちゃ博物館の資料によると・・・

ザイフェンでは、昔からクリスマス前のミサに行くときなどに、
綺麗に装飾されたランタンを持っていく習慣があったのですが、
1915年に大きな変化が訪れます。
1914年に当時ザイフェンのおもちゃ職人学校の校長だった、
Alwin Seifert教授がクリスマスイブの日に、
子どもたちがたくさんのランタンを持って教会に行くのを見かけたそうです。
市販のランタンが多い中、木で作られたランタンがひとつ目に留まり、
Otto Frohsというろくろ職人の名前がそこに書かれていました。

色々と聞いていくうちに、
昔は父親が自分の子どもの為にランタンを作っていたということがわかりました。
教授は、その後自分の学校の生徒達
にいろいろなモチーフのランタンを作る課題を出したそうです。

翌年のクリスマスの時には、聖家族・花・村の生活・動物・星などの
60ものモチーフのランタンが作られたんだとか。
その後は、型紙を家に持ち帰り自分の兄弟のためにランタンが生徒の手でつくられるようになり、
その年のクリスマスイブには、100ものランタンを持った行列ができたそうです。

1つのランタンからわずか2年で100!!!
雪の積もるザイフェンの村では、ランタン行列はとっても幻想的な風景になっただろうな・・・
今でも、ザイフェンの中心の道には、
いろいろなモチーフのランタンが付いている街灯があります。
私も、学生の頃に小さなランタンを買って、クリスマスのころに飾っていたんですが、
今回このエピソードを知ってから、ランタンへの思いが少し深まったような気がします。


こういう小さなエピソードなどを付けてもらえるメルテン工房の貴重な煙り出し人形。
これからも大切にしていきたいと思います。


しっかり仕事してくださいよ・・・。

2019-10-24 | ひとりごと

家の前は、マルクト(青空市)が出ない日は駐車場になっています。
なので、うちの車もガレージに入れないときは、その駐車場に駐車することもあります。

駐車場を利用する場合、2時間まで無料なので、
青いParkscheibeと言われるものを
車のフロントガラスの所に、到着した時間に合わせて置いておきます。

これがParkscheibe


私たち住人は、2年に一度50ユーロを払って
Einwohnerparkausweis(居住者駐車許可証)をもらうので
それを車の外から見えるところにおいておけば許可された場所なら、
駐車してもいい仕組みになっています。

それが、数か月前にParkscheibeがないので、
罰金10ユーロを払ってくださいというお手紙をもらいました。
相方君が、Bewohnerparkausweisを持っているので、
その必要はないはずと手紙を書いてその件はおしまい。(笑)

そしたら、また今日同じような内容のお手紙がやってきました。
担当した人は前回とは別の人・・・3か月のうちに2回もこんな手紙が来ているし。
おまけにその違反をしたという日に、違反してますよ。
なんていう紙切れが車に挟まれてもいなかったし。

いい加減な仕事するなよ・・・(怒)

相方君が、早速メールを書いてもう一度ちゃんと、
担当者の教育をして下さいなんて嫌味も書きました。

マルクトの日に家の前の歩道に路駐する車の取り締まりは全くせず、
ちゃんとルールを守っている人にお手紙を出すって。
本当に何とかしてほしいものです。

 

 


自分へのお土産にアンペルマン。

2019-10-20 | お気に入り

ベルリンで買ってきた自分へのお土産は・・・


アンペルマンのLEDライト。
電池なので、こうやってかざっていてもケーブルが出ないし、飾るところを選ばない。(笑)

大きなランプだと、飾るの悩むけどこれくらいならね!



東ドイツの信号機で使われていたキャラクター、アンペルマン。
今では、ベルリンの一番有名なキャラクターになっていると思う。
詳しいことは、このサイトに書かれていたりします。→

今でも商品の製造は、出来る限り旧東ドイツの地域でやっているんだとか。
最初の頃は、赤と緑っていう商品展開だったけれど、
今では可愛い色合いの商品もいろいろ出ています。

その時々によって、デザインが違うし。
今回も壁崩壊のモチーフのTシャツなどが並んでいました。


相方君(自宅用という方が正しいか。)
に買ってきた朝食用のまな板?(Frühstücksbrettchen)のデザインは可愛い。
妹にもおそろいのものを。(笑)



父親には、2つ同じスーツケースを使っているので、目印代わりに。


今回、父親に持って帰ってもらう甥っ子と姪っ子用の
クリスマスプレゼントもアンペルマンにしました。

街の名前が付いたものはあまり買わない私ですが、
アンペルマンのなら欲しいって思う。(笑)

というわけで、他に行く時間がなかったというのもあるけれど、
お土産はすべてアンペルマンになっておりました。


ベルリンの展覧会へ ~東ベルリン 半分の首都~

2019-10-17 | 東のコト・モノ

さて、私が今回ベルリンへ行った一番の理由は、
お買い物をしに行ったのではないのです。(笑)

少し前からMuseum Ephraim Palais(市立博物館 エフライム宮殿)
といわれるニコライ地区にあるところで壁の崩壊から30周年を記念して開かれている
企画展 「東ベルリン ~半分の首都~」を見に行くためでした。

開催期間が11月9日の壁崩壊の日までだったため、
この機会に行っておかないといけないということになったわけです。


ここで展示されているものは、壁が建設された60年代から89年までの、
東ベルリンの人々の日常生活。
壁博物館などの展示物とは異なる、ベルリンの分断の歴史と、
忘れ去られつつある記憶でもある、普通の生活にスポットを当てたものでした。

 


東ドイツの首都ベルリンと書かれたプレート。見慣れたプレートです。(笑)


路面電車に乗って町並みを撮影したフィルムや、通りの様子のパノラマ写真。



仕事のシフト表や、その日の社員食堂のメニュー。


Kaufhalleと呼ばれるスーパーのロゴ。
家の前にあったので、毎日見ていたロゴです。見た瞬間に思い出しました。(笑)


学校から子どもの日に遠足で行ったKulturparkのポスターも。

 


ベルリンといえば熊。
当時お土産にたくさんクマのぬいぐるみをもらったものです。




当時住んでいた通りの名前を見つけて嬉しくなったり。
(東ドイツの政治家の名前だったので、現在は当然違う名前になっています。)

そう、展示物には私が知っているドイツがありました。(笑)

中でも、そこで暮らしていた人達の思い出の品とまつわるエピソードが
展示されているものが興味深く、じっくり読んでしまいました。


来場者にあなたの東ベルリンにまつわるエピソードを聞かせてくださいと書かれたプレート。

 

見ている間ずっと気になっていたので、帰る前に展示場におられる人に
今でもエピソードの募集をされているのか聞きました。(展示が来月の9日までなので)
エピソードが公開されるかはわからないけれど、メールで書いてと言われ
あなたは同時東ベルリンにいたの?というのはなしになりました。
どう見てもアジア人の私が、
昔の東ベルリンに住んでいたのに結びつかなかったんだと思います。

1年だけれど家族で暮らしていたことを伝え、色々な当時のものが
まだ実家にあるという話しをすると、ぜひメールで連絡を取るように言われました。
どんどん記憶から忘れ去られていくことがないように
記録するっていう作業をしているんだとか。

父親が滞在している間、
ちょっとメールの文章を考えて書いてみようかと真剣に考えています。
たった一年だけれど、
本当にいい意味だけではないけれど、
私の人生に影響を与えた1年なのでちゃんと向き合いたいなって思っています。

 


ふらりとベルリンへ行ってきました。

2019-10-16 | 少し遠くへお出かけ

前に書いたように、ベルリンへの格安チケットがあったので、
飛行機で1時間と少しで日帰りで行ってきました。

一人で行こうかとも思っていたのですが、その話をした同僚も行きたいってことで
3人で行くことに。(笑)


ベルリンへ行ったら必ず行く、アンペルマンショップに今回も行けました。

 

同僚たちも日本食を食べたいというので、新しくできた日本食レストランへ。

 
とってもおしゃれで、美味しい食事でした。

私は、どうしても見たかった展覧会があったので、途中別行動。
あいにくに雨でしたが、充実した時間を過ごせました。

 

やっぱり、ベルリンで暮らしていた1年のことが思い出される時間。
あれから、37年もたっているのにあの頃の風景が思い出されます。

来年は、父親と一緒に来たいと思います。
っていうか、その前に私が一人でふらりとまた日帰り旅行に行ってそうだけれど。




台風の被害が大きくありませんように。

2019-10-11 | ひとりごと


なんか、うわさできょう ぼくの あいぼうがやってくるときいた。
それまで しっかりおひるねしておこうっと。 Kaya

 

明日日本へやってくる台風は、どうやらとっても大きいみたいなので
被害が大きくありませんように・・・。

前回の台風の時は、妹夫婦がドイツにやってきた日でした。
そして今回は父親がやってくる日が今日。

ギリギリ日本を飛んだようですが、4時間遅れのようです。
今日、こっちから飛ぶ日本行きは運休です。
明日のフライトだったら来られないところでした。
実家を出てからかなり長い時間の移動になるので、週末はゆっくりしてもらおうっと。

幸いなことに、うちから空港まで近いのが助かる。
荷物受け取りの表示をネットで確認してから家を出ると、
大体、ゲートを出てきた父親をピックアップできるんです。(笑)

週末仕事をしたら、1週間の休みなので日帰りで近くの町に行く予定です。



最近、色々と思うことがあったので。

2019-10-10 | ひとりごと

ここ最近、ずっとモヤモヤしたことがあった仕事場。
やっと、昨日上司と話す時間が持てました。

そう、ここ最近マネージャーミーティングもないこともあり、
色々なことを話せる機会が少なく。
おまけに、同僚の中でもいつも仕事をちゃんとやってくれるという人が
決まっていて、なんだかな・・・って感じで、会社の雰囲気がよくない状態でありました。

このままではやっぱりいけないと思って、
二人で話す時間を取ってもらえる様にずっと頼んでいたんです。

短い時間でしたが、ちゃんと私が思っていることを話せたので気持ちがすっきり。
こういうのってやっぱり上司に話せないと、私の中で悶々としてしまうって改めて思いました。

来週からの休暇の前に、ゆっくり話せて本当に良かった。





最近また美味しいと思うようになって。

2019-10-06 | お気に入り 食べ物

この3連休は、本当にゆっくり過ごせました。
おまけに毎日雨って感じの天気なので、部屋でぬくぬく過ごしたくなる。
うちのハイツングはもう稼働しています。

 さて、最近食べていなかったんだけれど、
このまえ洋風の煮込み料理と一緒に食べておいしかったのが雑穀米。


もうなくなってきたので、来週こっちにくる父親に頼もうかとも思っていたんですが、
近所の韓国スーパーに、大きなパックがありました。
おまけにいろいろな種類がある!

食べきれるかな?と少し不安になりながら買ってみました。(笑)

相方君はあまり好きではないのですが、
もともと白米もあまり食べないしってことで、気にせず夕食に出します。

マルクトの野菜スタンドで最近見かける、ニラ!
そう、どうやら今年はずっと栽培していたらしい・・・
ディル、パセリなどのハーブと一緒に置かれているのでよく見ないと気が付かないよ。

美味しいニラと、白菜が手に入ったので野菜たっぷりの餃子も夕食に作ることに。


家にあった野菜で、相方君が好きな酢豚も作ったので豪華な夕食になりました。
たっぷり作ったので、明日から遅番の私のおひるごはんと相方君の夕食にも十分!(笑)





 

 

 


一人でふらりと行こうかな。

2019-10-02 | 東のコト・モノ

理由もなくここ数か月、私がずっと行きたい場所

ベルリン

相方君には、あんな都会になぜ??と言われるけれど・・・

学生時代から、なんだか気分が落ち込んで元気になれないときは、
週末切符を買って日帰りでよく行っていたんです。
当時は、友人も数人ベルリンにいたので友だちと会うこともしばしば。

一人で電車に乗って帰ってきたときは、いつもより少し元気になれていたり。
理由もなく好きなんです、ベルリンが。

さすがに電車での日帰りは難しいけれど、
調べてみたら、格安飛行機だと往復70ユーロを切っている。
父親が来週に来るので、一緒に行こうと誘いましたが断られたので、
やっぱり一人で行くしかないかな・・・

たまにこういう時あるんですよね、自分とドイツとの出会いの原点に戻りたいというか。
あの国はなくなってしまったけれど、
いいところも悪いところもあったあの国の面影をたまに見たくなる時があるのです。


上)小学校の友達と家のベランダで。ザンドラは、よくうちに遊びに来てくれた友だちの一人。
西側の国出身の私の家に来てくれる友達は、そんなに多くなかったんですよね。子どもの頃はよく理由がわからなかったけれど。
いま彼女は、どうしているのかな??

下)もう一生会えないかと最後チェックポイントチャーリーまで、見送りに来てくれた
教会の友だち家族。13年後にまた再会できた時は本当にうれしかった。


本当に今の街に住んでいる時間の方がずっと長いのに、
理由もなくベルリンや東の町が恋しくなることがたまにあります。

飛行機で安くいけるのなら、気軽にこれからも日帰りで行けるな・・・
って真剣に考えている私です。

そして、明日で東西ドイツの壁崩壊30年です。
時間が経つのは、本当に本当に早いものです。