宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

稲種子生産ほの育苗巡回を行いました

2024年05月16日 11時06分11秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

令和6年5月9日に、JAみやぎ登米水稲種子採種組合の育苗巡回を行いました。

JAみやぎ登米水稲種子採種組合では、「ひとめぼれ」と「だて正夢」の種子を生産しており、毎年育苗の時期に各組合員のハウスを回って苗の生育状況や管理の状況を確認しています。

普及センターでは、苗の病害の有無、品種が間違っていないか、食用米と区別して適切に管理されているかといった点を重点的にチェックしています。

今年は育苗期間を通して最高・最低気温が平年よりもかなり高く、苗の草丈がやや長い傾向が見られましたが、問題となる病害は特になく、生育状況は概ね良好でした。5月中旬から順次田植が始まる予定です。

次回は、6月中旬に移植後の採種ほ場を確認する計画です。

普及センターでは、今後も優良種子生産について支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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枝もの用クロマツの播種作業研修会が開催されました。

2024年05月15日 09時01分00秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和6年5月10日、南三陸町において県主催による枝もの用クロマツ播種作業研修会を開催しました。
 研修会には、宮城県クロマツ研究会員12人、県関係者8人の合計20人が参加。
 南三陸町で枝もの用クロマツの生産に取り組んでいる株式会社南三陸Pine Proの後藤社長が講師となり、機械操作時の注意点や播種量について説明したのちに播種作業の実演を行いました。
 これまで、南三陸Pine Proでは手播きや電動播種機で播種していましたが、覆土の厚さにムラがあり出芽揃いに難があったことから、今年度は溝堀、播種、覆土を一工程で行えるエンジン付き播種機を利用しました。
 枝もの用クロマツは、播種の1年後に苗を抜き取り、別のほ場に定植して3年後に出荷するため、定植する苗の出来が商品に影響することから、参加した会員は播種作業を真剣に見学したほか、実際に播種機を操作して手応えを感じた後には、自分達のほ場で播種する場面を想定しながら後藤社長と情報交換を行っていました。
 県では、枝もの用クロマツ生産を拡大するため、各種の研修会等を企画していますので、興味のある方は参加してみませんか。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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大規模露地園芸アグリテック実演会が開催されました!

2024年05月14日 09時31分43秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

令和6年4月30日に大郷町の有限会社薬師農産のほ場を会場として、大規模露地園芸アグリテック実演会が開催されました。

 実演会では、ヤンマーアグリジャパン株式会社の協力のもと、エダマメ生産における全工程機械化一貫体系の実証とPRを行うため、RTKシステムを活用した耕起、播種、除草剤散布の実演が行われました。

 パワーハロー、真空播種機、トラクター積載型のブームスプレーヤーを使用した機械化播種体系と、RTKシステムの組合せによって実現された高速かつ高精度な播種作業は、スムーズかつ操縦者の負担が最小限で行えるため、参加者は大きな関心を寄せていました。

 昨年度から本格稼働したRTKシステムは、令和6年1月末現在で県内132経営体において活用されており、今後も導入の拡大が期待されます。普及センターでは、今後もアグリテックの普及拡大を支援していきます。


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みやぎ農業未来塾 就農準備塾を開催しました!

2024年05月13日 17時33分03秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和6年4月26日(金)、宮城県農業大学校の新入生14名の普及センター訪問に合わせ、「みやぎ農業未来塾 就農準備塾」を実施しました。

 普及センターの職員から、普及指導員の仕事、仙台地域の農業の概要及び新規就農者向けの支援制度についての講義を行い、学生方は真剣な面持ちで話しを聞いたり、時には職員の話に笑顔を見せたりといった様子が見られました。

 質疑応答の際には、学生方から「普及指導員の魅力や、やりがいはなにか」といった普及業務に関する質問だけでなく、「将来、独立して稲作をやりたいが大変か」、「食品加工をやりたいが、食品ロスの量はどれくらいか」、「大学への編入、卒業後も就農資金は使えるか」などのような、将来を見据えた質問もありました。

 これからも仙台農業改良普及センターでは、新規就農者の支援に取り組んでまいります。学生の皆さんが将来就農する際に、また一緒に仕事できることを期待しております!


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やもとハウス園芸組合 促成きゅうり現地検討会 開催!

2024年05月13日 14時33分00秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和6年4月23日に、やもときゅうり園芸組合の促成きゅうり現地検討会が開催されました。生産者6名のハウスを種苗会社や資材会社、JAいしのまき、普及センターで巡回し、生育状況を検討しました。

 今作は、例年通り1月下旬から2月中旬に定植され、3月上旬から中旬に出荷が始まりましたが、2月中旬から3月上旬の低温により根張りが弱く子づるの発生も抑制されたほか、一部の圃場では、褐斑病やアブラムシの発生が見られました。これまでの収量は、前年と比べやや少なめでしたが、4月以降の好天で樹勢が回復し、今後は出荷の増加が見込まれます。促成栽培は、6月末までの出荷が予定されており、今後も定期的な巡回指導により安定生産を支援していきます。

 

<連絡先>  宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班

 TEL0225-95-1435 FAX0225-95-2999


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種子大麦生産ほの第1期ほ場審査を行いました!

2024年05月13日 10時20分48秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年4月19日~30日に管内の農業法人5法人を対象に種子大麦のほ場審査を行いました。当管内では石巻市で30.4 ha、東松島市で5.8 haの種子大麦の生産が行われています。

 大麦の種子生産ほでは出穂期と糊熟期の2回ほ場の審査が行われますが、今回、1回目の審査(出穂期審査)を行いました。審査には生産者、JAいしのまき職員が立ち会い、生育状況や栽培管理状況、変種・異品種の有無、病害虫について審査をしました。昨年に続き、今年も気温が高く、平年より生育が早い傾向にあるため、赤かび防除と適期刈取に向けた準備を進めるよう指導を行っています。種子大麦の生育はおおむね良好で全ほ場が合格となりました。

 当普及センターでは、栽培指導や審査を通して優良な種子大麦の生産を支援していきます。

 

 <連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班

 TEL 0225-95-7612 FAX 0225-95-2999


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自動操舵システムを活用した労務改善効果の測定を行いました

2024年05月10日 08時50分03秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 大河原農業改良普及センターの令和6年度重点活動「中山間地域におけるスマート農業導入効果」の取組の一環として、七ヶ宿町の農事組合法人において、自動操舵システムを活用した労務改善効果の測定を行いました。

 同法人では昨年度から、七ヶ宿町が県の補助事業を活用して整備したRTK基地局を利用する自動操舵システムトラクター等を農作業で活用しています。

 今回は、代かき作業におけるトラクター運転時の身体への負担を、筋電計(N社製筋電図解析システム)を用いて測定しました。

 今後も、管内における農作業の更なる省力化や軽労化が実現されるよう、取組を進めてまいります。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

 


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農大生の普及センター訪問がありました

2024年05月09日 13時40分27秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 この春、宮城県農業大学校に入学したばかりの1年生が、出身地の農業の現状や普及センターの業務について学習する、普及センター訪問が令和6年4月26日に行われました。管内の大崎市、加美町出身の学生が来所し、学習を行いました。

 普及センターを訪問するのは2人とも初めてとのことで、職員の説明にメモを取りながら熱心に聞いていました。また、県の園芸振興に関することや、どうすれば普及指導員になれるのか等、職員からの説明に対して率直な質問が出されました。

 普及センターでは、今後も農業大学校と連携しながら、新規就農者を含め地域の担い手の確保・育成に努めていきます。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター    地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910

 


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宮城県農業大学校入校生が普及センターを訪問しました。

2024年05月09日 11時26分11秒 | ②新たな担い手の確保・育成

令和6年4月26日、宮城県農業大学校に今年度入学した石巻管内出身の1年生4名が普及センターを訪問しました。

これは、出身地域の農業の現状や普及センターの役割等を学んで、就農後の営農に役立てることを目的に実施しているものです。

 普及センター職員から、石巻地域の農業と普及センターの業務内容を説明し、県内や管内で作付けされている作目を説明すると、学生さんは石巻では恵まれた気候を活かして季節を問わず多くの品目が作付けされていることに驚きながら、熱心に話を聴いていました。

 9月から、農業の現場を直接体験できる農業体験学習を行うことになっており、将来に役立つ研修となるよう引き続き支援をしていきます。


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いちご新品種「みやぎi3号」の栽培について学びました。

2024年05月09日 10時18分50秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和6年4月18日、いちごの新品種「みやぎi3号」を試験栽培する農家が農業・園芸総合研究所を訪れ、品種の特性や栽培上の注意点等について学びました。

「みやぎi3号」は宮城県が育成した草勢が強く、大玉で多収、良食味の品種です。直売所への出荷や摘み取り園での栽培に向いており、大河原農業改良普及センター管内では、令和7年産で初めて栽培・出荷される品種です。

試験栽培を行う農家2戸は、実際に栽培されている新品種を見るのは初めてで、草姿や果実の大きさに感心しながらも、試験場の担当者に栽培上の注意点を確認していました。

 農家からは「かなり大きい品種なのでパック詰めには工夫が必要」といった意見が出されました。普及センターでは、栽培農家の生育状況等を確認し、仙南のいちごの生産振興につながるよう、支援していきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班

     TEL:0224-53-3451 FAX:0224-53-3138


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