宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

なすの暑さ対策としてビニールハウスに遮熱剤を塗布しました。

2020年06月11日 08時43分22秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年6月8日,JA古川のなす部会生産者のビニールハウスにおいて遮熱剤の塗布作業を行いました。
 近年,温暖化の影響もあり夏期の高温対策は施設なす栽培でも重要な課題となっています。なすは夏期の高温にあたると,結実せずに花が落ちてしてしまったり,強い日射や高温により実が焼けて出荷量が減少してしまいます。
 そこで暑さを軽減する技術として,なすを栽培しているビニールハウスに遮熱剤を塗布しました。この遮熱剤は植物体の光合成に利用される光は遮断せずに透過し,熱線だけを遮断するという特徴を持っており,高温を軽減することが可能で,高温が続く夏期でもなすの出荷量の増加が期待されます。
 普及センターでは,定期的に施設内気温の測定を行うことで遮熱剤の効果を見える化するとともに,生育調査も行い,遮熱剤の有無による生育への影響についても調査していきます。

 

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726  FAX:0229-23-0910

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スマート農業,新型コロナウ... | トップ | 枝物用クロマツ栽培の省力化... »
最新の画像もっと見る

安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営」カテゴリの最新記事