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細田議長会見はジャニーズ以下…

2023年10月14日 | 生活

NGメディアをハナから排除、「言論の府」のトップの気概ゼロ

日刊ゲンダイDIGITAL 2023/10/14

「どうして私がセクハラ議長などと呼ばれなければいけないのか」──。13日、細田博之衆院議長(79)が議長公邸で会見。旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)との関係や自身のセクハラ疑惑について、初めて公開の場で説明したが、当事者意識に欠ける発言のオンパレード。蚊の鳴くような声で持論を一方的にまくし立てた。

 教団関連団体の会合への出席は8回と自民党内でも突出し、韓鶴子総裁も参加した2019年の会合では「今日の盛会を安倍総理にさっそく報告したい」とあいさつ。その濃密関係を問いただされても、細田氏は「私はずっとうつ状態。なんで安倍さんが死ななければいけないのか」などとはぐらかし、問題のあいさつも「リップサービス」と説明。自身も会長を務めた清和会(現・安倍派)と教団との「長い関係は存じ上げている。(歴代会長の)安倍晋太郎先生、福田赳夫先生の流れを知っていますから、つい、その場で余計なことを申し上げた」と言い訳した。

 その流れを細田氏自身も踏襲したのかと思うが、「パーティーに呼ばれた程度。それ以上(の関係)はない」と突っぱね、「安倍(晋三元首相)さんに報告もしていなければ、実際は何もない」と強調した。

 昨年、週刊文春に報じられた女性記者や党職員へのセクハラ疑惑も「単なるうわさ話」と否定。「昨今、問題になったケースのように(被害の訴えが)何百人もいなくていい」とジャニー喜多川氏の性加害を引き合いに出し、「5人でもセクハラを受けたという人が出て初めて『#MeToo』(運動)が成立する。私のところには一件もない」と言ってのけた。

女性記者から「セクハラは上下関係があって、被害者がなかなか言い出せない」と苦言を呈されると「それは(セクハラが)あった前提。僕はない前提。あったように言われるのは、男性に対するハラスメントだ」と色をなして反論した。

 記者団が質問を求める中、細田氏は「あくまで辞任会見」と言い張り、約55分で会見を打ち切り。「言論の府」の長として説明責任を果たす気概はゼロだ。この会見、始まる前からひどかった。

日刊ゲンダイの記者も門前払い

「衆院事務局秘書課が会見の概要を発表したのは11日午後。時間は30分で撮影は冒頭のみ。参加は国会を取材する記者クラブ加盟社で各社1人ずつ。制限だらけで当初は細田氏の地元・島根発行の『山陰中央新報』の記者も参加できなかったほどです」(全国紙政治部記者)

 度が過ぎた閉鎖的な対応にクラブ加盟社も「開かれた会見」を申し入れ、質疑応答の撮影や地方紙記者の参加は許されたが、それでも出席できた記者は30人程度。日刊ゲンダイを含めたクラブ非加盟の「日本雑誌協会」所属の記者やフリーは排除だ。本紙記者は衆院議長公邸の前で衆院事務局秘書課の担当者に参加を願い出たが、「ご批判は承知していますが、今回はクラブ加盟社のみ」と丁重に断られ、文字通り門前払いだった。

 質問者の「NGリスト」どころか、「NGメディア」をハナから排除とは、引き合いに出したジャニーズの会見以下だ。大荒れ会見の最後、「(今後は)会見をするのではなく、会話をしましょう」「議長でなければざっくばらんな話もできる」と言って去った細田氏。ぜひ日刊ゲンダイともゆっくり「会話」しましょう。


紅葉まだ一部。