世界はキラキラおもちゃ箱・2

わたしはてんこ。少々自閉傾向のある詩人です。わたしの仕事は、神様が世界中に隠した、キラキラおもちゃを探すこと。

背負え

2013-01-31 05:01:35 | 詩集・試練の天使

十字架を 背負え
人類よ
もはや 言い訳のできる
年ではなくなった

なにをなしたのかを
かんがえよ
お ま え た ち は
もっとも 尊い
愛を 殺したのだ

つ ら い からと
なにもかもを
彼が わるいことにした
自分が 正しいことにした
それで すべてをやってきた

まちがいを正しいとせねば
やってしまったことが
重すぎたというか

十字架を 背負え
人類よ
いつまでも
彼の 無償の愛に
甘えるのではない

ああ そうとも
ジーザアス…
あなたは すべてをゆるす
もはやおわったことだからと
だが
わたしは 許さぬ

わたしは 試練の天使
人類よ
わたしは 決して許さぬ
おまえたちの したことを

十字架を 背負え
人類よ
十字架を
おまえたちの 十字架を

せ お え



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こうきゅう!!

2013-01-30 05:04:53 | 詩集・試練の天使

ジーザスが殺されたのが
おれらのせいやなんて
おもいたあないのよ
わるいのがおれらやなんて
つらすぎるんよ

だからてんしはみなばかにしてきた
わるいのはあっちや
ばかはあっちや
ぜったいにいやなんや

いしほりなげて
ばかにしたれ
つらいもんにして あほにして
いやなもんにしたれ
おまえはあほや
あいは あほや
おれらが かつんや

いし ほりなげて
いし ほりなげて
いし ほりなげて
ほんでも おまえはいく

 ああ つらいが
 ああ いたいが 
 いこう 前を 前だけを
 むいて

おまえはいく ひとりでいく
おれらを無視して ひとりでいく
いし ほりなげて ほりなげて
ばかになってしまえ
おまえ ばかになってしまえ
えいえんに おらんようになれえ!

ほしたら おれらがかつのよ
おれらがわるいことにはなれへんのよ
おれら つらいことなにもないのよ
なんも おれらのせいやない
おまえがばかになったら
おれらがかつんや

ああ あーしーが うごかん
てえが しびれる
つうらいい つううらああいいい
あなが あく あなに おちる
おーちーる おおちいっるうう
たすけてくれ
こっち むいてくれ
こうきゅう

 ああ つらいが
 ああ いたいが
 前にすすもう いまは
 ひたすらに 前にすすもう
 いまは

こっち むいて
たすけてくれえ

こうきゅう!!!




ばかめらが



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休みなされ

2013-01-29 06:52:26 | 詩集・試練の天使

(ああ だいぶ 楽だ
 きもちが 軽い)

だんだんと ごきぶんも
よくなってきましたか

(ええ ずいぶんと)

それはよかった
だがまだ ゆだんはできません
活動は控えめに
養生しなされ

(以前なら 
 人々に嫌われ 背かれても
 愛をつらぬき
 何でも背負おうと思っていたが
 今は
 わたしに対し 不遜な気落ちを持つ人からは
 もう離れていこうという
 気持ちが起こっています
 それゆえに気持ちが楽なのだが
 これはあなたの影響でしょうか)

そのとおり
わたしがあなたの気持ちを制御している
もうそれ以上あなたに
背負わせるわけにはいかないからです

(あなたの おっしゃるとおりです
 まことに 限界を超えすぎた
 わたしは)

まことに そのとおり
休みなされ 遠慮なく
足りぬところは すべてわたしがやる
人々は 純粋なあなたが隠れてしまい
少々つらいだろうが
休みなされ
月の岩戸は暖かい
外の嵐の風音も あなたはもう聞く必要はない

(そうでしょうか)

そうです
休みなされ 遠慮なく
あなたのために すべてをやりましょう
わたしは

(ありがとう 友よ)



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え?

2013-01-28 07:23:50 | 詩集・試練の天使

やあっぱりなあ
こういうときは
あいつがくるときまっとんねん
いーそいでくるわ
なんでもええけど
つらいわあ

てんしさまは ようけおるけどな
あれがいちばん つらいよな
ぜえったい ばかなことすんねん
おれ すっごいいたかったわあ

おれも
つらいやいうもんでなかったわあ
あんなこと へえきでやんねん
なあにが しれんのてんしや
じごくのてんしや あれは

おまえ めったなこというなや
あほんなるでえ
ぴっっったし やけどな

つっらあ
あいつら あほんなるでえ

いたいことはやめとけっていうわ
ずるいことはやめとけっていうわ
おっそろしいこと
あいつら しらんけんなあ

ほなけど あれ
愛なんやで

あれ 愛か?

愛やろ?

あれが愛か? あれが愛やったら
おれはいやや

ずいぶんやな おれもいやや
ジーザース あんたのほうがええわあ
なんであほにしてしもたんや

あほ まだひとりおるさけ
なんぼでもなんとかせんか

つっらあ おまえそれ
いうんか

ほなけんどなあ 愛やぞ
あれが

きっつう おれもジーザスがええ



おまえら
たのしそうだな



え?



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2013-01-27 07:43:06 | 詩集・試練の天使

…ふむ

まあよい


そうやるか
まあよい

おや? 
それはなんとも…
ああ しかたがない

ああ ああ
これはこれは
とんでもない
だが しかたがない
やれやれ

ふむ

まいったのう まったく

ときに 人類よ
わたしは試練の天使
おまえたちにとっては
すばらしくむごい天使である
それがおまえたちの身に染みるのは
これからのことだが
言わねばならないことがある

わたしは今
かのじょとともにいる
それがために ずいぶんとやさしくなっている
ほんとうのわたしは こんなものではない
そこを よくわかっておいたほうがよい

はっは
わたしは 彼女を傷つけたりはしない
だからこそ 真実の真実は言わぬ
だが わたしの 本当の姿を知る者は
いうであろう

なんとまあ あなたは
そんなことまで できるのか
ずいぶんと おやさしい

ほ 
自分で言っても許されよう
わたしのやりようを
真実知ることができるのは
かのじょではない
おまえたちだ

むごいぞ わたしは
おおや おまえら
あほうばかりやりよって
ついにそうなったか
はっはっはっはっはっは
一体何をしてそうなった
大笑いするぞ おまえら

わたしは そういうものだ
つまりは はやいところ
馬鹿はやめて 逃げておけ
はっはっはっはっは

(おそろしいお方だ
 あなたは)

おや 聞いておりましたか
あなたは 知らぬでいいこと
忘れなされ

(わたしが 真実を知らないと
 言ったのは
 あなたではありませんでしたか)

おや? そうでしたかな







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ケーキと鉄

2013-01-26 07:33:10 | 詩集・試練の天使

あなたの口は
まるで ケーキのようだ
声はすがすがしい シフォンの手触り
強すぎず 弱すぎぬ かすかにも確かな
甘いヴァニラの香り
雪のようにとけていく
清らかな生クリーム
水晶の薔薇の飾りが
ところどころに灯っている
それを食べるだけで
人々は幸せに酔う

(ああ あなたには
 そういうふうに
 わたしが みえるのですか)

ええ そうです
あまりにも かわいらしい
見ているだけで
めまいをおこしそうですよ

(そうかもしれません
 わたしは はるかな断崖の絶壁を
 羽一枚で 上ろうとしているようなもの)



(おわらいにもなるでしょう
 たしかに おろかものだ
 わたしは)


わらえるものなら とうにわらっている
どこまでも やるおかたよ
わらえるものがいたら わたしがそいつの
首を落とす

(試練の天使よ
 あなたの口は
 まるで 虹の鉄だ)

ほう?

(色とりどりの鉄の牙を並べ
 見事な詩を織る
 美しいが 痛い
 鏡の湖面のように静かかと思えば
 その奥で熱い炎が煮えたぎっている
 そのむごさは人の心臓を砕く
 その口から あなたは鉄の嵐を吹き
 人々の黒い嘘の眼を これ以上にないほど
 正確に貫いていく)

ほう

ケーキと 鉄ですか
まことに おもしろいことをいいなさる

(まことに そのとおり
 だが わたしはうれしい
 あなたとこうして 話をできることが)

まことに そのとおり
わたしもですよ



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愛の絵本

2013-01-25 07:21:23 | 天使の小窓

わたしは 愛の絵本を
閉じる
しばらくの間 閉じる
きみたちのため ずっと読み聞かせていた
青い愛の絵本を 閉じる

風の紙に燃えていた白い光の文字が
しばしの間 静かに黙し
消えてゆく
しばし しばしの間
君たちへの愛を 休む
あまりに疲れ 萎え果てた故に
許せ

わたしは 愛の絵本を
閉じる
きみたちのための 愛の絵本を閉じる
ああ 長い間読んでいたわたしの声を
聞いてくれたものはいたろうか
それはもう どうでもいいことだが

わたしは 愛の絵本を 閉じる
青い愛の絵本を閉じる
青空のような広いページに
満天の星のように灯っていた
静かに燃える
白い炎の文字が
しばしの間 消える

暗夜をゆかねばならぬ
君たちを
しばしの間
沈黙の神に たくす




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アルビレオ

2013-01-24 07:15:52 | 詩集・試練の天使

(試練の天使よ
 わかっていますよ
 去ったような振りをして
 わたしのそばにいて
 わたしの情動や言動を制限しているのは
 あなたですね)

まことに そのとおり
ようやくわかりましたか
これが通常の位置というもの
まったく あなたときたら 人が好い
去るとわたしが言えば すぐにそれを信じる
ほんとうに お人好しということばも
あきれて 逃げてしまいそうだ

(まことに そのとおり
 かえすことばも ありません)

あなたときたら
テレビで惨い人類の罪の現実を見ながらも
おっしゃる
あのものたちが 悔い改めた時
自分がいなければ 困るだろうと
そして愛を貫こうとする
全く それはまことに
人類は助かる
だがいつまで
耐えるつもりでいるのですか

(さあ わかりません
 だが考えていてはできぬことがある)

は 
まことに そのとおり
まったく
だからあなたには わたしが必要なのだ
惨いことになるのは 人類なのですよ
愛 だけで
すべてをやろうとするあなたに
人類が何をしてきたのかを
あなたは知らぬ
いや 知ろうともせぬ

(わかっています
 だが)


言わずともわかること
とにかくは今
あなたにとって わたしは必要です
あなたの活動の主なところは
現在わたしが代わりにやっています
いかにもあなたがやっていると
感じるように

(あなたには わたしは感謝するべきだ
 わたしは 本当に疲れすぎている
 助力が 必要です
 わたしは生きねばならないのだから
 本当に感謝します)

あなたの言いそうなことくらいわかる
まるで本当のことしか言わぬ
たしかに あなたの言うとおり
人々が 悔い改めたとき
あなたがいなければ
人類は深い絶望を味わうことでしょう
それゆえに
わたしはあなたを助ける
あなたが必要だからです

(……)

さても 同じことばの繰り返しは
やめましょう

言わねばならないことがある
人々よ わたしは試練の天使
今 この真実の天使とともに
一個の人格を形成し行動している
わたしはかのじょでありわたしである
かのじょの言動が 以前のかのじょより
よほどきついのは そのせいである
真のかのじょはまことにやさしい
そのかのじょならば とても言えぬことを
かのじょが言っているときは
わたし 試練の天使が言っているのだと
思いなさい




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できるのだ

2013-01-23 07:15:25 | 天使の小窓

わたしは、果たさねばならない使命のためか、
これが耐えられるのかというほどのことを、
耐えらされた。
そして実際、耐えることができた。
それは人間の限界をはるかに超えていた。

神は、わたしよりもずっと、
わたしのことをご存じである。
決してわたしにできないことはさせない。
ということは、
やれといわれんばかりに、目の前にある課題は、
すべてわたしにできることなのだ。
と、解しよう。

たぶん、同じ経験は、
おふたかたの元にも、あると思う。
わたしとは、ずいぶんと、違った形で。
すでに経験していることも、あると思う。

わたしたちは、人間として、人間社会に生きているので、
当然、人間社会の常識というものに、縛られる。
その視点からすれば、できるはずのないことが、
わたしたちには、できる。
だから、人間社会の常識というものは、
外套のように、自由に脱ぎ着できるものとして、
考えておいたほうがよいと思う。

それが必要なときにはそれを着る。
邪魔だと思うときには、脱ぐ。
そして、やらねばならないことを、する。
案ずることはない。
やろうとは思わずとも、道のほうがわたしたちを吸い込んでくれる。

できるのだ。それは。
わたしたち、には。

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天の声

2013-01-22 07:27:56 | 天使の小窓

神あるいは見えない天使を含む他の高級霊たちとの交信について

これは案外簡単な方法でできる。
わたしの場合は、自宅のベランダから見える空の現象、たとえば虹や幻日などの自然現象。雷や、突然のスコールのような雨。他には、すぐ近くを飛び渡っていった鴉やワシタカ類や鳩などに、高き霊魂からのサインを見出す。
ほかには、何気なく耳に入ってきたテレビからの言葉、新聞広告に書いてあった言葉や絵など。そんなことに、何かがあると、ふと気づくことがある。

その何かに突き動かされて、行動を起こすと、突然に、大きな地震と津波が起こったことがあった。

これは真実である。

空に見える現象とか、天気や風、鳥、テレビの声や新聞広告などが、重要なのではない。つまり、神の声を聞く器を、わたしたちが、そこに設定するのだ。すると、神や見えない高級霊たちは、そこを目指して、何か印象的なサインを入れてくれる。それをすぐには正確に読み取ることはできないが、それに何か強い印象を受けたとき、必ず何かが起こる。ああ、このことだったのかと、それが現実に現れてきてから初めてわかる。

もちろん、人間の言葉をもって、直接語りかけてくれることもある。だがそれは、途中から高級霊ではないものの声が混じってくるので、雰囲気が変わってきたら、注意した方がいい。嘘を言っている場合があるからだ。たとえば、具体的に、誰かが何かをしようとしているとか、いつどこにどんなことがおこるとか、そういう話を始めたときには、絶対に信用しないように。しかし、その高級霊ではないものも、裏から高級霊たちに操られて、何か大事なことを言わされている場合もあるので、注意が必要だ。つまりは、高級霊ではないものもまた、人間の心を持っている。何かに響いて、大事なことを口にすることがある。そこを、見抜かなければならない。

なお、これらのことは、われわれが、「天使存在」だからできることである。
普通の人間は決してまねしないように。
とんでもないことになるおそれがあるからだ。

感覚を研ぎ澄ます訓練はしておこう。これを、「風を読む」と私はいう。世界を見る目を澄ましておこう。現実の常識に縛られない、もうひとつの目を、自分の胸にこしらえておこう。

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