「マリー・アントワネット」 マリー・ルイーズ・エリザベト・ヴィジェ=ルブラン
ご存知悲劇のフランス王妃。
でも、王妃というよりまるで女優みたいだ。
この顔も人生もみんな偽物。
人生そのものが、ウソ芝居だったんだよ。
「二人のフリーダ」 フリーダ・カーロ
一人しかいない自分を二人描く。
何かに心を引き裂かれているのだろうか。
理想と現実か、愛と破壊か。
二人は手をとりあいながら、つながりあった心臓の血管を切っている。
「ルシファー」 フランツ・フォン・シュトゥック
堕天使という存在はない。
自己存在は一度解脱し、進化の軌道に乗ると、二度と悪の道に落ちることはできなくなる。
悪魔というものは、まだ自分に目覚めていない、暗黒の幼期にいる魂が落ちるものなのだ。