いなり＠札幌 狸小路 「現代的札幌古典酒場」

齢4-5歳のとき

だと記憶しているけれど

おそらく人生初めてか
いわゆる
「お金のお年玉」をもらって




「金とはなんぞや」 の教育を
初めて受けた商店街

母親の誘導を受けながらだけど
プラモデルを自らのお年玉で買うという

キビしくも新鮮な
初めての経験をした商店街




プラモデルは欲しいけれど
せっかくもらったお年玉を
取られてしまうのが
イヤでたまらなくて

だけど
プラモデルを手に入れられないのは
おそらくもっとイヤだったはずで




なんだか泣きながら
不納得を納得した
遠い思い出の商店街に

肝臓を泣かせながらの
マインドは超激歓喜で




コレぞ！！
な飲み屋に訪れるという

およそ40年後のオレ
ということになります

ああ
無事イイ具合に
育ってしまったよ
おかあさん




おそらくこの手が
十分には浸透していないだろう

だからこそな札幌の設定を
グッと飲み込む
オレたちがいるということになりますけど




東京ではあまり聞くことのない
「ホルポン」ってば
ご当地メジャーになりそうな
ヨカンを秘めながら




シッポに




シロ刺しに




なんだっけ
コレってば




まあ
とりあえず

こんな感じの
オレたちのキブンが
札幌にもあって

ヨカッタね
きっと
わたし


土気色だったお肌に
やっと火が戻ってきた

夜の二軒目とはいえ
本日の六軒目

お金の正しい使い方を
覚えられたということで

ヨカッタね
きっと
わたし

いなり （居酒屋 / 資生館小学校前駅、西８丁目駅、狸小路駅）

麺処 梅吉＠青山一丁目 「醤油ラーメン」」

バカパク
バカシブ
シブ知に
インパク知

2軸の分布図に
プロットする作法は
あのときセンセーショナルで

タカウマ
タカマズ
ヤスウマ
ヤスマズ

やはり2軸の分布図に
プロットする作法が
食い物の世界でもあり

ウマウマ
ヘタウマ
ウママズ
ヘタマズ

ラーメンの味だけではなく
作っているガワの在り方あたりとクロスさせて
プロットしてみるのも
また一興かと思いきや


美味い不味い
上手い下手の軸に
好きか嫌いかの軸を加えて

3Dのプロットエリアで捉えてみないと
上手く評価できないことに
気付いてみたりする夜




えっ！！
なんでこんなところに！！　と
知らないお店が
まさかの青山一丁目にあるとか

あまりに驚いて
脳髄をフルわせること
2秒でキメて

めったにすることのない
「ラーに飛び込み」




つい最近できたのかな？って
某ログを覗いてみると

投稿件数4件
やはり　であり
やはり　でもないアンバイ

初回投稿が去年の11月って
やはりではないアンバイに

己のセンサーの甘さ ってよりも
界隈全般のレスポンスの甘さが

逆に全てを物語りスギていたり なんて
こんがらがりがる
しきかるけれかれ


さて
ガランとした店内

もしかして
だ・れ・も・い・な・かっ・た・り

せずに
ニョキッと立ち上がる
カウンター越しのご店主




むう
なんつーかな

飲めるけど
飲む気にさせない
オレにとっての
このフシギ

チャーハン800円が
惹かせるのか
引かせるのか
このフシギ




どこぞにつっこみどころがあるはず と
「豚丼」のあたりを
刺し殺すように眺めていると




まあ
当然のように
あっという間の着丼劇

「写真撮ってよろしいですか？」


「　　あ　　ハイ　　」　ってな


水面のビジュアルにもリンクするような
このスカスカっとした空気は

わたしの第六感の的中率を
また少し高めることになりそうな
圧倒的なヨカンを秘めながらも




むう
ちゃんと
上品なカツオ香が漂ったりして

いやいや
さっき読んでたレビューで
「頼めば揚げネギを増してくれる」なんて




揚げネギの存在も
限りなくビミョーであれば

香油の有無も
限りなくアヤシイあたり

飛騨高山のラーメンから
ライザップで30kgぐらいそぎ落とした末に
大切な臓器まで切り落としてきたような

ピュアを狙って
ではなく




何も狙わずにコレになった感




ああ
ラーメン専門店における
チャーシューに八角香という

この久しぶりの出会いが

一周してこないで
ずっと手前で転んだ彼との
周回遅れの出会い方という


そうです
そしてオレはこのとき
確信していたのです

美味い不味い
上手い下手の軸が成り立つ以前の




ラーメンを作るのが
好きか嫌いか
義務か悦楽か
仕事か趣味か

恐ろしいまでの
多軸が存在していることを

梅吉 （ラーメン / 青山一丁目駅、乃木坂駅、外苑前駅）

中華料理 十八番＠八丁堀 「タンメン＋半チャーハン」

順方向か
逆方向かと問われれば

もれなく
逆方向に
フシギとの残っている中央区

ホントにフシギと
フシギに残っている
安心の中央区にて

今日もまた




忘却の彼方系 街の中華巡り
ということになりました




「しいたけそば」がイチバンに

「にらそば」にするなら
「とくにらそば」にしちゃおうか

「五目そば」がアンカケじゃないとイイけど
「かんとんめん」があるのなら
なんだか光を増しながら

それでも
とりあえず
「ワンタン麺」がないって
ザンネンかなぁ




って
逆にイイね

「ラーメンがタンメンになりませんかね？」とか
聞かなくてイイのは
逆にイイ

ラーメンと組み合わせちゃうと
結構フレちゃうけれど

バラ売りなんだから
別にイイ


さらには
この店の設定からすると
とても控え目な設定のタンメンが




そこそこに控え目じゃなくて
とてもイイ




半分より安く
半分より多く

フルよりむしろ
ウマソゲに

分かっているのが
とてもイイ




やっぱり
この組み合わせ

タン＆半チャー

「心身共に」
という意味では
桂花よりもむしろ
「真の完全食」に思えるのは
オレだけにしとくのは
もったいないはずで




とりあえず
忘却彼方系街の中華系において
イチバンの選別ポイント




麺のセレクションが
とりあえずイイ

ラーメン専門店ではなくて
街の中華であれ

80を求めずとも
少なくとも
60を求めている

いや
65は求めている
あえてのラヲタな
オレたちですから




引き出すアクションに
塊のザンネンがないだけで
心いくばくか安らかに

今日の在り方の
彩りが違って見えるほどで




美味いじゃ (゜д゜lll) ないっスカ！！

むしろ麺より
むしろ半チャーハン

ココのお店は
最高に半チャーハン

求めていた
タンチャーの理想のひとつ


うん




またがあるって
スバラシイ

うん
「またがある」って
刻まれるのってば

何はともあれ
スバラシイ

中華料理十八番 （中華料理 / 八丁堀駅、茅場町駅、宝町駅）

野武士＠札幌すすきの 「ニューウェーブ肉居酒屋」

風俗ビルの麓の路地裏




こんなところに
「野武士」
らしくないカラーを纏って




とりあえず
札幌ってば
肉を食うなら
マトンかラムだけ




ではなくなった
ということで




気の利いた店が
アレコレ出来ているらしい
ということで




札幌で肉を食らうという
新しいカタチが生まれた
ということで




つい最近までの非日常が
すでに組み込まれた日常




コレがウワサの
牛の胃袋4つセットってヤツ

ついこの間の
豚のセット串と同じコンセプト

刺し方とか
焼き方とか
いろいろあるだろうけど

このヤリ方は
もっと流行っても
ヨサゲだろうね




むう
しかるに
オレたちってば




ラーメンを4杯キメたあとでなければ
もっと元気に
踊れたであろうはず

っつか
札幌に降り立って
空腹で夕方を迎えるということが
オレの人生にあるんだろうか と



無いね


うん


無いな

野武士 （ホルモン / 豊水すすきの駅、すすきの駅（市営）、すすきの駅（市電））

天宝＠大久保 「ラーメン」

オレが知らないことを
オレ自身が驚くほどに
のたくりまくった
このエリア




イチバンのツボに
極太の電マを
そっと当てるがごとく




毎日がスペシャルのように
一日中がランチタイム
ということでよろしいか

まあ
この路地裏の
このウラビレとはいえ




しっかりと取るものは取るんだね という
大久保設定というよりは
西新宿設定




なんて見渡していたら

端っこの方に
ラーメン単品が300円
ってのをハケーン

それだけを頼まれちゃうと困るのよー！！
だけど
それだけを頼む人が多いエリアなのよー！！
という

周りの最安値350円から
グッ！！と
さらに一段階落としてきた設定




ああ
それなら
この店の価値の
マキシマムを味わおうと




それだけを頼んでしまって
こんなオレを
許して欲しいけれど




気のヨサゲな店のBBAの
「給料日になると全然お客が来なくなる」
なんて一言が印象的

13時をちょいと回ったところに
単品ラーメンのオレが一人と
飲み客二人という
ガランとした店内




なるほど
そういう使い方もあるのね と

日の出の喧騒に巻き込まれたくない
そんなメローなキブンの日ならば
そういう使い方もあるかもしんまい と




60点が合格点ならば
62点ぐらい

また別のテストで
65点が合格点なら




そのときは
67点と採点されるような
決して不合格にならない一杯


350円でも合格
400円でも合格

そして
450円なら

そして
500円なら




限りなく透明に近いビミョー

とりあえず
ここに350円の半チャーハンを付けて
650円の半チャンラーメンを食べることが

オレの一生には
決して訪れることがなさそうな

強い確信だけは
胸に秘めながら

天宝 （中華料理 / 大久保駅、西武新宿駅、新大久保駅）