まるぞう備忘録

無題のドキュメント

無意識熟成。その3。

2014-02-01 10:41:47 | まるぞう経営学

私が常々思うことは、自分の無意識とは本当にスーパーコンピューターであるということです。
表面意識はいろいろしがらみで悩んだり、不平不満で漏電したりしますが、無意識とはそういうしがらみに関係なく、相手と自分にとって最良の結論を導き出すことができます。

でありますから、どのようにして表面意識の漏電をとめて、無意識のスーパーコンピューターに働いてもらうか。ということが重要です。
先回お話した技術者たちの画期的な発明も、彼らの無意識コンピューターが生み出した創造の発想であります。


ここで無意識のスーパーコンピューターのメカニズムを考察しましょう。
まず第一に必要なのは、ある程度追い詰められた状態であることが必要だということです。
う~ん。困った。困った。どうすればいいんだ。う~む。う~む。
このプレッシャーがスーパーコンピューターを起動するスイッチとなります。

私達は仕事などでパソコンを立ち上げる時に起動ボタンを押しますよね。
ジャーン。という起動音(OSにより違いあり)とともに、ハードディスクがカリカリ音をたててパソコンが起動時始めます。
私達の無意識スーパーコンピューターもこれと同じです。

当事者意識で、困った、困ったという状況に追い込まれるとスーパーコンピューターが起動します。
他人まかせで責任を負わない人は自分自身でこのスーパーコンピューターを起動することはなかなか難しいです。
締め切り前の漫画家のように、とにかく追い詰められて切羽詰まる=無意識スーパーコンピューターの起動の儀式であります。


さて切羽詰まりました。充分追い詰められました。
これで私の無意識スーパーコンピューターは起動しているはずです。
ではどうやってスーパーコンピューターの解答を導きだせば良いのでしょうか。

ちょっと待って下さい。
その前に重要なことがあります。
それは起動したスーパーコンピューターに仕事をさせなければなりませんが、これがちょっとコツがいるのです。
それは表面意識からその問題をいったん完全に忘れることなのです。

ふむふむ?

もし私達が表面意識でその問題を忘れなければ、しがらみに縛られたままということです。
どうしよう、どうしよう、と漏電した状態であります。
それは、せっかくスーパーコンピューターを起動させたにも関わらず、無意識スーパーコンピューターのCPUが働けない状態なのです。

私達の脳内をコンピューターに例えるならば、表面意識というプロセスと、無意識というプロセスの二つがあると仮定できます。ふむ。
両方たして100%です。ふむ。
もし表面意識のプロセスが90%なら、無意識プロセスに割り当てられる力は10%しかありません。
しかし表面意識プロセスを10%に抑えるのなら、無意識プロセスは90%も割り当てることができます。ふむ。
技術者たちの世界的発明が、通勤電車で窓を見ているときとか、運転中の信号待ちの時とか、お風呂に入っているときとか、トイレで一人でいる時とか、全て共通点はぼおっとしている時に生まれました。
表面意識がぼおっとしているということは、無意識スーパーコンピューターが100%で働いているということなのです。


ああ、困った、困った、どうしよう。どうしよう。と悩んでいる間は、表面意識プロセスがもう悩みに充満された状態です。
とても無意識プロセスが稼働できる状態ではありません。

私達が日頃仕事で使っているWindowsパソコンでもそうです。
たとえば何か一つ重いアプリを立ちあげてしまうと、他の作業はほとんどできなくなっていまいますよね。
その重たいアプリがプロセスのほとんどを占有してしまうため、他の作業ができなくなります。
パソコン用語ではフリーズする。といいます。
マウスでいくらあちこちをクリックしても反応しません。
そのうちマウスのカーソル矢印自体も動かなくなります。
これがフリーズです。


せっかく追い詰められて切羽詰まって、自分の中の無意識スーパーコンピューターが起動はじめたのに、表面意識が悩みに充填されてフリーズしたままとなります。
一呼吸落ち着くこともできないまま、悩みに充填されたまま、脳内コンピューターがフリーズしたまま、結論を出してしまうと、それは必ず後で悔やむこととなります。

せっかく無意識スーパーコンピューターが起動し始めたのに。
惜しいです。フリーズしたままで。

でもでも、そんな追い詰められた状態なのに、表面意識で一旦忘れるなんて難しいですよ。
そんな禅僧みたいなことできませんよ。
そのようにおっしゃる方もいるかもしれません。


これは私の個人的なやり方でありますが、次の手順(儀式)を踏むことによって、私は切羽詰まった悩みを一度完全に忘れることを行います。


つづく






上記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら

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