まるぞう備忘録

無題のドキュメント

無意識熟成。その6。

2014-02-05 09:53:44 | まるぞう経営学

私達は短い人生を生きております。
いずれこの世界から消えるわけですし、私が知っている人も遅かれ早かれ全員消えます。
そして私や私達を知っている人は誰もいなくなります。

ではこの短い人生で生きている意味は何か。
その答えは簡単には見つからないかもしれません。
ひとそれぞれ答えが違うかもしれません。

ただそのヒントとなるのは生き伸びることのプレッシャーにあります。
たとえば現代人はみんな働いて悩みを抱えています。
毎日、嫌だなあというプレッシャーに直面して生きています。
このプレッシャーさえなければどんなに良いだろうと生きています。

もっとお金があれば。
もっと売り上げがあれば。
もっと理解のある上司だったら。
もっと休日のある職場だったら。
もっと優しいお客さんばかりだったら。
もっとマナーをまもってくれる人たちだったら。
もっと身体が上部だったら。
もっと職場が清潔だったら。

どんなところにも不満やプレッシャーはあるものです。
ということは、その不満やプレッシャーが「ある」ということが人生の本質なのです。


今回このシリーズで考察してきた「無意識スーパーコンピューター」へのアプローチというのは、この人生のプレッシャーに対する一つの仮説です。


まず一つ目。
その問題が自分の責任であることを宣言し、期日までに回答することを宣言します。
これは人生に常時発生する問題一つ一つのどれからも逃げないという決意です。
この決意がないと、プレッシャーや問題に追いかけられるだけで短い人生が過ぎてしまいます。


二つ目。
そのプレッシャーを全面に受け止めたら、それを一度完全に忘れるということです。
これは自我にとっては難しいことです。
不安で不安で仕方ないのにそれを忘れることは難しいです。
そのためにパソコンのフォルダーやメモ帳フォルダーなどに書き込んで放り込みます。
これをやらないと、なかなか忘れることは難しいです。
放り込んだあとは、頭を使わなくて良い仕事はまだまだ山積みですから、その時間が来るまではそれに没頭します。


そして三つ目。
一日に一回は邪魔が入らない時間を決めて、そこで結論と判断を行います。
もう一度表面意識から忘れたことですから、今は冷静に周囲を感じ取れます。
自分は無意識でずっと考え続けていたはずですから。

無意識とは自分と他人の区別はありません。
ですから無意識期間は、自分の悩みだけでなく、他人からの視点でも考えていたはずです。
もし人間関係の悩みであれば、今自分が思いつく回答とは、相手の視点にたっても納得が行くものとなっています。
もしアイディアの悩みであれば、全く無関係に見えるAとBをくっつけると良いと思いつきます。
その発想は無意識が膨大な総当りを試して選んだ二つであるのですが、ぼおっと弛緩した瞬間に表面意識に翻訳されます。


1,日常生活の問題から逃げないで受け止めること。(逃避したい自我には難しいです)
2,自分の無意識を信頼して任せること。(信用していない自我には難しいです)
3,相手の視点を含めた俯瞰した視野で結論を翻訳すること。(自分の視点から離れられない自我には俯瞰は難しいです)


そう考えると、今の自分が置かれている仕事の立場というのは、一つ一つが貴重な試行錯誤の機会であります。

つづく






上記は静止衛星軌道上で観測される太陽からの電子密度グラフです。急な変動がある場合は地震や事故に備えて防災意識を心掛けましょう。特に注意が必要な期間は、メールやTwitterで防災意識リマインダーを受け取ることができます。詳しくはこちら

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