夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

お正月は近くでゆっくり

2024年01月07日 | お出かけ
お正月は実家へ帰り、1日は近くのお寺に行ってきました。
堺市南区富蔵にある感應寺(かんのうじ)です。



〇十年前の中学1年生の時に友達と行きました。
鬱蒼とした森の様な記憶がありましたが、こぢんまりした静かなお寺でした。
お寺の前には鳥居があり、これは神仏習合の名残でしょうか。



日蓮宗のお寺で、「上神谷(にわだに)の妙見さん」として親しまれています。
北極星を神格化した妙見大菩薩が祀られています。
北極星や北斗七星を神格化して「妙見菩薩」としてお祀りすることを、妙見信仰といいます。



感應寺の起源は次のように書かれています。
「大化元年(645年)、法道仙人が当地にて法華経を読んだときに、北極星が童子に化して姿を現し、この姿を一刀三礼の儀をもって刻んで祀ったのが起源」

645年って大化の改新の年ですよね。
そんな昔からだなんて、想像もできません。

お堂にはたくさんの彫り物がありました。
妙見堂は江戸時代初期に建立されたそうです。



屋根には立派な竜がのっていました。


後ろにも何か分かりませんがのっています。


能勢の妙見山、交野の星田妙見山とともに、大阪の三大妙見山と言われているそうです。

富蔵から隣の鉢ケ峯に向かいました。
向かう途中の田園風景です。
とても見晴らしのいい場所です。

向こうに見えるのは金剛山。


こちらは和泉葛城山。


ここから坂を下っていくと、堺市南区鉢ケ峯寺にある法道寺に着きます。
立派な仁王門が迎えてくれます。



法道寺の起源は次のように書かれています。
「白鳳10年(670年)、法道仙人が当山で飛鉢の法を行じ、その霊験を聞き及んだ天智天皇の勅願によって 閑谷院長福寺として開創」

最初は長福寺という名前だったようですが、8代将軍徳川吉宗の嫡子が長福丸と名付けられたことから、同名であることをはばかり、法道寺と改名したそうです。
法道寺は高野山真言宗の寺院です。

金堂


この多宝塔は南北朝時代中期に建てられたものだそうです。


その頃からこの邪鬼さんは支え続けてるのですね。
本当にご苦労様です。


このイヌマキは堺市の保存樹木に指定されています。


冬なのでさみしい感じでしたが、桜の季節も綺麗でしょうし、立派な百日紅の木もあったので花が咲けばとてもきれいだと思います。
新緑や紅葉の季節も美しいと思います。

遠くに行かなくても、近くにも素晴らしい場所はたくさんありますね。
コメント
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