夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

おもち

2005年12月30日 | 日常(主に自然の写真)
今日は家でお餅を作りました
熱々のお餅はとっても美味しそうです
でも、丸める手は熱さで真っ赤っかになりました



ぷっくりしていて、とっても可愛いです
お餅を作ると、「お正月だなぁ」とウキウキしてしまいます
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オペラ「ヘンゼルとグレーテル」

2005年12月28日 | 歌舞伎・演劇.・映画
25日に兵庫県立芸術文化センターで、「ヘンゼルとグレーテル」を見てきました。オペラは初めてだったので少し不安でしたが、お話が知っているもので分かりやすく、楽しい歌と踊り、そして佐渡裕さん指揮のオーケストラの生演奏で、飽きることなく最後まで楽しむことができました

お話の内容はとても簡単です。

「貧しい家に生まれたヘンゼルとグレーテルという兄妹は、仕事をしなかった罰として、森でカゴ一杯のイチゴを摘んでくるよう、お母さんに言われます。
しかし、途中で道に迷ってしまいます。
そこに現れたのがお菓子の家。腹ぺこの二人は喜んでかぶりつきますが、実はこの家は子供達を引き寄せるための魔女の罠だったのです。まんまと魔女につかまった二人ですが、勇気のあるヘンゼルと、頭の良いグレーテルが魔女を見事にやっつけます」

日本語のオペラだったのですが、初心者にはやはり聞き取りにくい箇所が多々ありました。でも舞台の両脇に字幕が出ていたので助かりました。最初、「日本語なのに字幕??」と思っていたのですが、字幕のおかげで理解して楽しめました。

周りの情景、人々の心などなど、全て音楽が表現していて、オペラはすごく音楽が大事なんだと知りました。

客席には小さな子供達がたくさんいました。私の隣にも小学校低学年ぐらいの女の子がいたのですが、前にのりだして、食い入るように見ていました。最後魔女をやっつけた時は大はしゃぎで、私も興奮してしまいました

カーテンコールでは、芸術監督兼指揮者の佐渡さんが、サンタクロースの格好で出てこられました。そしてキャストの人達とお客さんとが一緒に手拍子をしながら、歌って、踊って、最後まで楽しませて頂きました。

本当にクリスマスにふさわしいHAPPYな気持ちになれる舞台でした



この舞台にあわせて、芸術文化センターでは「お菓子の家」の展示が行われていました。

  

携帯電話の画像なので見えにくいですが、とっても可愛いお菓子の家がたくさんありました。
こんなに可愛いと、もったいなくて食べられないです

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Tour 2005 HEAVEN

2005年12月25日 | ライブ・音楽
昨日はTourbillonのライブで大阪厚生年金会館へ行ってきました。座席は1階A列。最前列の左寄りでした。
最前列は何回か経験済みですが、やっぱり緊張します
ステージには何本ものろうそくの炎がゆらめいていました。

1曲目は「バラは散る為に」。
アルバムと同じ曲からスタートです。
RYUICHIさんの声を聞いた途端、なんだか嬉しさがこみ上げてきました。横を見るとINORANがギターを弾いているし、二人が一緒の所を見られるなんて、やっぱり最高です~

2曲目は「Hyper na blue」。
この曲でマイクが客席に向けられたりしたので、ここからバーッと盛り上がった気がします

RYUICHIさんの靴は、シルバーのショートブーツだと思います。全身黒だったので、靴がとっても目立っていました
あんな靴どこに売ってるのかな?って、どうでも良いことを考えてしまいました。

7月の武道館ライブでも思いましたが、今回も照明を使っての光の演出が凝っていました。
「杞憂」では赤、黄、紫などの蝶が、ステージ、客席、天井にぐるぐる映し出されていました。RYUICHIさんが歌っている場所の床にも蝶が映し出されていました。
「水と風と君と」(だったかな?) の時は、反射板のような物を使って、水面に反射した光のようなキラキラを演出していました

大阪へ来ると、RYUICHIさんはいつもいつも「大阪は、ルナシーの時にAIONという先輩バンドに呼んでもらって、東京以外で初めてライブをした場所で、第二の故郷です。」とおっしゃっていますが、今回はこれに面白いお話が加わりました。
大阪でのライブが終わった後に、デモテープを売っていると、ファンの子に「私、このボーカルのファンなんです」と言われたそうです。そのファンの子、売ってる人が自分の好きなボーカルだとは分からなかったんですね
RYUさん、すごいメークしてたんでしょうか…

「INORANがかっこいい曲を作ってくれました。」の言葉に、「もしかして」と思ったら、やっぱり「Lost it」でした。
私、HEAVENのアルバムの中で一番好きな曲なのです。INORANもすっごく大きな口を開けて歌っていたので、思い入れがあるのでしょう。

「fight」では、みんな拳を突き上げて盛り上がりました。パンチなんて、思いっきりしました
本編は「もう一度君に」で終了。

アンコールの声は、次第にきよしこの夜の歌へ…
すごくみんなの声が綺麗で、その声にちょっと感動しました。
それはメンバーにも届いたようで、みんな拍手をしながら出てきてくれました

メンバー紹介では、INORANの声が聞けてとっても嬉しかったです。私にとっては、ソロライブ以外で、初めて聞くINORANの声でした。

「ボーカルは~?」と問いかけるINORANに、みんなが「RYUICHI~!!」
それが2回続き、改めて「ボーカル、RYUICHI。」と紹介。
INORANのこんな姿、珍しいような気がします。
だいぶ、ご機嫌だったようです

アンコール1曲目は「your place」。
この曲もポップな曲で大好きです
途中、INORANがギターを弾き忘れてしまい「しまった」という感じで苦笑いしていました。

最後は「HEAVEN」で終了。この曲は、やっぱりTourbillonにとって、大きな曲だなぁと思います。

7月の武道館のライブもすごく楽しかったけど、あの時は全然曲を知らなかったので、今回は心から楽しむことが出来ました。
最前だったので、客席がどの位盛り上がっているのかは分かりませんでしたが、多分すごく盛り上がっていたと思います。

書くのをすっかり忘れていましたが、RYUさんもINORANも間近で見ることが出来ました。
でも近すぎです。顔が目の前にあるし…
緊張して固まってましたが、歌い出すとRYUさんがニコッとして頷いてくれました(←ただの思いこみかも)。
INORANもあんなに間近で見たのは初めてです。
派手にジャンプする所も真ん前で見れたし、ニコニコ笑顔も見られて最高でした

今年のライブ納めのTourbillonライブ。
すごく気持ちよく終われて最高でした



話は変わって、昨日はRKF(隆一さんのファンクラブ)とNO NAME?(INORANのファンクラブ)からクリスマスプレゼントが届きました。
隆一さんは毎年イヴに贈ってきてくれるビデオで、1年を振り返っての感想や、来年の抱負などを語っていました。あとは、レーサーとしての隆一さんも見させて頂きました。

そしてINORANからは、これは注文していたのですがカレンダーが届きました。カレンダーの写真もとてもかっこよいのですが、ビックリしたのはCDです
1997年のソロ1stシングル「想」のニューバージョン。
もうかっこよすぎて震えました
ギターのメロディが素晴らしいのです。どうしてこういうメロディを作れるんでしょう?INORANのギターの音色にはやっぱりすごく惹かれます。
すごく深い所でソロも動いてると随分前に聞きましたが、今回のCDですごく期待がふくらみました

INORAN、期待して待ってます

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冬至

2005年12月23日 | 日常(主に自然の写真)
昨日は冬至でした。
一年の間で昼が最も短く、夜が最も長くなる日です。
昨日は全国的に雪だったらしく、大阪でも雪が降りました

日本ではこの日に柚湯に入りカボチャを食べると、風邪をひかないと言われています
冬至と湯治をかけているそうです。柚に含まれる成分が体を温め、スベスベにし、香りが精神的にも良いとのこと。
カボチャには肌や粘膜を丈夫にし、感染症などに対する抵抗力をつけてくれる成分があるということです

ところで上の写真は、梅盆栽です。種類は「冬至梅」

今月初めの会社の基金主催の園芸講座で頂きました。
しっかり講義を受けてきましたが、盆栽を育てるのはかなり難しそうです。
花が咲き出し少しでも悪くなったら、すぐに摘まないといけないし、剪定もしないといけないし、肥料、害虫予防、と色々することがあります。
置き場所も暖かい窓際がいいのかなと思っていたのですが、室内においておくと3日もすると弱ってくるそうです。外の風にあててあげないといけないそうで、一日中外にほったらかしです

でもちょっとずつですが、蕾もふくらんできています



お正月に咲いてくれるかなと楽しみにしていますが、この寒さじゃもう少し先になるかもしれません。

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OSAKA光のルネサンス2005

2005年12月18日 | お出かけ
顔見世の帰りに、淀屋橋駅で降りて、中之島周辺で行われている光のルネサンスを見てきました
上の写真は大阪市中央公会堂です。ライトアップされて、綺麗に浮かび上がっていました。

川沿いの通りでは、夕方5時の灯り点灯後、30分毎に音楽に合わせてステキなイルミネーションの演出が行われています。
そう言えば、去年も顔見世の帰りにここへ立ち寄りました



去年は多分無かったと思うのですが、今年はブルーの光が加わり、とても美しかったです。
(↓ぶれていて、綺麗にうつってませんでした



現在第2幕が始まり、色々なイベントがあるようです。

HP http://www.hikari-renaissance.com


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坂田藤十郎襲名披露②

2005年12月17日 | 歌舞伎・演劇.・映画
3階席は本当にお山の上から見ているような感じです。3階席の良い所は、舞台全体が一度に見渡せる所です。1階席で見るよりも視野が広がるので、細かい所にも目がいきます。そして役者さんの全身を遠くから見ると、足の動きがすごくよく分かります。1階席だと、あまりに近すぎて全体像がとらえにくいので。

1階席に座れない者の負け惜しみに聞こえますね


「文屋(ぶんや)」

文屋康秀…片岡仁左衛門(松嶋屋)

文屋康秀は歌人であり、また色好みとしても有名だった。
小野小町のもとへ忍んで行こうとやって来たが、官女に止められる。官女達とのユーモラスなやりとりや、思いを遂げられぬ様子などを軽妙に踊る。

仁左衛門さん初役の舞踊です。
2枚目も3枚目も、どんな役でも上手くこなす方だなと思います。
ごっつい官女は大迫力
いつもは立役の方達が官女になり、文屋に迫りますがはらいのけられます。そのやりとりが滑稽で、楽しい舞踊でした。


「京人形」

左甚五郎…尾上菊五郎(音羽屋)
京人形の精…尾上菊之助(音羽屋)
甚五郎女房おとく…中村芝雀(京屋)

彫物師の左甚五郎は、心を奪われている小車太夫に生き写しの京人形を彫り上げた。
この人形を相手に酒宴の真似事をしていると、突然人形が動き始める。しかし甚五郎と同じ動きをする人形。姿は小車太夫なのに、動きは男でぶっきらぼう。
そこで甚五郎は、以前拾った小車太夫の鏡を人形の懐へと入れる。途端に人形の動きは女らしくなる。

幕が開いて、京人形の大きな箱にビックリ
あの中に、菊之助さんが入っているんだろうなと、すぐに分かりました
女房おとく(芝雀さん)は出番は本当に少ないですが、夫が小車太夫に夢中で、自分を仲居扱いしても怒りもせず「あい、あーいー」と仲居の声で返事をした所にかっこよさを感じました。

甚五郎がいそいそと箱を開けると、菊之助さん登場

綺麗~

やっぱり若いって綺麗ですね。輝きがあって、3階から見てもその美しさは分かりました
紅白の市松模様の帯も、とっても可愛かったです
人形なのでもちろん動けませんし、まばたきすらできません。役者さんって、大変ですね。
しかし動き出すと、ギクシャクした動き しとやかな動きへと自由自在。菊五郎、菊之助親子の息もピッタリでした。
最後は甚五郎と討手の立廻りでしたが、色々な大工道具を使っての立廻りで、珍しく、おもしろかったです。

「曽根崎心中」

天満屋お初…坂田藤十郎(山城屋)
平野屋徳兵衛…中村翫雀(成駒屋)
油屋九平次…中村亀鶴(八幡屋)
天満屋惣兵衛…中村東蔵(加賀屋)
平野屋久右衛門…片岡我當(松嶋屋)

平野屋手代の徳兵衛と、遊女のお初は恋人同士。
しかし徳兵衛に平野屋主人久右衛門の姪と結婚させて店を継がせようという話が出てきた。徳兵衛はお初がいるからと断ったが、徳兵衛の継母が久右衛門から二貫目の金を借り受ける際、縁談を進めてしまった。そこで徳兵衛は改めて縁談を断り、継母から金を取り返すが、どうしても金が要るという友人・九平次に金を貸してしまう。

徳兵衛は、九平次に返済を迫るが、九平次は借金など知らぬと、逆に徳兵衛を公衆の面前で詐欺師呼ばわりしたうえ、散々に殴りつける。 信じていた男の手酷い裏切りであったが、死んで身の証を立てるより他に、身の潔白を証明し、名誉を回復する手段が、徳兵衛にはなかった。

徳兵衛は覚悟を決め、密かにお初のもとを訪れる。お初は、他の人に見つかっては大変と徳兵衛を縁の下に隠す。 そこへ、九平次が客として、お初のもとを訪れ徳兵衛の悪口をいう。徳兵衛は縁の下で、怒りに震えつつ、お初に死ぬ覚悟を伝える。

真夜中。お初と徳兵衛は手を取り合い、曽根崎の森へとやってくる。そして死んで恋を成就させるのであった。


1953年(昭和28年)8月に初めて扇雀としてお初をしてから、今月の顔見世千穐楽で、上演1252回になるそうです。まさに新 藤十郎さんのあたり役です。
さすがに役が見にしみついていて、お初そのものでした。
今まで演じた回数がそうさせているのか、すごく堂々としていて、徳兵衛よりもしっかりしていました。天満屋を2人が抜け出し、お初が徳兵衛を引っ張って花道を去っていく所にも、あらわれていたと思います。

翫雀さんは和事がやはり似合います。最近翫雀さんの舞台を見るたびに、心に残ることが多くなりました。今回もあの有名なお初の足を自分の首にあて覚悟を伝える所など、目を奪われました。

憎いのは亀鶴さん。いえいえ九平次
「騙(かた)りめ!」(騙り…人をだまして、金や物を奪うこと(人))と徳兵衛に罵声を浴びせる九平次。とっても憎々しく「このやろう」と心の中で思っていました。でもやっぱり良い声
大抜擢で大変でしょうが、期待されているって事ですよね。
頑張って下さい

すごく若手役者の曽根崎心中も見てみたくなりました。今度、上方歌舞伎界でやってくれないかななんて考えています。


今回の襲名披露は、和事だということもあるかもしれませんが、他の方達の襲名披露のような派手さや華やかさは少なかったと思います。
大晦日で74歳になられるという藤十郎さん。会見で
「新たに生まれ変わります。これからも進化していきたいし、歌舞伎の世界にもっともっと新しい波を起こせたら素晴らしい」とおしゃっています。

この歳でこのパワー
新しい役者人生の覚悟と決意の舞台だと思います。

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坂田藤十郎襲名披露①

2005年12月14日 | 歌舞伎・演劇.・映画
12月11日(日)、京都南座へ顔見世興行の昼の部を見に行ってきました 今年は231年ぶりに坂田藤十郎復活で盛り上がっています

私はいつも通り3階席で、照明室の壁にはりつきながらの観劇となりました。10時半~16時15分までの長丁場。
南座の座席は前の座席との幅がとても狭く、膝を90度以上には絶対伸ばせないので、身動き出来ません。休憩時間ごとに歩かないと、エコノミークラス症候群になりそうです

話がそれてしまいましたが、今回の演目と感想です。

「女車引(おんなくるまびき)」

千代…中村魁春(加賀屋)
春…中村扇雀(成駒屋)
八重…片岡孝太郎(松嶋屋)

「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)」の松王丸・梅王丸・桜丸の三兄弟による車引を、それぞれのお嫁さんの千代(魁春さん)・春(扇雀さん)・八重(孝太郎さん)を主人公にしたものです。
車引のような重々しさはなく、とても楽しく華やかな踊りでした
魁春さんは、だんだん歌右衛門さんに似てきた気がします。と言っても、私はテレビでしか歌右衛門さんを拝見したことがないのですが…
孝太郎さんは、ピンクの振袖姿がとても可愛らしく若々しかったです


「夕霧名残の正月ー由縁の月ー」

藤屋伊左衛門…坂田藤十郎(山城屋)
扇屋夕霧…中村雀右衛門(京屋)
扇屋三郎兵衛…片岡我當(松嶋屋)
扇屋女房おふさ…片岡秀太郎(松嶋屋)
太鼓持鶴七…片岡進之介(松嶋屋)
太鼓持亀八…片岡愛之助(松嶋屋)

新 藤十郎さんの登場です。
この演目は初代 藤十郎がスターとなった演目だそうです
豪商の若旦那だった伊左衛門(藤十郎さん)は、いまや家を勘当され零落した身。大坂新町の扇屋へやってくると、恋人夕霧(雀右衛門さん)の四十九日であると聞く。死に目にも会えず悲しみ、座敷にかけられていた夕霧の打掛に香を手向ける。
するとそこへ夕霧が姿を現す…というお話。

今回話題になっていたのが、伊左衛門が着ていた紙衣です。
紙を染めて作った物で、やつしの芸を活かしています



↑ロビーに展示されていました。
落ちぶれてはいても、品の良さが出ていました

雀右衛門さんは、この世を去った夕霧役。
いつもの雀右衛門さんとは全く違って、本当に幽霊のようでした。儚くて、すぐに消えてしまいそうな感じで、そこが私にはとても優美に思えました

最後に劇中口上がありました。
この演目は、雀右衛門さん以外は全員上方役者で固められています。藤十郎さん、我當さん、秀太郎さんの口上があり、同じ舞台にズラッと並ぶのは上方役者のお弟子さん達。
8月の上方歌舞伎会での皆さんの活躍ぶりを思い出しました。これからも益々上方歌舞伎の発展に頑張ってもらいたいです


「義経腰越場―五斗三番叟―」

五斗兵衛…中村吉右衛門(播磨屋)
泉 三郎…中村梅玉(高砂屋)
源 義経…中村翫雀(成駒屋)
亀井六郎…尾上松緑(音羽屋)
錦戸太郎…中村歌六(萬屋)
伊達次郎…中村歌昇(萬屋)

これは豊臣と徳川の争いを、義経の世界に変えて書かれたものだそうです。
とっても不思議な世界でした。奇妙な雀踊りは初めて見ました。更にかけ声にも驚きました。最初「アリャ、ニャンニャンニャン」と聞こえていて、「どうして雀なのに猫みたいなことを言うのかな?」と思っていたら、番付を見ると「アリャリャンリャンリャン」と言ってることが分かりました。「ありゃせ よいせ よいせ よいせ ありゃりゃんりゃんりゃんりゃんりゃん やっとな よーいよい」が1セットです。でも意味は不明です。

五斗兵衛(吉右衛門さん)のお酒の飲みっぷりは見事でしたグデングデンに酔っぱらってしまい、義経を怒らせてしまった後に踊る姿は、フラフラなのになぜか上品
奴達に追い払われようとしても、強い。ここに出てきた奴達も、顔が落書き風になっていて、笑ってしまいました
しかし、この奴達の動きは、とても素晴らしいものでした。トンボを返るのも、あの狭さじゃとても難しいと思います。しかも編み笠をかぶってるのでなおのこと。感心してしまいました。
最後、奴達を馬代わりにし、お酒の樽を馬の頭にして去っていく五斗兵衛は軍師らしく、とてもかっこよかったです

お芝居同様、観劇記も長くなりそうなので、続きは後日にします
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GLARING SUN

2005年12月10日 | ライブ・音楽
12月7日にJのアルバムが発売されました。
まだあまり聞き込んでいませんが、今回はわりとサラッとしたアルバムのように思います
Jがよく口にする「シンプル」さを追求した結果でしょうか。

でも最後の曲は、不意打ちです
なかなか曲が始まらないから「??」と思ってプレイヤーをのぞき込んだら突然始まったので驚きました。

しかもあの歌詞。
サラッと流れて、最後にドカンと来ました

やっぱりJさんから離れられません。
春ツアーも決まり、とっても待ち遠しいです

ちょっと気になったのが声です。渋く良い声なのですが、これ以上つぶれないようにして欲しいです
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光の芸術

2005年12月05日 | 日常(主に自然の写真)
近鉄百貨店阿倍野店の南側にあるHoopの一角で、イルミネーションゲートの光が美しく輝いています

この時期、イルミネーションで町のあちこちが輝いています。
冬の澄んだ空気の中に浮かび上がるから、さらに綺麗なんでしょうね

今日はとっても寒くて凍えそうでした
大阪では木枯らし1号が吹いたそうです。

この「木枯らし1号」、大阪に住んでいる私は毎年ニュースで聞く言葉ですが、全国的に発表されているわけではないと知り、驚きました。
実は、東京と大阪でのみ「お知らせ」として発表されているそうです

木枯らし1号が吹くと、「いよいよ冬だな」と気合いが入るのは、私だけでしょうか?
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庄内紀行④

2005年12月02日 | お出かけ
鶴岡市を後にし、酒田市へ向かいました。

酒田市役所の駐車場に車を止め降りると、市役所の前に大きな獅子の頭があってビックリ
毎年5月19~21日の3日間行われる酒田まつりの20日の本まつりで使われるそうです。獅子のほかに、山車行列や山鉾巡行があり、約400年続いているとのことです

酒田は、江戸時代にはお米の積み出し港として多くの船が行き交った町で、その繁栄ぶりは、「西の堺、東の酒田」と称されるほどでした

市役所のすぐ近くにあるのが「旧鐙屋(きゅう あぶみや)」です。



ここは、江戸時代に酒田一栄えた廻船問屋で、庄内紀行②で紹介した丙申堂と同じく、石置杉皮葺屋根の建物でした。
鐙屋の繁栄ぶりは、井原西鶴の「日本永代蔵」巻二の「舟人馬かた鐙屋の庭」に記されているとのことです
中では、江戸時代の暮らしぶりが再現されていて、当時の繁栄がうかがえました

だいぶと日が暮れてきたのですが、ここから山居倉庫(さんきょそうこ)へ行きました



明治26年(1893)にお米の保管倉庫として造られ、現在も農業倉庫として使われているそうです。
倉庫の後ろには、立派なケヤキが並んでいます。これは倉庫を西日から守るために植えられたそうです。新緑と紅葉の季節は、とっても美しいことでしょう

その山居倉庫の一部に辻村寿三郎さんの作品を紹介している「華の館」があったので、入ってみました
辻村さんの作品は、初めて実際に見ましたが、すごく表情があって、今にも動き出しそうでした。
唇もすごくツヤツヤでポッテリとしていて可愛かったです
最も印象に残っているのは、廓が栄えた湊町を遊女の世界に見立てたという「ひな人形」です。

 (パンフレットより)

細部まですごく細かく創られていて、また着物もとても美しく、見惚れました

見惚れているうちに、すっかり日が暮れて2日目が終了
3日目は午前11時20分発の飛行機のため、時間がない~と思っていましたが、まだまだ遊んじゃいました

少し早くホテルをチェックアウトし、日本一の白鳥の飛来地という最上川スワンパークへ行きました。
しかし…



「なんですか~ これは

すごい数の、カモでしょうか?
グエッ、グエッと鳴きながら寒いためかかたまっていました
でも感心してる場合じゃありません。
私は白鳥を見に来たんです
でも、いません~
みんな、どこかに飛んで行っちゃったのでしょうか?
カモに囲まれ、数羽泳いでいるだけでした。



実は白鳥はこの川以外で既に目撃していました。
なんと田んぼにいたんです。
山形に着いた日、車で走っていると、田んぼにたくさんの白い物体が見えて、「何かな」と確認すると、なんと白鳥だったんです。「田んぼに白鳥」って、なんだか不釣り合いですが、確かに白鳥でした。
だから、スワンパークから田んぼへ飛んでいってしまった後だったのかもしれません。残念でした

ここから空港へ一直線
でもまだ時間があったので、空港を通り越して湯野浜海岸へ行きました。



風が冷たくて冷たくて、凍えそうでした。
それにしても、風がきついんでしょうね。道に砂が吹き上げられていて、半分埋もれていたのには驚きました。
温泉宿がたくさんあり、次来る時は湯野浜温泉にゆっくりつかりたいです。

今回の庄内紀行、書きましたとおり、本当に充実した楽しい旅でした
蝉しぐれのロケ地を訪れて、新たな発見がたくさんありました。
藤沢さんは庄内のことを

「山があり、川があり、一望の平野がひろがり、春から夏にかけてはおだやかだが、冬は来る日も来る日も怒号を繰りかえす海がある。
東京の、よほど好天でもなければ山が見えない風景はどこか物足りないし、また信州のような土地に行くと、今度は山が多すぎて少し息苦しい感じを受けるのである。
庄内が一番いいというのは、そういうわけだ」

とおっしゃっています。
確かに、見渡す限りの平野が続き、その向こうには雪を頂いた山々が連なっている景色は、素晴らしいものでした

この旅をさせてくれた藤沢さんに感謝します。
まだまだ訪れたい所がたくさんあるので、また必ず行きます

終わり
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