夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

東山散策③

2006年03月30日 | お出かけ
「幽霊 子育飴」

1月の終わりに 六波羅蜜寺~六道珍皇寺 へ行った時に通りかかったのが、この飴を売っているお店です。
その時は、店の戸に鍵がかかっていて買えなかったのですが、今回ようやく買うことができました
六波羅蜜寺から六道珍皇寺へ行く途中にこの店はあります。

昔々、慶長4年京都の江村氏が妻を葬った数日後、土中から赤ちゃんの泣き声が聞こえたそうです。掘り返してみると、なんと死んだはずの妻が産んだ赤ちゃんがいるではありませんか!その当時、夜な夜な飴を買いに来る婦人がいて、赤ちゃんが掘り出されてからは来なくなったそうです。赤ちゃんに食べさせるものがなくて、飴を買いに来たんでしょう。この子は、修行を怠らず成長し、高名な僧になったということです。



飴はカナヅチで割ったような不揃いな大きさで、琥珀色です
本当に素朴な味で、後味もスッキリ。
いくらでも食べたくなる飴です

みなとや幽霊子育飴
京都市東山区松原通東大路西入ル 
  営業時間9~16時  ※不定休 

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東山散策②

2006年03月28日 | お出かけ
清水寺は平安時代に活躍した坂上田村麻呂の創建と伝えられています。
有名なのは、やはりこの「清水の舞台」でしょう



釘は全く使用していないそうです。
聞いた話では、昔々「命をかけて舞台から飛び降りれば、願い事が叶う」という噂が広まり、飛び降りる人がたくさんいたそうです。でも、そのほとんどが助かったとか…
本当か嘘かは分かりませんが、もし死んだとしても、お寺だから成仏できると考えたのかもしれませんね。

清水の舞台の昔話を見つけました。
   日本の昔話『清水の舞台』

可愛らしい観音様がいらっしゃいました。



小さな池の真ん中に立ってらっしゃいます。
隣の蓮華水盤で水をくみ、肩からかけて、自分自身の心身の清めと諸願成就を祈願するそうです。



とっても古そうな三重塔がありました。
奈良時代に桓武天皇と光明皇后安産の礼に建立したと伝えられています。この塔は、江戸時代に再建されたそうです。

清水寺は、久しぶりにお参りしました。
清水の舞台からは、京都の市街地が一望でき、美しかったです
あの舞台に立つと、体がフワフワするような、不思議な気分を体感できます。
本当に、飛び降りても助かりそうな…とは思いませんでした

ここへ遊びに来て下さっているゴマさんに教えて頂いた「洛匠」というお店で、草わらび餅を食べました。



お昼ご飯を食べたばかりでお腹いっぱいでしたが、ペロリと食べてしまいました。
おいしかった~ あっさり軽くて、体にやさしそうです
お庭には立派な鯉が優雅に泳いでいて、良い一時を過ごしました。
この界隈に来た時は、是非また立ち寄りたいです


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東山散策①

2006年03月25日 | お出かけ
五条のホテルを出て、高瀬川、鴨川を越え、清水寺へ向かいました

途中、安井金比羅宮を通りました。
ここは悪縁を切り、良縁に結ばれるとして信仰されています。
縁切り縁結び碑というのがあり、様々なお願い事がはりつけられた巨大な石がありました。
写真を撮るのはちょっと怖かったので撮りませんでしたが、多くの人々の縁切り、縁結びの札が、入り乱れてはられていて、少し異様でした

その後、テクテク歩き八坂の塔へ。



前日のライトアップされた姿とはまた違う、時代を感じるズッシリとした重さがありました。
以前、夕暮れに八坂の塔にあがりました。
誰もいなくて、シーンとした狭い塔の上から見下ろす眺めは、風情がありました

夜には気付きませんでしたが、行灯も色々な種類があって、昼間も楽しめました





清水寺の手前にある八坂庚申堂。



ここには「くくり猿」というものが、たくさん吊り下げられていました。



これは、猿が手足をくくられて、動けない姿を表しているそうです。
猿は人間に近い動物で、欲のまま行動します。その姿を人間の中にある欲望にたとえて、欲望が動かないようにくくりつけられているのだそうです。
悪い欲が動かないことを願いたいです。

安井金比羅宮…http://www.yasui-konpiragu.or.jp/index.html
ここでは二ヶ月に一度桂米朝上方落語研究会が開催されているそうです。

八坂庚申堂…http://www.geocities.jp/yasakakousinndou/

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東山花灯路

2006年03月21日 | お出かけ
昨日、京都の東山花灯路へ行ってきました。
南は清水寺から八坂神社、円山公園、青蓮院までの路に、露地行灯が綺麗に灯っていました



お昼に見る東山とは一味違う、温かい灯りに浮かび上がる東山を楽しみました。
お天気が良かったので散策しやすかったのですが、人がとても多かったです
ねねの道は、時折行灯が見えないほど、賑わっていました。





円山公園では、枝垂れ桜もライトアップされていました。
この枝垂れ桜、咲いてるのを実際見た事がありません。
ものすごく綺麗なんでしょうね~



今日は朝からこの界隈を散策したので、また後日アップします

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夏ノ夜ノ夢

2006年03月19日 | 歌舞伎・演劇.・映画
3月18日(土)夜の部観劇

【原作】
W.シェイクスピア

【出演】
パック:尾上松緑
オーベロン:村井国夫   タイターニア:床嶋佳子
デメトリアス:河相我聞   ヘレナ:佐藤江梨子
ライサンダー:海東 健   ハーミア:保田 圭 
ボトム:マイケル富岡    クィンス:住田 隆
イジアス:菅野菜保之

【ストーリー】
アテナイの森では、戦の勝利によって、この国の大公と隣国スキタイ姫との婚礼が決まり、酒宴が行われていた。
指揮官のイジアスは、これを機に一線を退くと発表。
娘のハーミアの結婚相手にデメトリアスを選び、彼に後を任せる心づもり。
しかし、ハーミアにはライサンダーという恋人がいた。
デメトリアスに恋心を抱いているのはヘレナ。
しかし、デメトリアスはヘレナに見向きもしない。
恋に悩むヘレナを見たパックとオーベロンは、ある事を実行するが、パックの間違いで4人の関係はもつれにもつれていく。
その他、笑いを誘う職人たちの素人芝居や、妖精王オーベロンと女王タイターニアの夫婦喧嘩など、見所がたくさん。

【感想】
シェークスピア作品と聞いて、ちょっと構えてしまっていましたが、始まるとなかなか分かりやすく楽しかったです
今回は久々の1階席。座席を取った時C番だったので、「C番ってどこ」って思ったのですが、まさか花道が無くなるとは!
花道を使った演出も見たかったなぁと、思いました。

パックのイメージは、私の中で、小柄で、すばしっこくて、いたずら者でした。
今回の松緑さんパックは、大柄でドシッと落ち着いていて、滑稽だけれど悲哀も持っていて、妖精と人間との間に生まれた子という複雑な感じがとても感じられました。
それにセリフがちょっと歌舞伎っぽかったのも、人間とも妖精ともちょっと違う感じを受けた理由かもしれません。

村井さんの舞台は初めて見ましたが、さすが迫力があります。
セリフや演技だけに集中せず、オーベロンという役を、そしてこの舞台を楽しんでるように見えました。
劇中劇のお芝居を舞台の裾から見守るシーンがあったのですが、客席に向かってボソボソと何かおっしゃってるようでした。何をおっしゃっていたのでしょう??
前の席の人だけの特権ですね

元モーニング娘の保田さんはあまり期待してなかったのですが、声もしっかりしていて堂々としていて、感心しました

海東さんと言えば大河ドラマ「義経」の佐藤忠信役がかっこよかったので、今回楽しみにしていたのですが、あまりに子供っぽくて少々がっかり
ライサンダーという役のせいかな?あまりに大人っぽくてしっかりしていても、この役には合わないですね
私のワガママな意見です

今回思ったのが、舞台は演技も大事だけれど声もとても大事だという事です。
声というか喉だと思うのですが、喉が弱いと声がぶれたりして耳障りになってしまいます。
海東さんの声を聞いて思いました。
この夏ノ夜ノ夢が初舞台だそうなので、きっとこれから舞台の経験を積んで成長されていくのだろうと思います。

比較するのが間違っていますが、歌舞伎ばかり見ている私には、少し物足りなさを感じました。歌舞伎を見すぎて、視点、感じ方が偏ってきてしまったのでしょうか?
でもその物足りなさも、妖精と人間との不思議な世界、夢のようなつかみ所のない世界の表現かなと勝手に考えて納得しています



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モーリス・ユトリロ展

2006年03月11日 | 日常(主に自然の写真)
絵画の教養がないので、ユトリロの絵画は全然知りませんでした。全体的に寂しげな絵だなと感じました。

ユトリロ(1883年~1955年)は父を知らず、母親の愛情を一生求め続けたそうです。
母親のヴァラドンはモデル兼画家で、とても恋多き人でした。
そのためユトリロは孤独な日々を過ごし、10代でアルコール依存症になってしまい、精神病院へ入退院を繰り返したそうです。
そこで医師に絵を描く事を勧められました。
母親が画家だった事が理由かもしれません。

ユトリロはパリのモンマルトルを中心に、建物の風景を多く描いています。
母のヴァラドンがユトリロの親友ユッテルと結婚した頃から、またアルコール依存がひどくなったようです。
しかし、この時期の作品が、一番画家として充実している物だそうです。作品は白を基調とし、「白の時代」と呼ばれています。

ユトリロの作品が売れ出すと、その価値を知った母のヴァラドンと義父のユッテルは、ユトリロを部屋に閉じこめて絵を描かせたそうです。その後結婚したユトリロの妻も、色々と指示をして絵を描かせたそうです。

そういう事を知ると、ユトリロは最後まで母親に愛情を注いでもらえず、途中からは無理矢理描かされていたのかなと、悲しくなります。

今回の展覧会は「白の時代」の作品が中心でした。
同じ場所の絵が多く、通りを歩く女の人も良く似た人が多かったです。
酒場「ラパン・アジル」の絵が印象に残っています。



軽い気持ちで見に行きましたが、印象に残る絵画展でした。

オ・ラパン・アジル
   http://www.au-lapin-agile.com/index.html

現在のラパン・アジルは、毎夜生のシャンソンが堪能できるそうです。パリへ行ったら、是非ここへ立ち寄りたいものです。

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ひなケーキ

2006年03月05日 | 日常(主に自然の写真)
ひな祭りと言えば、ひなケーキ
働く身ではなかなか平日には作れないので、お休みの日に作りました

私はイチゴのケーキが大好きなのです
シンプル イズ ベスト



見ばえは悪いですが、手作りケーキって他では味わえないおいしさがあります。
家で作ったケーキはとてもあっさりしていて、いくらでも食べられそうです

泡だて器でカシャカシャと腕の痛みをこらえながら作るので、その努力のおかげで更においしく感じるのかもしれません。
(↑自己満足

おひな様も、おいしく食べてくれたかな??



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楽しいひな祭り(^o^)

2006年03月03日 | 日常(主に自然の写真)
今日はひな祭りですね
私の家でも、ひな人形を飾っています

先月私は30歳の誕生日を迎え、早くお嫁に行かないといけない年頃です
早く人形をなおさないと、お嫁に行けないと言いますが、真っ暗な箱の中で出してもらうのをずっと待っていたのに、すぐになおしちゃうのは可愛そうです

見て下さい。美男美女でしょ?





もうしばらく、ひな祭りを楽しみたいと思います


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