夢夢散歩♪

自然の写真を中心に、日々の出来事を綴ります。

TOUR 2006 “photograph”

2006年09月30日 | ライブ・音楽
久々のINORANのソロライブ大阪BIG CATへ行ってきました。

FAKE?やTourbillonでは、ほとんどINORANの声は聞けないので、ソロは貴重です。
なんと言っても、普段はギターに徹しているINORANが歌うのですから

INORANは決して歌は上手とは言えないけど、すごく心地よい音楽にのって聞こえるINORANの声が好きなんです

昨日のINORANはかなりのっていて、髪がボサボサになるほど頭を振っていたし、「行けるか~」と何度もちょっと掠れた声でオーディエンスを煽っていました。
以前のソロライブとは雰囲気が違って驚きました。

そして29日はINORANの36歳のお誕生日で、メンバーからケーキが用意されていました
DJ BASSさんが「1970年9月29日生まれ、天秤座のA型~」とブルースで歌い出したはいいものの、後が続かなくなっていました…
でもなかなか格好いいブルースでしたよ。
フロアからもハッピーバースディの歌があり、INORANは「ありがとう」と笑顔でした
INORANは雑誌などでは笑顔をあまり見せないので、ライブぐらいでしか見られません。笑顔をいっぱい見られて、満足満足


肝心の曲ですが、photographからがほとんどで、Fragmentからも数曲やってくれたし、なんとFC限定で発売されたFelicidadもやってくれました。
Felicidadはとっても好きな曲なので嬉しかったです~

順調に進んだライブでしたが、ハプニング発生。
Come closerの時に、「なんか音がはずれちゃってるよ~」と思っていましたが、この曲が終わってからINORANも納得しなかったようで「今のあんまりひどかったから、もう一回。」と言って、なんとやり直したんです。やり直すライブなんて初めてです。

残念だったのは、INORANがギターを持ったのがWon't leave my mind一曲だった事です
INORANのギターが大好きな私にとっては、もっと見たかったし聞きたかったです。でもソロではヴォーカリストのINORAN、TorbillonではギタリストのINORANと、割り切って考えた方が良いのかもしれません。

ヴォーカリストINORAN、だんだん歌も上手くなってるし、声も出てきてるし、やっぱりINORANの作る音楽は好きだなぁと、改めて感じたライブでした。

11月はTourbillonのライブ、INORANのギターが楽しみです


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photograph―INORAN―

2006年09月26日 | ライブ・音楽
約5年ぶりにINORANのソロアルバムが発売されました

前のソロアルバムの時も思ったのですが、INORANの曲って最初は「ふぅん」って感じの曲でも、聞いているうちにどんどん自分の中で大きくなっていくんです。
とっても不思議です

昨日買ってきてサラッと聞き、今日もサラッと聞きましたが、やはり聞くにつれてじわじわと心にきます
心にズカズカ入ってくるわけじゃなく、そっと入ってくる感じ。
でも甘いわけじゃなく、強いんです。(表現が難しい…

29日は、大阪でのライブに行ってきます~


INORANのコメントとPVが見られます。
http://www.oricon.co.jp/music/indies/closeup/060922_01.html

上と同じ時に撮ったんでしょうけど、別のコメントを見る事が出来ます。
http://www.oricon.co.jp/music/artistnews/d/165/



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東京散歩

2006年09月24日 | お出かけ
3日間とも歌舞伎を鑑賞したので、今回はあまり東京散歩が出来ませんでした。
でも、今回絶対に行きたかったのが泉岳寺です。
泉岳寺と言えば、忠臣蔵で有名な赤穂浪士や赤穂藩主浅野内匠頭長矩公のお墓があるお寺として知られています。



お墓もお参りしてきましたが、すべてのお墓に線香があげられていて、時間が穏やかに流れていました。

このお寺には赤穂義士記念館があり、義士の遺品が納められています。
また忠臣蔵についてのビデオも上映しています。

↓これは水琴窟です。
この水琴窟と全く同じ物が、夏に行った赤穂の花岳寺にもありました。





このお寺は本当に静かで落ち着く場所です。
でも境内には、浅野内匠頭が切腹した時にその血がかかったと言われる石と梅、また吉良上野介の首を洗った井戸もあり、ここで本当にあんな事があったんだなぁとしみじみ思いました。
赤穂の義士がここへ報告に来たんだなと考えると、お天気の良い空の下でボーッとセミの声を聞き、どこからか水の音も聞こえてくる一時が、とても平和に感じられました。

さて、この後は歌舞伎をたっぷり堪能し、「夜の銀座はなんて明るいの」と驚きつつ、ホテルに向かいました。








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秀山祭九月大歌舞伎 昼の部

2006年09月23日 | 歌舞伎・演劇.・映画
昼の部は1階席4列目上手側で見てきました。

車引(くるまびき)
梅王丸…尾上松緑 松王丸…市川染五郎
桜丸…市川亀治郎 杉王丸…中村種太郎
藤原時平公…市川段四郎

御所に仕える梅王丸、桜丸、松王丸は、三つ子の兄弟ながら、主人が異なるので敵味方どうし。その対立ぶりを描く一幕。

感想
梅王丸の松緑さんは、いつ見ても大迫力
松緑さんには荒事が本当に似合います。
隈取りがさらに迫力を増していました。

桜丸の亀治郎さん。
車引は最近上方風のを見る機会が多かったので、江戸風は久しぶりでした。
隣にいる梅王丸がすごく勇ましいのに対して、桜丸はとても優美な雰囲気が漂っていました
よく遊びに来て下さるアクアさんのブログを読んで、亀治郎さんがしばらく歌舞伎をお休みする事を知りました
大河ドラマに出演されるのですから、撮影が大変ですよね。
亀治郎さんの舞台をしばらく見られないのは残念ですが、亀治郎さんの信玄がどんな風になるのか、とても楽しみです

松王丸の染五郎さん。
堂々と私の席の目の前に登場されたので、ドキドキしました
染五郎さんも昔はスラッと細かったのに、今ではドシッと大きく見えます。
白に鮮やかな緑の松の衣装が、パーッと輝いていました

3人揃うと、やっぱり目立つのは梅王丸
松緑さんの存在感は、すごいですね


引窓(ひきまど)
南与兵衛 後に 南方十次兵衛…中村吉右衛門
女房お早…中村芝雀
母お幸…中村吉之丞
濡髪長五郎…中村富十郎

人を殺めた大関濡髪長五郎は、南方十次兵衛の後妻になった実母お幸のもとに、逃亡前の暇乞いに訪れます。
今日は折しもお幸の義理の息子の与兵衛が亡き夫の跡を継ぎ、十次兵衛を名のって代官に取り立てられたところ。
しかし、その初仕事が殺人犯長五郎の捕縛。
実の親子と、義理の親子。
中秋の名月の光が差し込む引窓の開閉を上手く使いながら、互いに気遣う善意の人々の苦悩を描いた作品。

感想
与兵衛も長五郎もお幸もお早も、みんな本当に心根の優しい人達です。その一人一人の心情が、実に見事に描かれた作品だと思います。
お早の芝雀さんは、本当にだんだんと雀右衛門さんに似てきました。こういう役の芝雀さん好きなんです
時たま見せる女郎の癖が、可愛らしく微笑ましかったです
夜の探索が十次兵衛の役目。
引窓を開け、月明かりを日の光に見立て、長五郎を逃がす場面は、十次兵衛最大の見せ場。
吉右衛門さんの十次兵衛のあまりの情けの深さに、こちらも「ありがとう」と心の中で感謝しました。

残念だったのは、隣に座ってた方が気になった事です。
コクコクと居眠りをされていて、時々ガクッと私の方に頭が勢いよく倒れてくるんですいつバキッと頭突きされか分からない状況に、ヒヤヒヤものでした


六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)
業平小町
小野小町…中村雀右衛門
在原業平…中村梅玉

小野小町と在原業平の美男美女による典雅な動く絵巻。

感想
待ってました雀右衛門さんの登場です
やっぱり雀右衛門さんは綺麗~
どこからこの優雅さは出てくるんでしょうか?
舞踊はあまり分からない私ですが、もうウットリです。
とても短い演目でしたが、雀右衛門さんの変わらない美しさを見られて、嬉しかったです。
しかし、綺麗な梅玉さん業平を振るなんて、小町は手強いですね

文屋
文屋康秀…市川染五郎

色好みの文屋康秀が官女達と戯れ踊る飄々とした味わい。

感想
美しい小町の許へ忍んで行こうとするだけあって、染五郎さんの康秀はかっこよかったです。でもすぐ前で雀右衛門さんの小町を見たので、「康秀も振られるかな?」って感じでした
文屋に出てくる官女は楽しみの一つです。
ごついし、ぶっさいく…(←ごめんなさい)
筋書き後ろの写真では、みんな良いお顔をされているんですけどね。


寺子屋(てらこや)
松王丸…松本幸四郎   武部源蔵…中村吉右衛門
千代…中村芝翫      戸波…中村魁春
春藤玄蕃…市川段四郎 園生の前…中村福助

流罪になった菅丞相の家臣武部源蔵は、妻の戸波と寺子屋を営みながら、主人の子 菅秀才をかくまっています。
しかし敵の藤原時平がそれを知り、菅秀才の首を打たねばならなくなりました。
源蔵は苦悩の末、今日寺入りした子供を身替わりにします。首を確かめに来た松王丸は、「秀才の首だ」と鑑定して帰ります。しかし、実はこの子の親こそ松王丸だったのです。

感想
寺子屋は私が一番好きな演目です。
首を確認する時の松王丸の悲痛な表情。
自分の子供の首を確認しないといけない父親の苦しみが、顔の震えに表れていました。
源蔵と松王丸、吉右衛門さんと幸四郎さん。
このお二人の共演は実に12年ぶりなのだそうです。
歌舞伎座全体が、二人の共演に興奮しているのを感じました。
いつも涙が出るのは同じ場面です。それは源蔵が松王丸に子供の小太郎がどういう風に首を打たれたかを話す場面。
「ニッコリとした」と聞いただけで、もう涙、涙
悲劇ですが、これは名作です


三日間歌舞伎三昧は、正直ちょっと疲れましたが、改めて「歌舞伎って素晴らしいな」と感じました。
初代吉右衛門さん生誕120年で開催された今回ですが、初代を知らない私にとっては、あまりそういうのを気にせず見ていました。
でも隣に座ってた方が「初代吉右衛門は…」と色々お話しして下さいました。
初代が好きで、今もまた二代目吉右衛門さんのファンだそうです。
なんだか、そういう風に歌舞伎を見続けるのは素敵だなと思いました。
今回は、廣太郎くん、廣松くん、種太郎くん、隼人くん、宗生くん、玉太郎くんと、これから将来中心になって活躍する子達がたくさん見られました。
私がおばあさんになった時に、どんな気持ちで歌舞伎を見ているのか、ちょっと楽しみです


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第20回歌舞伎フォーラム公演

2006年09月18日 | 歌舞伎・演劇.・映画
以前から行ってみたいと思っていた歌舞伎フォーラム
今回、歌舞伎座へ行くのにあわせて行ってきました。
会場は、両国にある江戸東京博物館の一階ホール。
とても小さな劇場で、歌舞伎を身近に楽しむ事ができました

第一部「歌舞伎の美」
解説は片岡松三郎さん。
お客さんを舞台に上げて、上方の紙屋治兵衛と江戸の助六の衣装をそれぞれ着せての説明。
着物の着方や、歩き方、懐への手の入れ方など、ちょっとした事で、上方、江戸の雰囲気がにじみ出るのには驚きました
お客さんがセリフを言う、ちょっとしたお芝居もあり、楽しませてもらいました。
解説の松三郎さん、終始すまして解説されていましたが、最後はさすが上方役者さん、上方言葉で花道を引っ込まれました
花道と言っても花道はないので、座席と座席の間の通路です。
通路から2つめの席だったので、間近で見る事ができました。

歌舞伎舞踊「お祭り」
江戸の三大祭りの一つ、日枝神社の山王祭を描いた清元の舞踊。賑やかな曲に合わせて、鳶頭の瀧之さんと芸者の京妙さんが踊ります。


第二部「息子」
あらすじ
徳川末期の火の番小屋。
火の番の老爺が若い男を火にあたらせ、自分の息子は大坂へ行って真面目に暮らしていると話す。若い男も大坂にて、いかさま博打をして食いつないでいたという。
話すうちに、若い男金次郎は目の前の老爺が実の父親だと察するが、息子を信じきる様を見て、打ち明けられない。
そんな折に、捕吏がきて、お尋ね者を捕まえようと金次郎と激しい立廻り。
金次郎は一瞬の隙を見て逃げ、再び小屋の側へ戻り、一言「ちゃん」と呼んで雪の中をかけ去る。あっけなくもせつない九年ぶりの再会であった。

感想
この演目に出演するのは、たったの三人。
しかも、しんしんと降る雪の中に、火の番小屋があるだけの舞台。
とても短い演目ですが、奥の深い人生が描かれた良い作品です。
息子を信じきっている老爺 松三郎さんは、頑固者だけれど、淡々と語る言葉の端々に優しさが出ていて、上手いなぁと思いました。
息子 金次郎の松三郎さんは、息子と打ち明けられないつらさが、ひしひしと伝わってきました。
ちょっとハスキーな松三郎さんの声が、さらに切なさを増し、「ちゃん!」と呼んだ時は胸がしめつけられました


第三部「応挙の幽霊」
あらすじ
ある夏の夜。
道具屋の甚三が二枚の幽霊画を安く仕入れ、偽物と知りつつも箱書きをし、応挙のものと信じさせ、呉服屋の若旦那に高く売る。
明日取りに来ると言い残して若旦那が帰った後、喜んだ甚三は幽霊画を拝み、御神酒を一杯供える。
気分良く呑んでいると、なんと掛け軸から幽霊が抜け出てきて「応挙の幽霊ですよ~」と名乗る。この幽霊が、大酒飲みで酒癖が悪く、脅すわ唄うわ踊るわ金をせびるわと大暴れ。

感想
京妙さんの幽霊が大爆笑でした。
声は震えているし、両手はずっと胸の前でぶらっと下げているし(幽霊界の掟らしいです(笑))。
怖いと言うより、なんだか可愛らしい
この幽霊が大の酒好きで、ドンドン酔っぱらっていき、呂律も回らなくなり、甚三に絡む所なんて、京妙さんのペースで進んでいき本当に面白かったです。
それに振り回される甚三の松之助さんもオロオロソワソワ、その動き表情が笑いを誘います。
せっかく儲けたのに、それをまさか幽霊にせびられるなんて…
べろんべろんに酔っぱらっても京妙さんは最後までしっかり幽霊をしていました。さすがです
これは落語噺を歌舞伎にしたものです。
落語の応挙の幽霊もぜひ聞いてみたいです。


幕がおり、京妙さんのご挨拶。
すごく息があがっていました。舞台ではそんな素振りは全く見られませんでしたが、やはりハードなんですね。
出演者の紹介があり、第三部に出ていなかった松三郎さんも、「息子」の金次郎の姿で出てきてくれました。
最後は松之助さんで締め。
少人数の小さな舞台でしたが、歌舞伎の魅力を思う存分味わうことができました。
関西でもこういうフォーラムをぜひ開催して欲しいです。


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秀山祭九月大歌舞伎 夜の部

2006年09月15日 | 歌舞伎・演劇.・映画
9月9日(土)、歌舞伎座で夜の部を観ました。
座席は1階20列10番で、後方花道側での観劇でした。

鬼一法眼三略巻 菊畑(きくばたけ)
智恵内実は鬼三太…松本幸四郎 
虎蔵実は牛若丸…市川染五郎
皆鶴姫…中村芝雀   笠原湛海…中村歌六 
吉岡鬼一法眼…市川左團次

兵法学者吉岡鬼一法眼の屋敷では、菊の花が咲き乱れています。
この屋敷に奉公している奴虎蔵は実は源牛若丸、奴智恵内は家来の鬼三太。
鬼一が秘蔵する兵法の虎の巻を入手しようと、奉公人になりすましていましたが、虎蔵に思いを寄せる鬼一の娘皆鶴姫に、2人の素性を知られてしまいます。
 
感想
舞台一面に色とりどりの菊の花が咲き乱れていて、とっても綺麗で華やかでした
虎蔵の染五郎さんは、奉公人とは言いながら、放つオーラには気品があります
幸四郎さんと染五郎さんの親子共演。大阪ではなかなか見られないので、嬉しかったです
虎蔵を想う皆鶴姫の芝雀さんは、大事に育てられたお嬢様という感じで、とても可愛らしかったです
まるで絵画のような舞台に、目を奪われた演目でした。 


籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)
佐野次郎左衛門…中村吉右衛門 
八ツ橋…中村福助  九重…中村芝雀
立花屋長兵衛…松本幸四郎    
立花屋女房おきつ…中村東蔵
下男治六…中村歌昇
繁山栄之丞…中村梅玉

江戸の土産話にと軽い気持ちで吉原を訪れた佐野次郎左衛門。
その吉原で、花魁道中に行き会い、八ツ橋に一目惚れします。その後、座敷に通い詰め、身請けの話まで出ましたが、八ツ橋の恋人 栄之丞の横やりが入り、愛想づかしをされてしまいます。恥をかかされた次郎左衛門は、いったん故郷へ帰りますが、数ヶ月後に上京。名刀籠釣瓶で八ツ橋を斬り殺します。

感想
どこでどう人生が狂うか分からないものです。
初めの花魁道中は、本当に華やか。
これはテレビでは絶対に味わえない美しさです
花道のわりと近くだったのでよく見えましたが、八ツ橋の福助さんも、九重の芝雀さんも、本当に綺麗で優雅。ため息が出ました

この演目では、実に様々な次郎左衛門の顔が見られます。
八ツ橋の花魁道中を見て、魂を奪われた次郎左衛門。
立花屋では、八ツ橋を相手に大満足の次郎左衛門。
八ツ橋に愛想づかしをされて、ショックを受ける次郎左衛門。
恨みをはらすため、戻ってきた次郎左右衛門。

八ツ橋の愛想づかしも、素晴らしかったです。
恋人と大事なお客との板挟みになり、そのつらい気持ちがすごく伝わってきました。
残念だったのは、歌舞伎座の柱がちょうど八ツ橋にかぶってしまい、愛想づかしが見られなかった事です。
表情は全然見られませんでしたが、声だけでも十分その気持ちは伝わりました。

次郎左衛門の名セリフ。これも本当に洗練されていて、聞いてて心地良いくらいです。
ここは次郎左衛門の一番の見せ場でしょう。
本当にどうしていいか分からず、まだ恨む事すら考えもつかないほど切羽詰まっている様子でした。

最後の殺しの場面は、八ツ橋の海老ぞり。
最後まで美しかったです
一人の男の人生の破滅を、ここまで見事に演出できるなんて、素晴らしいと思います。


鬼揃紅葉狩(おにぞろいもみじがり)
更科の前実は戸隠山の鬼女…市川染五郎
侍女もみじ…吉之助、かつら…宗之助、ぬるで…吉弥、
かえで…高麗蔵
平 維茂…中村信二郎

信濃路の戸隠山で平維茂が紅葉を愛でていると、更科の前と名乗る美しい姫が侍女とともに現れます。その酒宴に交わり姫の舞を見るうちにまどろんだ維茂を見て、姫は豹変。実は戸隠山の鬼女だったのです。侍女までもが鬼となり、次々と襲いかかる舞踊劇です。

感想
染五郎さんの女形は、今まで違和感を感じていましたが、今回の更科の前はとってもきれい~
侍女達も美しく、うっとり見とれてしまいました。
なのになのに、最初の美しい女性達が嘘のよう。
すごい形相の鬼になり、激しい立ち廻り。鬼もこれだけ揃うと、すごい迫力です。
誰が誰か見極めようと思いましたが、染五郎さん以外はダメでした。まだまだ未熟です
顔は恐ろしい鬼ですが、衣装にちょこっと鮮やかな色。
侍女の時に来ていた着物の色でしょうか??
「この黄緑色は吉弥さん??」と思いながら見ても、やっぱり分かりませんでした。
前半は美しい情景で時間もゆっくり流れているのに、後半はがらっと変わって激しく恐ろしい展開。
大興奮のうちに終わった夜の部でした


4時半から始まり9時過ぎまで、休憩は30分と15分の2回のみ。
食事をしたり、トイレに行ったりしていると、ロビーのお店を見る余裕もありませんでした。
でも、歌舞伎は堪能しました。
出演者が豪華で、演目も見ごたえのある物ばかり。
東京に住みたい、毎月歌舞伎を見たいと思った夜でした

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東京に来ています!

2006年09月09日 | 歌舞伎・演劇.・映画
今日から3日間歌舞伎三昧です♪
今日は歌舞伎座で夜の部を見ました。
もう素晴らしい!の一言。昼の部も楽しみです。
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こごろうの会

2006年09月08日 | 落語
昨日、お初天神参集殿にて行われた「こごろうの会 その9」へ行ってきました。
またもや模様…
こごろうさんの落語会は、本当に雨がよく降ります。
でも雨が降るとお客さんがよく入るそうで、今回も新記録更新で79人だったそうです

昨日は
    鷺とり…桂しん吉さん
    ちりとてちん…桂こごろうさん
    京の茶漬…桂 文我さん
    へっつい幽霊…桂こごろうさん
                      でした。
    
しん吉さん、お休みが2週間もあったので、トワイライトエクスプレスに乗って北海道へ行ってきたとのこと
電車好きには、たまらないんでしょうね
ガタンゴトンと揺られて行く旅は私も好きですが、北海道までと思うとちょっとためらってしまいます
しん吉さんを初めて見たのは、べにこごでの「牛乳時代」です。
その姿が目に焼き付いているので、昨日のしん吉さんは新鮮で、別人のようでした。
前座で短かったので、またゆっくり聞いてみたい噺家さんだなと思います。

文我さん、この方は初めてでした。
ニコニコされながら、こごろうさんを誉めていて、すごく優しそう。
ほんわかした雰囲気で、それが落語にも表れていました。
とても落ち着いていて、安心して聞く事が出来ました。

こごろうさん、なんだかこごろうさんの顔を見るとホッとします。
一番、見慣れているからでしょうか…

一つめのちりとてちん。
腐った豆腐のニオイをかいだ時のリアクション。ホントにこちらにまで臭ってくるようでした。
落語は想像の世界と言いますが、私の頭の中では、えげつない食べものが出来上がっていました。思い出しただけでも気分が…
きっと、お客さんの頭の中には、それぞれのちりとてちんが出来てたんでしょうね。
それを見る事が出来たら、楽しいだろうなぁ

二つめはへっつい幽霊。
幽霊が情けなくて、とてもかわいかったです。
先月、笑福亭生喬さんのへっつい幽霊を見たのですが、すごく貫禄たっぷりの幽霊だったので、落語ってする人によって全然違うんだなぁと改めて感じました。
途中、時うどんに出てくるセリフがあって爆笑。知ってて良かった。知らなかったら、きっと「なんのこと??」ってなってました。

こごろうさんは、本当に生き生きと楽しそうにされるので大好きです。
昨日爆笑した場面は、簡単そうにやってらっしゃいますが、すごく研究&努力をされてるんだろうと思います。
これからも、こごろうさんの落語を見続けたいと思います。


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スポンジケーキ

2006年09月04日 | 日常(主に自然の写真)
昨日、スポンジケーキをホームベーカリーで作りました
スポンジケーキを作れる事は以前から知っていましたが、やった事がありませんでした。
初めて挑戦してみると、この通り、とっても上手に焼けました

   

なかなかやります、ホームベーカリー
他にも色々出来るみたいなので、また挑戦してみます

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食欲のない時には…

2006年09月03日 | 日常(主に自然の写真)
なんかこの写真を見るだけで唾が出てきませんか?
唾が出てくる人は、梅干しの酸っぱさを知っている方ですね。

この夏に撮った写真を整理していると、土用干しをしていた梅写真が出てきました。


梅干は、唾液の分泌を促して消化吸収を良くし、疲労回復などにも効果があるそうです

夏の疲れが出てきて、体もだるく、バテ気味のこの時期。
梅干しを食べて元気になりましょう



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ドラゴンフルーツ再び

2006年09月02日 | 日常(主に自然の写真)
昨年初めて食べたドラゴンフルーツ (昨年の記事はこちら

今年は赤い実にチャレンジ

見た目は甘くて美味しそう~

でも、あんまり美味しくなかったです…
しかも、口の中が真っ赤っか

昨年の、白い実の方が美味しかったです。
たまたま、あまり美味しくない実にあたってしまったのかもしれません。

いちど南国で、もぎたての実をを食べてみたいです



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