須玉日記

母と子、たまに父による写真日記。

中学生対象の天体観望会

2015-08-23 23:02:05 | 太陽・月・星
2015年8月23日 <父>

昨日は、母校(高校)で行われる天体観望会にOBとして参加しました。
東京の予報は曇りだったのですが、予報が良い方にはずれて晴れました。
18時30分頃に屋上へ。まだ明るい空に上弦の一日前の月が見えています。
屋上には望遠鏡がずらりと並べられ、月が導入されていました。
これはドブソニアン式反射望遠鏡。





空が暗くなるまで、階段教室で天文気象部員による部活動紹介、今日の星空、土星、
月、流星報告、神話紹介などの講義がありました。パワーポイントを駆使した説明と
神話劇は充実した内容でした。配布されたB4判34ページの資料も良く出来ていました。
ここまで準備するのは大変だったと思います。





いよいよ観望会の開始です。天体ドームの下にある天文気象部の部室。





部室の棚には古い気象観測記録が保管されていました。
ひょっとして、うん十年前の<父>の記録があるかもと探したら、
ありました!今はなんでもデジタルですが、紙の記録は良いですね。





ドームに行く前に再び屋上へ。
月と土星が並んで見えてます(月の左になんとか土星が写っています)。
様々な小型望遠鏡で観察。小さな望遠鏡でも土星の環が良く見えることに中学生と
保護者は驚いていました。





屋上で観察した後に、いよいよ天体ドームへ。





このドームにはOBが寄贈した15センチ屈折望遠鏡が設置されています。
この大型望遠鏡に約200倍の倍率をかけて観察した土星の迫力は満点。
赤道儀という自動的に星を追いかける装置がついているので、じっくり観察できます。
気流が安定していたため、土星の環や環の中にあるすきま(カッシーニの間隙)が
良く見えました。本体の縞模様も分かります。もちろん衛星のタイタンも見えます。



高校生の親切でわかりやすい説明で、参加した中学生や保護者は大満足だったことでしょう。
是非、母校に進学し天文気象部にも入って欲しいですね。この企画は、望遠鏡の寄贈を
きっかけに始まり今回が11回目。観望会に参加し実際に入学した生徒もいます。
コメント
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