春の種まき

3月にはいり、啓蟄を過ぎると

そわそわ・ぞわぞわが始まります。

春の陽気に誘われ外に出てみれば

ポワポワと中空を飛び回る小さな虫の群れを見つけ

窓を開けると、大きなハエがひゅっと家の中に入って来る。

川のそばを歩くと「ホ～～ホケキョ」とうまく啼けないウグイスの声に

思わず1人で笑いながら・・・

見えないウグイスの姿を探しまわると

枯れて見える木々の姿に小さな蕾を見つけ・・・

そこかしこに姿を現す春の訪れが

とっても喜ばしく感じられるものです。

 

 

 

 

庭におりたつと、毎年一番に姿を現してくれる

 

小さな小さな

「クロッカスの花たち」

 

 

 

 

小径に我が物顔に根付いて、もう立派に花を咲かせている

「アメリカンデージー」

 

 

 

防寒用のシートをはがすと・・・

白い小花のはこべがはびこる中

遠慮がちに葉っぱを広げるサニーレタス・グリーンレタス

赤茎ほうれん草たち

はこべはとっても元気で

我が家のインコの大好物

とっても嬉しそうに食べてくれます

 

 

 

 

そして

変なものを見つけてしまいました。。。

大根の葉っぱを昨年切り離して

ぽんと捨てていた大根の端っこ

春を迎えると共に

切れ端から緑の葉っぱを出しております

すごい生命力ですよね　

まるでトカゲのしっぽが生えるような感じ。。。

これを植えておくとどうなると思いますか？

ちゃ～んと大根の種取りが出来ちゃうんですね

大根・・・七草では「すずしろ」

すずは・・・「小さな」と言う意味で

「ちいさな白い花を咲かせる」と言う意味でつけられたそうです

 

 

 

昨年11月畑に撒いたスナップエンドウ

発芽しなかったものがあり、補充の為に12月にポット撒きしました

身長は10㎝くらい

かわいらしい蔓を伸ばしてます

 

 

 

 

 

これもエンドウの仲間ですが

紫の莢をつけるツタンカーメンの小さな苗

古代エジプトの夢が・・・・

時を超えて

現代にも広がっていきます

 

 

 

 

庭を出て、近くの畑の縁には

「おおいぬのふぐり」がた～くさん

 

 

 

 

 

家から歩いて10分くらいの畑に到着

これは何のなばなでしょうか？

 

チンゲンサイともちょっと違うよう。

これも交雑したアブラナかの野菜

更にこれを咲かし続けて、種を取ることが出来ますが

次代は親とは違う葉っぱの野菜がでてくるんですね

いろいろなアブラナかの野菜を植えていると

自然交配していろんな葉っぱが出てくるのも

家庭菜園の楽しみです

 

 

 

 

春一番、畑でこれを見つける嬉しくなってしまいます

これはなに？

これは「ニラの幼苗」

ニラは1度植えると、冬の間だけ枯れて姿を消してしまいますが

春がきたのを察すると

小さな姿を土の中から現してくれます

色合いがグリーンではなく、赤っぽいんですね

ニラの姿を確認したら

さ～気持ちを引き締め

今年の植え付け計画をねらなくちゃ！！

 

 

 

 

2月に取り寄せていた種を冷蔵庫から出して

撒き時を確認します

 

 

 

 

今年のテーマは・・・

「カラフルインゲン豆」

インゲン豆を主役に

1年間の庭の植え付け計画を練っていきます

 

いろんな野菜の種が見えますね

一つだけお勧め野菜をご紹介

トウモロコシは生でも食べられる甘いトウモロコシなど

いろいろな品種改良が進められておりますが

中央の黒いトウモロコシは「在来種」といわれるもの。

その土地で採種されながら残されてきた品種

名前の通りもちもちとした食感がとっても不思議な感覚の

トウモロコシです

甘さはそれほどありませんが、噛めばかむほど味の出る

とっても好い奴なんですね。。。

 

 

 

 

最後は庭でよく見かけるお花の種

これはオーストリアの方から送ってもらった花の種

名前は全てドイツ語記載で全く読めません。。。

どうして、もらえたか、って？

それはひ・み・つのあっこちゃん　

でも日本でもおなじみの花ばっかりです

コーンフラワー・マリーゴールド・ジニア

ダイアンサス・リビングストーンデージー

色合いがとっても元気なものばっかり

頂いた種はちゃんと咲かせてあげなくちゃね。

 

　　　　　　　　　　

 

今年の花野果村は　

元気色のお庭になりそうです