いしころとまとの花野果村(はなやかむら)

野菜ソムリエ全国大会金賞受賞料理教室『花野果村キッチンガーデン』主宰 
いしころとまとのベジフルこぼれ話

祇園精舎の鐘の音

2008-04-27 00:16:23 | Weblog

 

 

時は遙か彼方に遡って・・・・・

 

 

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響き有り。

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。

奢れる者久しからず、ただ春の世の夢の如し。

猛き人もついに滅びぬ、ひとへに風の前の塵に同じ」

 

 

 

源氏と平家が最後の戦いをした「保元の乱」。

その時から時は流れ流れて、今平成の時に・・・

うら若き女が二人・・・・

 

 

 

「 さあ、行くか!」

持ち寄りお昼を食べると、満足のかけ声と共に町に繰り出すのが、

私と会社の同僚えっこたんの日課。

繰り出すと言っても、周りは仙台駅東口のお寺街。

仙台駅のすぐそばでありながらとても静かな町並みです。

先日まではお寺の境内に咲き誇っていた桜を、

玉おでんを食べながら愛でていたのに、

潔く散ってしまった桜に思いを残しながらも、

昨年二人で発見した「源平しだれ桃」が咲くのを、

今か今かと待ちわびて・・・

 

2度の雨にもめげずに咲いていた

「源平しだれ桃」を写真に収めることができました。

この「源平しだれ桃」・・・・

一本の木から薄桃色と、桃色の花を付ける珍しいものです。

 

 

 

 

         

 

 昨年2女高の線路脇で見つけた源平しだれ桃

最初に発見したのはえっこたんです。

ところが、

これは源平しだれ桃の子供だったわけです。

 

 

 

 

 

ちょっと横道を上っていったら

見事な源平しだれ桃を発見!!

実はこの木が本家本元。

 

 

 

 

 

では、源平しだれ桃の連写をご覧になって下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

源平しだれ桃は実勢で増やすことができるそう。

落ちた実を植えておくと、じき芽が出て、

それを大きく育てているそうです。

あのアパートの脇の源平しだれ桃も、この木の子供だそうです。

 

この源平しだれ桃の存在に気がついたら

町の至る所にこの木の子供がいっぱいいるのに気がつきました。

いろんなところに嫁入りしてあげているんでしょうね。

 

 

 

 散歩をさらに続けて

 近くのお寺の境内には・・・

 

 

 

 

樹齢1000年以上もの樫の木

天然記念物としてして指定されているそう。

 

 

 

遙か昔、平家と源氏が最後の戦いをした時も

この木はここにいたんですね。

 

 

 

私たち人間が木の最後を見届ける時もあれば

 

この木のように、人の栄枯盛衰を長き時に渡って

 

見届けることもあるわけです。

 

 

保元の乱がおきた遙か昔、

 

この木を見上げていたのは・・・

 

この木の根元で休んだでいたのは・・・・

 

この木の下で玉こんにゃくを食べていたのは・・・・

 

 

誰?

 

 

 

 

 

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19 コメント

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一本だった? (しんこ)
2008-04-27 07:18:29
源平しだれ桃か、街の所どころに見かけてましたが、花の色が二色なので、接木をしてる木だと思ってました。 
一本だったのですね、不思議です。
常に車なので、(ウォーキングは夜だけ)お花をゆっくり眺める時間もなく、ゆとりの時間をつくり街中の庭園を散策しょうかな。(入園料無料)

目線を変えると、街なか再発見できるかも。
花を愛でる (まさみ)
2008-04-27 14:38:02
目線を少し変えるだけで、
たくさんの木や花を眺めることは簡単です。
わかってはいても・・・、
「時間がない、忙しい」と
念仏のように心でつぶやく。
反省、反省

いしころさんと出会ったおかげで、
今年はたくさんのお花にめぐり会えます。
(ブログ上ですが)

夜に再びブログを開き、
ビール片手に「一人花見」でもします
11にゃんこに囲まれながら。
むにゃむにゃどうり~ (桃猫)
2008-04-27 14:54:44
おお~そのお寺の檀家でございます!
先祖が眠っています。
千体観音像や、中庭には日本庭園もあり、なごめる場所です。
お寺さんの中にいろいろな冊子があり、美味しいお茶漬物、そこでしか食べれない南瓜まんじゅう。おいしよ!あがって食べてきてくださいな~
大木見に来ました、日本庭園があると聞いたのでと、お答えすればオッケーですよ~
源平しだれ桃って初めて (じん子)
2008-04-27 22:49:58
初めて知りました、2色の花の咲く桃があるんですねー。
「むにゃむにゃ」&その周辺はワタシのルーツであり、今でも週一は行く得意エリア?、なのに全然気づきませんでした…不覚。今度探して見ます。
お寺、どこだろ?
追加 (じん子)
2008-04-27 22:54:55
まさみさんのコメントにある
「11にゃんこ」が気になって仕方がありません~
詳細、希望します!
しんこさんへ (いしころとまと)
2008-04-28 07:14:49
丸森の町でもいっぱいみかけることができるんですね。桜も綺麗な町で、その後に源平しだれ桃、年中
美しい町なんですね~~
年中無料の街中観光を是非ともして下さい。丸森だったら、いろんな発見があると思いますよ。
それに、生活習慣病予防にも・・・
講習会で習った体バランスガイド。駒を回すには
運動が必要なんですよね。
私はお昼の無料観光ウォーキングで5年くらい前に5キロくらいは痩せましたよ。
だからその前の姿は想像しないでね。
まさみちゃんへ (いしころとまと)
2008-04-28 07:18:01
そうそう、忙しいとお花も風景も四季の移り変わりも目に入らないんですよね。
 私もこんな優雅な日々を送れるようになったのは3年くらい前からです。
それまでは心身共にハードな毎日だったんですよ~~
だから今の生活が大好き。心の余裕ができると、人生2倍も3倍も楽しいんだ、って事がやっとこの歳で分かったです。
まさみちゃんも昨夜はニャ子ちゃんと楽しい花見だったことと思いますよ!!
桃猫さんへ (いしころとまと)
2008-04-28 07:20:38
檀家~~
びっくりです。
実は私はあの寺の駐車場を以前はお借りしていたんですよ。
それにあの界隈のむにゃむにゃどおり、知っているのは、確かにあの町の常連さんですね。
今度お寺にお声を掛けてみますね。かぼちゃまんじゅう食べてみたいです!!
じん子ちゃんへ (いしころとまと)
2008-04-28 07:26:11
じん子ちゃんもむにゃむにゃどおりの常連さん??
きっと私たちが散歩している姿を見たことがあるかも・・・
源平しだれ桃は二女高手前の信号を左折、踏切を渡るとすぐに右手に見えます。信号待ちの多い踏切ですので、踏切のすぐ右手に見えるんです。
でもそれは子供の方。3メートル先の道、右手を上にのぼって行くとあの見事な本家本元が見られるわけです。でも、今年はもう終わりかもしれませんね。
まさみちゃんのにゃん・・・はすごいよ!!
物語 (ゆり子)
2008-04-28 08:50:58
昨年初めて写真で拝見した源平…さん。こんなストーリーがあったのですね。特集ありがとうございました。
また桃猫さんの菩提寺であったとか、本当に人も植物もいろいろにつながっているものです。
ここで皆さんとつながっている縁にも本当に感謝です。

師匠の温かいお言葉の数々、昨日読んで最後のくだりにぐっときました。
もう少し頑張って、一段落つけたら、師匠が大切に準備くださっている苗たちを畑におろして夏野菜を存分に楽しみたいと思います

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