フレッシュ食の祭典と２千円札

１３日、卸町サンフェスタで開催された「フレッシュ食の祭典」で
野菜の説明員をさせて頂きました。
「フレッシュ食の祭典」主催するのは、仙台水産さん。
≪生鮮食材の業務用食品フェア≫としては東北では初めての試みだそうで、来場者は飲食業界関係者限定。
この日、ホテルやレストランなどで腕を振るってらっしゃる名だたるシェフや、レストランオーナーさんたちが大勢いらっしゃいました。


私が担当したのは「孝州」青果店さん
展示されるお野菜は、宮城県の伝統野菜や、
あまり市場では見ることのできない西洋野菜たち。
ここでは、東北生まれのクッキングトマト「すずこま」も販売を始めたということで、
主に「すずこま」の試食と「すずこま」の特性についてお話をさせていただきました。
一般的にトマトは生食という印象がありますが、
この「すずこま」という品種は加熱することで美味しくなる調理用のトマト。
ソースであったり、そのままソティしていただいたり、
スイーツに使ったりと用途は大変広く、
日本料理でしたら、ダシの代わりに使う感じで
味噌汁やおでんなどに入れても、大変美味しく頂くことができます。
震災後、塩害に強いということで、津波被害を受けた沿岸地でも栽培を始めた農家の方々が増えております。


スズコマの片面だけをサッとソティーして、胡椒とチーズを載せたものを
試食していただきます。
写真はございませんが、この時に調理をお手伝いしてくださったのが
すずこまを使った餃子で大変有名な『伊達楼』でシェフをなさっていた
黒森洋司さんです。



一緒にお仕事をして頂きました野菜ソムリエSさんです。
説明する際には、正確な知識も必要とされますが
それよりもやはり笑顔が大切！ですね。

 

 

 

「孝州」さんのコーナーは見事なほど多種な野菜が展示されていて

 

 

宮城の伝統野菜、伊豆沼のレンコン、なかなか入手できないと言われている三本木の伊場野里芋、
そして時々このブログに登場する丸森のヤーコン芋

ヤーコンを使った新作のドレッシングなども展示されていて

 

 

よくお顔を拝見する生産者たちの写真も飾られておりました。

 

 

あっ、しんこさん発見！

 

 

 
新種の西洋野菜たちです。

すずこまの説明をしている間にも
「野菜ソムリエさ～～ん、この野菜なんて言うの？」
「この野菜はどうやって調理するの？」
という質問が飛んできたり、野菜の前まで引っ張られて行ったり
引く手あまたの状態でございました。

自分が大好きな野菜の説明という仕事でもあり、
顔見知りの方も大変多く来場なさって、野菜談義に大きな花が咲いて
気がつけば終了の（蛍の光）の音楽がしめやかに流れて♪♪♪
一日のお仕事も無事終了いたしました。

この日頂いたお賃金の中に、今どき余り見ることのない
２千円札が入っていたので
ついつい、息子に「ねえ、２千円札知っている？」
と聞いたら、「僕は平成生まれですから、勿論知ってます」
という返答。
は～～確かにもう既に平成も２５年の時は流れ・・・
よく見れば、この二千円札の絵柄は
はるか昔、平安時代に書かれた
「源氏物語」の世界だったんですね。
「鈴虫」の絵図と詞書が書いており、右側には
かの紫式部がそっとお顔を覗かせていらっしゃるようです。

二千円札は偽造を防ぐためにいろいろな工夫をしている
ということもウィキペディアで書いていたのですが・・・
「にせんえんさつ」の頭と尾をつなげれば
簡単に「にせさつ」になるじゃん！
と、またまたつまらないことを思いながら秋の夜長を過ごす
野菜ソムリエでございました。