いしころとまとの花野果村(はなやかむら)

野菜ソムリエ全国大会金賞受賞料理教室『花野果村キッチンガーデン』主宰 
いしころとまとのベジフルこぼれ話

月刊監査役

2013-07-22 13:34:51 | 月刊監査役

 「月刊監査役」というタイトルと、難しそうな内容の写真を見て、

「えっ、これほんとうにいつものいしころブログ?」とびっくりなさった方もいらっしゃると思います。

若い時、「JDL」という会計専用コンピューターの会社に在籍。

コンピューター操作を教えるインストラクターとして東北中の会計事務所や企業を飛び回っていて

その時書棚に「日本監査役協会」出版の本を見たような・・そんな気がするのですが

あの頃から25年も経って、久しぶりにこのお名前に再会しました。

4月に東京に行って「野菜ソムリエって一体なんなんしゃ?」というタイトルでお話するという機会を頂いたのですが、

その時出会ったのが「月刊監査役」の編集人様。

あの時は4月も半ばだったというのに、足がびちゃびちゃになるほどの大雪が降り

満開の桜が春の雪に濡れそぼつ中を帰ってきたのですが

それからすぐに編集人様から「東京でお話をなさった感じで、ぜひとも『癒し』の世界をご紹介ください」

というお話を頂きました。 

 

 


今では野菜も果物もスーパーに行けばすぐに手に入る時代になってます。

お金を出せばすぐに買える訳ですが、、、

実際に野菜があそこまでそだつには、種を蒔いてから大変長い歳月を要します。

大地に種を撒く。何度も何度も確認しに足を運び・・・

やっと1週間後にひょこんと土から頭を出しているのに気がつく。

数日後、しっかりとした双葉が大きく葉っぱを広げていることに感動する。

「双葉」が出てから1週間ほどで、本当の葉っぱといわれる、その野菜固有の「本葉」がでてくる。

本葉が出ると、しばらくは成長しているかどうかわからないほどのゆったりとした速度で成長をしていく。

ある日突然、その野菜が自分の存在に初めて気がついたように、自力でどんどん大きくなっていく瞬間がやってきて

驚くほどの生命力で急加速で大きくなっていく。

それでも自然界は野菜たちが生きていくのに困難な世界。

時には虫にバリバリ食われて、殆ど葉っぱがなくなってしまったり、雑草の下敷きになったり

病気で息絶え絶えになりながらも・・・

絶え間ない人の観察と愛の手が加わって

やっと栄養たっぷりな野菜に育ってくれる!

 

野菜がじっくりと時間をかけて育つ世界と違い

現代は、ネットの劇的な発達により、情報はあっという間に流れ

煙のように消えていく時代。

若い者も、私と同じ位の熟年も猫も杓子もいつも見ているのはスマートフォンや携帯の画面。

いつ花が咲いたかも、、、いつ花が散ってしまったかも、

トウモロコシが人の丈ほど大きくなっている姿も、、、、

ネギ坊主のまあるい頭が一列に並んでいる芸術的な景色も

雪虫がふわふわと飛んで、冬の訪れを知らせているのにも

まったく気がつかない。

忙しいということは、、、とっても寂しいことだと思います。

現代人がいつしか失ってしまった「ゆったりとした時間を自然と共に過ごす時に感じるさざ波のような喜び」を、

ずっとずっと表したいと思っていたのですが

自分のしたい事と、「社会が野菜ソムリエとしてのわたしに求めているもの」のブレを常々感じている中

今回は全くブレのない待望の仕事に巡りあう事が出来ました。

ブログではずっと情報発信してきましたが、正直誌面に記載されると感激もひとしおです。

日本監査役協会さんから「いしころとまとのベジフルこぼれ話」のお話を頂き、

私の原点である「植から食をお話する」という事が実現できるとともに

「土と触れ、自然と戯れ、忘我の境地で自然に埋没し、いつしか忘れてしまっていた自分自身を取り戻していた。」

。。。自分自身がこの年まで慣れ親しんできた世界を織り込みながら

今後も楽しくベジフルこぼれ話をすすめていきたいとおもっております。

 

 

 「駄文はお許しあれ~」

 

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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いしころとまと先生(笑) (エリオ)
2013-07-23 01:35:13
素晴らしいですね!
驚きました。このような活動を続けていらっしゃる御方とは・・・・・
しかも若い頃にコンピューター関係の仕事をしていたなんて
同世代としてビックリです。
「土と触れ、自然と戯れ、忘我の境地で自然に埋没し、いつしか忘れてしまっていた自分自身を取り戻していた。」
良いですね~~
好きな事を続けられるというのは早々無いですからね
よほど努力していたからこそ今のいしころさんがあるんですね。
オイラの生き様なんか鼻くそにも及びませんよ(笑)

チョロピコさんのブログを介して知り合えた事に感謝します。
これからも頑張ってください!
先生と呼ばせていただこうかな。

種から育てたバジルの先をつまみました。
どのように育つか楽しみです。
茄子も順調に花が付いて実が育ち始めて
UPするのが楽しみです。

エリオ君 (いしころとまと)
2013-07-23 22:48:48
エリオ君、お言葉に気をつけましょう。
鼻●●なんて言葉を使っては
いけませんよ、、、
8月仙台に来たらバケツ持ってもらいますよ。ってね(笑)

流され流されここに来ました。けして努力したわけでもなく、、、なんとなく行き着いたところがここという感じです。
バジル私みたいに太っちょになったらいいですね。
そうそう、バジルの摘心については
ネットで見てくださいね。摘心する場所っというのが、、、味噌ですよ。
ナスも楽しみにしてますね。
Unknown (吉ちゃん)
2013-07-24 16:55:11
監査役とは仰々しい“タイトル”何のことだろうと読んでいました。小さな畑で細々と濃作業を楽しんでいるだけの私はとまとちゃんのような発想は浮かんできませんでした。私の場合は日々の生活の中で強弱をつけその中から野菜達の成長を見ながら、その恩恵を貰いながら時には野菜の姿を描いたりして楽しんでいるだけで終っています。確かに野菜が成長するまでは野菜の生命力がありますが、その野菜達が育つ原点は土壌作りによって良いものが出来たりするものですが、今は何となく野菜達を見守っているだけに過ぎない私ですので監査役のように広義の理論は持っていない今の私は小学生のようなものかもしれませんね。とまとちゃんは素晴らしい理論を持って、ビジョンもしっかりしているので名監査役になれますね。
Unknown (michikoRin)
2013-07-24 19:22:14
志保子さん、こんばんは。久しぶりにコメントさせていただきます。
これですね!おっしゃっていたコラム!!
「いしころとまとのベジフルこぼれ話」というタイトルもとてもいいですね!!
きっと、いしころとまとファンが増えると思います。
私もベランダ菜園のお野菜たちから色んなことを学び、癒されています。忙しくていっぱいいっぱいだった時も、ベランダのお野菜たちを見て元気をもらいました。食べるだけじゃなくて、じっくり見ること、育てることで心にも体にも栄養を与えてくれる野菜たちとの出会いに感謝しています。いつか志保子さんのキッチンガーデンのようになることを夢見て私もガンバル!
吉ちゃん (いしころとまと)
2013-07-24 20:20:11
吉ちゃんこんばんは
吉ちゃんも畑からの恩恵と
畑の作物を絵に描いてと
充分畑人生楽しんでいると思いますよ。
それになんといっても栽培技術はピカ一!
私には到底無理です。
監査役の本に癒しのページで
皆さんに少し気持ち和んでいただけたらと
思っております。
michikoRinちゃんへ (いしころとまと)
2013-07-24 20:24:34
りんちゃんこんばんは
りんちゃんちのベランダガーデン
一度みたいです。
りんちゃんみたいにおしゃれな
ガーデンがきっと出来上がっていることと
思いましよ。
疲れている時は特に、不思議と植物たちから元気もらえますよね。
私は自分で出口の見えないジレンマに陥いったときに、雑草をひたすら抜いていると
すっかり気持ちが落ち着いて
ケ・セラ・セラになります。
何も文句言わずに頑張っている植物たちは偉いな~って
思いますよ。
Unknown (チョロピコ)
2013-07-24 21:42:39
今晩は。
さすが、いしころちゃん。ぶれない志、お見事に尽きます!!!   ブログを始めた頃、この方と交流出来たらいいなぁ~と。ドキドキしながらコメントさしあげた事、夢のような心地が甦ってきましたよ。  「食育」~身を以て頑張っておいでのいしころちゃん、どうぞ、どうか、御身大切にされてね  いしころちゃんのこぼれ話は真っ先に拾うわよ!!
チョロピコさん (いしころとまと)
2013-07-25 20:06:59
こんばんは、チョロピコさん
いえいえ、ぶれてばかりの人生。
やっと自分のやりたいことに巡り合いました。
ご縁のおかげです。
私もチョロピコさんさんとエリオさんと、こんなに親しくお話できるようになって、お友達になれたこと、大変嬉しく思っております。
いしころさん、いたるところにあるので拾ってくださいね~

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