京都の高級漬け物「千枚漬け」。テレビの画面を通すと何とも高貴な印象で。食べたいと思いながらも、今はやりのお取り寄せでは、高いお金を払っても、入っているのはちょぼっと。そんなちょぼっとの量で満足はしたくない・・・ということで、
今日は少しだけ野菜ソムリエの実戦講座。マイスターの教科書をお持ちの方は18ページの蕪編をどうぞご覧下さい。
千枚漬けは京都の伝統ある漬け物。「聖護院蕪」を塩で漬け込んで、なかなか作業が大変なそうな。。。先日、例のハバネロを売っている八百屋さんに行ったら、赤ちゃんの顔くらいの蕪を発見。さて、この蕪の名前、何かわかりますか?
はいこれは、「天王寺蕪」
天王寺蕪といえば、野沢温泉の住職晃天園瑞大住職がその種を持ち帰り植えたところ、葉柄の大きい蕪菜が出来、以後野沢温泉の特産品になった、という野沢菜の元々の品種。そして、野沢菜漬けが日本に広がったわけですね。
この天王寺蕪を見た途端、先日のもんぺばあさんのブログに載っていた、“ダイコンのビール漬け”を思い出し、この天王寺蕪で、千枚漬けもどきを作ることに。
「 天王寺蕪の千枚漬け」
分量 蕪2.5キロ 砂糖400㌘ 塩90㌘ ビール200㌘ 酢300㌘
ゆず 半個 昆布小さく切ったもの 適量
鷹の爪 1本(種を取り半分にする)
作り方 出来るだけ蕪を薄くスライスして、分量の物を混ぜ合わせるだけ。
翌日に混ぜ込むのをお忘れなく、とはもんぺばあさんにこのレシピを教えてくれ
た、みーばあさんのお言葉です。
もんぺばあさん、美味しい漬け物をご紹介頂き、有り難うございました。
ゆずの香りと昆布のだしが利いてなかなか美味しい1品。作るのも簡単ですし、 残ったビールは是非ともお腹の中に入れて下さい。
ハバネロで疲れたわが胃には、この蕪の柔らかさが、とっても優しくって、いくらでも食べたくなってしまいます。
ロシアの民話「大きな蕪」は、蕪を素材としたたとえ話で、どんな困難も皆で立ち向かえば克服できるというお話し。蕪をよっこらしょ、よっこらしょとみんなで力を合わせて引っこ抜くお話し。
さて、今日の勉強会では、みんなで知恵を絞り出して、マイスターの試験に臨んで
いきましょう。
美味しそうに出来ましたね~
蕪の柔らかさがたまらないでしょうね・・・
ビール漬けを作るときは夜じゃないとダメですね。私は朝に作ったので 半分残ったビール飲めませんでしたよ。。
後で・・飲もうと思っていたのですが・・・忘れてしまって・・
追・・・20日でいかが?
つまりこのビール漬けレシピが応用できる野菜はナニナニなんでしょう
ゆり子にしては珍しく端的な質問です
お陰様で、念願の千枚漬けを作ることが出来ました。みーばあちゃんのレシピ、とても助かっております。
宜しくみーばあさんにお伝え下さい。
ま、薄く切ることはできなくって、たまにはぶ厚いのがあるのもご愛嬌と言うことで。
これからのレシピ紹介を楽しみにしていて下さい。、食育講座の合間にでも少しづつ紹介したいと思っております。
今回紹介の千枚漬けもどきは、親愛なるもんぺさんが紹介してくれたレシピからヒントを得て、作ってみたものです。よかったら、奥様に作ってもらって下さい。
ホント、びっくりするくらいのおいしさですから!!
蕪は肉質がしっとりとしているので、口の中に入れたときの食感がとても優しく、キヌ豆腐のようなすべらかさ。ダイコンでは肉質がしゃきしゃきとしているので、口に入れたときの感触がなかなか手強い感じ。
どちらが好きと言われれば、それは個人の好みになるかな?と思います。でも、京都の千枚漬けに遙かに近いのは蕪ですね。
小さな蕪でも大丈夫。見つけたら一度是非とも作ってみてください。お勧めレシピです。