我想一個人映画美的blog

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ステイ/ STAY

2006-03-15 00:03:15 | 劇場&試写★6以上


不思議な映画を観た。
昨年全米公開、ユアンマクレガーの新作、STAY。
舞台はNY。
プロデューサーズ」に続き、今年観た作品の中で上位♪
(追記 この後観た「隠された記憶」も)
今年のアカデミー作品賞、「クラッシュ」よりも好きかも。
以下、ネタばらしはしてないので観ようと思ってた人もどうぞ、、、


監督は、ハルベリーの体当たり演技で話題になった「チョコレート」、
ジョニーデップの「ネバーランド」を撮った,
まだ35歳のマーク・フォースター
脚本は、「25時」「トロイ」(←migはどっちもダメ
デイヴィッド・ベニオフ
実はこの「STAY」が、初めて売れた脚本らしい 150万ドルで


独りで観たなら誰かと意見を交わしたくなり、
誰かと観たら話しあいたくなる映画っていうのは面白い映画の必須条件。
これは久しぶりにそういう作品!

今回は特に配給会社側の"ネタばらしはやめてください度”は厳重。
バラそうにも、簡単には表現できない映画。
観てもらわないと伝わらないような、、、。



"雰囲気"で言えば、migの大のお気に入り映画
デヴィットリンチの「マルホランド・ドライブ」の謎めいた作風にちょっとだけ似てるかな。
こういう、分かりそうで分からない、観る側で受け止める作品って
伏線と、いくつかの謎が絡み合い、エンディングへと繋がる、、、。

そんなに深いメッセージ性のあるものかと言うとそういうわけじゃないし
ビックリのいわゆるどんでん返しがあるということでもないんだけど、、、。

この映画、視覚効果とでも言おうか、とにかく映像が凝りに凝っていて、
サブリミナル的映像、フラッシュバックが随所に入る。
同じカットのまま人物が入れ替わり、場所がワープ?したり。
暗いNYの街中に影を落とす、主人公の持つ不安や絶望が観ている側にも伝わってくる。
それに独特の光と影。

スリラー?それとも切ない感動作??
ひとつのジャンルにカテゴリされない作品。
一瞬も目が離せない、
不思議なイリュージョン世界に引き込まれていく

8(10段階
わけが分からない映画は苦手ー。考えるのは面倒!という人には不向き。
いや、考えたって答えはないのかもしれない。
観たらきっと、誰かと話したくなるはず。
一度観た後もまた観たくなる映画



21歳の誕生日の夜に自殺すると予告して姿を消したヘンリー(ライアン・ゴズリング)。
その謎に満ちた若い患者を救おうと必死で追いかける精神科医サム(ユアン・マクレガー)。
ふたりの出逢いは、偶然ではなかった。
ヘンリーは未来を予言し、彼を担当していた前任のセラピストは部屋から出てこない。
ヘンリーは両親は死んだと言う。そして結婚したいほど好きな女性がいると言う。
サムもまた、結婚指輪を握りしめている。
元患者で自殺から救った画家のライラ(ナオミ・ワッツ)に渡すために、、、。
ヘンリーの謎を追うほど、サムとライラの現実が歪みだしていく、、、。



公式サイト 
初夏、恵比寿ガーデンシネマ他でロードショー
2005年 アメリカ 101min



実はユアンとW主演!
「きみ読む」「完全犯罪計画」のライアンゴズリング、最高の演技
この人のおかげでこの世界が成り立った!と思えるほど
病的な雰囲気の影のある演技が素晴らしくハマってる。



どちらが患者で医者なのか、
わからなくなってきてしまうような迷路に入り込んでいく。
謎めいた青年を救う一心で、、、、。



暗い過去を持つ正統派美人的な役割、今回のナオミワッツ

他にも、ボブホスキンスやジャニーンガラファロなど、個性派俳優も脇でしっかり印象付ける。

アメリカでは、公開後にこの映画の解釈について、ネット上で色々議論が巻き起こったという。
それ納得☆もう一度観たくなってきた!
公開したら、また確認してみようっと。。。

現実なのか、夢なのか、未来なのか?過去なのか??

この監督の次回作は意外にもコメディ。
ウィルフェレル&ダスティンホフマンのコンビ☆
「Stranger Than Fiction」

デヴィッドベニオフと再び組む「The Kite Runner」は来年に控える。



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