我想一個人映画美的blog

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修羅雪姫

2006-03-30 00:30:30 |  DVD,CS,Netfilix,機内鑑賞
タランティーノが「キルビル」で影響を受けたという1973年の日本映画。

主演は梶芽衣子

1ヶ月前のこと。。。。
映画好きの友達からメールが。
「修羅雪姫」を観たよ~面白かった!
知ってると思うけどもし観てなかったら観て!

それを受けたワタシ、
釈由美子でしょ~、あんまり興味ないけどへぇ面白いんだ~

即返信が。
釈由美子を誉めるかーい!昔のだよ」と。

あ。
思い出した。
キルビル公開時、タラちゃんが「大好きで影響された」
ユマにも観せて参考にしたとか言ってたんだ。
近日借りるリストにも入れてたのに、すっかり忘れて
早2年くらいたっちゃってたのだ (笑
あいかわらずトボけてるワタシです。



女の恨み。
それがこの映画のすべて。

母親がある奴らに恨みを抱いたまま、
自分を産み落として死んだ。
その「恨み=怨念」はそっくりそのまま娘に託すと言い残して、、、。
かくして哀しい因果で生まれてきた雪。

人の子として生まれてきたのではない、
母の思いを遂げるべく、復讐するためだけに、、、、。

雪は修羅の子として復讐を果たす。



なるほど、、、、。
「キルビル」公開時に残虐すぎる!とか色々言われた、
あの腕や胴体スッパリ切られ、ギャグ??ってくらいに血が飛び出すところ、
大量の返り血...
「あんたの知ってる誰かに似てないかい...」の
そのセリフ、
憎い奴らが上から見下ろすカットも描写もかなり似てる。 (笑

「キルビル」のおかげでこの作品もDVD化されたというから、
タラちゃんもちょっとは貢献したことになるかな。 


母の恨みをはらすべくして戦い抜こうとする一人の女の人生。


アメリカ映画のお気楽なハッピーエンド(でも好き)とは違った
独特の哀愁やラストの物悲しさはやっぱり日本人ならではのもの。

まだ20代だった梶芽衣子が可愛くて美しい

斬られる瞬間、許してくれ、助けてくれと懇願する悪党に、
「許しはしないし、助けもしない!」(笑
とバッサリ! かっこいい~

7/10
たまには昔の日本映画もいいものです。
続編の方はイマイチとか?




「キルビル」でも流した、この曲がやっぱり素晴らしい
原作者が書いた詩と、梶芽衣子の低音の唄声が。


「修羅の花」 唄 梶芽衣子

死んでいた朝に とむらいの雪が降る
はぐれ犬の遠吠え 下駄の音きしむ
因果の重さ みつめて歩く
闇を抱きしめる 蛇の目の傘一つ
命の道を行く女 涙はとうに捨てました

義理も情けも 涙も夢も
昨日も明日も 縁のない言葉
恨みの川に身をゆだね 
女はとうに捨てました

ふりむいた川に 遠ざかる旅の灯が
凍てついた鶴は動かず 哭いた雨と風
冷えた水面に ほつれ髪映し
涙さえ見せない 蛇の目の傘一つ
恨みの道を行く女 心はとうに捨てました

義理も情けも 涙も夢も
昨日も明日も 縁のない言葉
恨みの川に身をゆだね 
女はとうに捨てました




1973 日本 97min
監督 藤田敏八
原作 小池一雄 /上村一夫
出演 梶芽衣子 / 黒沢年男 /大門正明 /西村晃 / 岡田英次


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