我想一個人映画美的blog

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ストーン/ STONE

2010-11-03 17:37:36 | 劇場&試写★6以上

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エドワード・ノートンVSロバート・デ・ニーロ、スコア」以来、9年ぶりの演技対決!!

トロント映画祭で上映、気になってた作品
あまり話題になってなかったし、調べたら劇場がいつもイマイチな作品上映の銀座シネパトスだったから
ちょっとどうしようかとも思ったけど、ノートン目当てで行ってきました~


登場するのは二組の夫婦。


刑務所の仮釈放管理官のジャックに、デニーロ。退職目前。


いや、デニーロ、馬鹿すぎだから~!と突っ込まずにいられません




その妻。幸薄そうな雰囲気がぴったりのフランセス・コンロイ。
劇中でもセリフにあったけど、声が若くて可愛い。
信仰深い妻はいつも夫に我慢しながら40年以上の結婚生活を続ける。



何考えてるか分からない受刑者、ストーン。
ノートン、黒人みたいな編みこみヘアお似合い!
「ファイトクラブ」みたいにワルも似合っちゃうんだよね~。

でもどこか頭がキレる感じは残るのが持ち味。


その妻には、バリバリのアクションか、心霊ホラーなイメージのミラ・ジョボヴィッチ。
セクシー路線でヌード披露。
柔らかで囁くようなボイスで男を誘惑。




期待してなかったせいか、なかなか面白かった☆
脚本自体はそれほどでもないけど、会話劇として面白いしキャストで魅せる作品。



もうすぐ定年を迎える仮釈放管理官のジャックは、放火と祖父母殺しの受刑者、ストーンを最後に担当することになる。
ストーンはジャックの心象を良くするため、天使のようで無邪気な妻のルセッタを使い
ジャックを操ろうと画策する。
ジャックがルセッタに夢中になっていく一方で、ストーン自身の内面にも変化が訪れる。





6/10(68点)




ちょこっとネタバレ
観終わってしまえば、だから?って言いたくなるような気もするドラマだけど
なかなかどうしてけっこう引き込まれて、睡眠不足なのに全然眠け襲ってこなかったほど。

二人の対峙する男、会話のやりとり、とくにノートンが演じるストーンの最初はただのワルにしか見えないのが
自己啓発によって徐々に悟りというか、精神面で開眼していく心の変化。
これがノートンならではの演技力によって魅せてくれる。
どんな俳優でもそうなんだろうけど、ノートンって
細かな顔の表情まで入り込んでなりきってるから本当にじっくりと観てしまう。


オープニングから、「耐えられないから出ていく」と言った妻の言葉を聞くやいなや
二階に駆け上がり、寝ているまだ子供のわが子を窓から放り投げようとするという行動に出る
キレたら怖い男ジャック。

若いころ役の男にデニーロと同じ位置のでっかいホクロがあるなぁと思ったら
即、なるほどこれは若いころのこの男なのね、とわかる。
おまけに顔そっくりの俳優起用がうまい。奥さんも似てたし。(笑)

キャスト以外は全く予備知識なしに観たんだけど、この二人の男のあとにミラが登場。
それがエッチな妻(娼婦)役だったところで、もう何をするための存在かが読める。

仮釈放管理官なんていう仕事については考えてもなかったけど、
ある程度の日数をクリアして、大人しく真面目にしていると
一人づつ面接をして、仮釈放してもよい状態にあるか調書を出す人間。
その後に審査は受けるけど、この人の一筆ひとつで釈放されるか、人生左右されるというもの。

それをたぶらかして良いこと書いてもらおうなんて企む身内がいるのはありえなくもないことなのかな。

しかし当然、 身内と外で会うのは禁止だろうし賄賂やなんかだって罰せられる。
なのにああ、この男馬鹿だね~。


デニーロ様は その妻とたまたま外で会って(思惑通り) 次に会う約束までしちゃう。
馬鹿すぎるよ!!   腰が痛いと言うデニーロ(ジャック)に
いいものがあるから来ない?とありがちなお誘いに
あり得ない。次の場面ではもう 二人で部屋にいてお酒飲まされ、そして、、、、、、、!!!

男の馬鹿な失態。これがなきゃ話は成立しない。
デニーロあーあ、と思いつつ 
ノートン演じるストーンが、見えないなにか心の声みたいなものを聞く
精神開花に目覚めていく姿が面白い。


セクシーキャラを、スカちゃんやぺネロぺ(この役には二人ともそぐわないけど)ではなくて
ミラがやってるという意外性、それでもうまくハマってるのが良かった。
いやちょっとアバズレ系なイメージがなくちゃいけないから
前者の二人だとイメージ合わないんだろうなー。


あ、なくなってしまったけど意外性ないところでこの役がハマりそうなひとといえば
亡くなったのが惜しまれるブリタニー・マーフィ。
勝手なこと言ってるけど、とにかくミラがハマってたのが


二組の夫婦を対極に出して、善と悪が入れ替っていくような二人の男の姿がじっくり描かれていて興味深い1作。



やっぱりいいな~、ノートン!
ミラのヌードが目的で観る方もぜひどうぞ♪
神を信じてるかとか、宗教じみたセリフも多めだし、
ひとによってはかなり退屈な映画かもしれないけど。
ちなみに日本では面白いって言ってる人の話がきこえてこないけど(ツイッターとかブログ)
IMDbのサイトでは偶然にもわたしと同じ、6.8/10でした~
なかなかいいんじゃない?



公式サイト 
STONE 2010年      アメリカ   109min    
10月30日(土) より、銀座シネパトスほか全国順次公開~




そういえばノートンと言えば、コリン・ファレル共演の「プライド&グローリー」がDVDするーになってすぐ観たけどレビュー書いてなかったな~。

日本で公開待機中の作品として、2009年の「Leaves of Grass」が。
ノートンが一人二役で双子の兄弟を演じるスリラーコメディ。


スリラーコメディってコーエン兄弟のみたいな?(笑)
監督は「インクレディブル・ハルク」で共演した俳優のティム・ブレイク・ネルソン。
共演にはスーザン・サランドン、ケリー・ラッセル。


トロント映画祭でもなかなか評判、ずっと前から言ってるけど一体いつになったら公開するんじゃ??
配給会社さん、ぜひとも早く日本劇場公開お願いします









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