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SOMEWHERE /サムウェア

2011-04-03 17:31:14 | 劇場&試写★6以上

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ヴェネチア映画祭、金獅子賞受賞で箔がついた、ソフィア・コッポラの4年振りの新作

 

むむむ、感想から言っちゃうと そんなとるほどの話じゃない。

タラちゃんが審査委員長で今回ひいき目だという声もあがってたけど

わたしもややそう思うな~。タラちゃんたら。

ソフィア・コッポラの映画って、個人的にはいつも雰囲気的魅力っていうのが大きいと思ってる。

確かに「ロスト・イン・トランスレーション」は評価されたし、わたしも一番すきだけど、

'99年のデビュー作「ヴァージン・スーサイズ」、「マリー・アントワネット」にしろ。

本作は、初めて男性目線で撮った作品。

 

ソフィアの父フランシス・フォード・コッポラが製作総指揮、兄ローマン・コッポラが製作を務め、

相変わらず選曲にこだわるソフィアが今回選んだ、スウィートな音楽は、フランス・ヴェルサイユ出身の4人組ロック・バンド、フェニックス。

 

主演には、脚本を書いた時からイメージしてたという、LA育ちのスティーヴン・ドーフ。

話題作に出演するハリウッドスターで、モーション(古い?)かけてくる女性は後をたたず。

フェラーリを乗り、酒と女には不自由しない ジョニー・マルコ。

別居中の妻との間の娘が数日間戻り生活を共にする。

 

素直で可愛い11歳の娘、クレアには、ダコタ・ファニングの妹として幼少時から注目されてる

エル・ファニングちゃん。デビューは「チャーリーと14人のキッズ」

その後「帰らない日々」「バベル」「ベンジャミン・バトン」などに出演。

姉のダコタ同様、知的な印象とあどけなさを併せ持つ天才子役。だけどこの初々しさがいいんだよね。

この作品が、静かなだけの作品にならずにすむのはこの子の存在感のおかげかも。

 

 

6/10(64点)

 

なんとも起承転結というか、ドラマ性がないストーリー。

だけど、華やかな世界に身を置く一人の中年男が 娘との大切なひとときを過ごすことで

何かを感じていく。そういう情緒的な雰囲気もの。

何か起こるわけでもなく、日常のある数日間を切り取った形で

この一人の男の人生の一部が映し出される。人によっては退屈だろうな。

わたしはといえば、このスティーヴン演じるジョニーが俳優ってことで

普段普通に行われる新作のインタビューや、記者会見、写真撮影、映画祭での受賞スピーチ、

そんなシーンが退屈ではなかった。

面白いかって言われたらそうでもないけど(笑)

あ、新作に使う老人になるための特殊メイクのマスクの型取りシーンはちょっと面白かった。

喋れない状態で真っ白にされたまま、スタッフたち包帯を取りに行くといったきり

しばらく戻ってこないから、この時何か起こるのかと思っちゃった。

あれだけ長写ししておきながら何にもないんだけど何か起こせばいいのに。

なんて思っちゃうんだけど、そういう映画ではないんだよね。

 

ラストにしてもそう。

 

この映画、父と娘が ただ普通に一緒に同じ時を過ごし、

夜中にアイスクリームを頼んだり、TVゲームしたり、食事したり、ドライブしたり、、、

なにげない生活のひとこま。その距離感。そしてそれこそが、人生に大事なものだと思えて来て。。。

エル・ファニング、ほんとキュート。スケートシーンは全く経験がない中で

本作の為に特訓したんだとか。今後の成長も楽しみ。

 

 

ハリウッドの映画スター、ジョニー・マルコ。ロサンゼルスのホテル“シャトー・マーモント”を住まいに、高級車を乗り回してはパーティーで酒と女に明け暮 れ、まさにセレブらしい派手な生活を送っていた。

しかし、それはいずれも孤独な彼の空虚感を紛らわすだけに過ぎない。

ある日、ジョニーは前妻と同居す る11歳の娘クレオを夜まで預かり、親子の短いひとときを過ごす。

それからほどなくして、自堕落な日常へ戻っていた彼の前に、再びクレオが現われる。

前妻 が突然家を空けるため、今度はしばらくの間、娘の面倒を見ることに。やがて、授賞式出席のためクレオと一緒にイタリアへと向かうジョニーだった…。

 

 

公式サイト 

SOME WHERE     2010年   アメリカ   98min

4月2日より公開中~

 

 

毎回楽しみなソフィア・コッポラ作品の音楽。今回の選曲、

クレアのスケートシーンでかかるグウェン・ステファニー「Cool」や、

ホテルのウェイター(おじいちゃん)がエルヴィス・プレスリーの「TeddyBear」を弾き語りなど、

今回も色々なジャンルからの選曲がイイ。

ラインナップが挙ってるのにサントラとしての発売は未定とのことでちょっと残念。

01. Love Like A Sunset Pt 1 – Phoenix
02. My Hero – Foo Fighters
03. One Thing – Amerie
04. Cool – Gwen Stefani
05. Love theme From Kiss – Kiss
06. Look – Sebastien Teiller
07. Message Music – William Storkson
08. Ghandi Fix – William Storkson
09. So Lonely – The Police
10. 20th Century Boy – T.Rex
11. Che Si Fa – Veleria Marini
12. Teddy Bear – Romulo
13. Teddy Bear – William Storkson
14. I’ll Try Anything Once – The Strokes
15. Terrasse – Phoenix
16. Love Like A Sunset Pt 2 – Phoenix
17. Smoke Gets In Your Eyes – Bryan Ferry

 

1月19日に都内のホテルにて来日記者会見。ゲストは富永愛

 

1971年生まれ

1973年生まれ

意外にふたりとも若いのであった。

 

ヴェネチア映画祭にて

 

 

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