ママが二人!突然現れた遺伝子だけのパパ!
レズビアンカップルの子供たちとの家庭に起きたあるドラマをユーモア込めて描く。
今年のアカデミー賞作品賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞の4部門でノミネート。
ゴールデン・グローブ賞、ミュージカル / コメディ部門で作品賞、主演女優賞受賞ほか。
震災からちょうど1ヶ月、その日にまた大きな地震、、、、
そんな中、行われた試写にて鑑賞。
監督は、ケイト・ベッキンセール主演「しあわせの法則」のリサ・チョロデンコ。
この監督自身、精子提供で子供を出産している。
すばらしいキャストたちのアンサンブル
看護婦として働く父親的存在、ジョニの母で一家を養う性格キツめのニックにアネット・ベニング
家庭を守り、レイザーのママである暖かい母ジュールズには、ジュリアン・ムーア。
18歳、ジョニには「アリス・イン・ワンダーランド」のアリス、ミア・ワシコウスカ。
グィネス・パルトロウ系でわたしはあんまり好きじゃないケド、、、
マジメで堅物な感じがハマってました。
弟、レイザーには、「テラビシアにかける橋」「ダレンシャン」ジョシュ・ハッチャーソン。
「センター・オブ・ジ・アース」の続編で共演の、ザック・エフロンと別れたヴァネッサ・ハチェンズと交際中。
随分オトナになっちゃいました☆
子供たちの遺伝子上の父親であるポールに いい人、マーク・ラファロ
ニックとジュールスは結婚して、南カリフォルニアで暮らすレズビアンのカップル。
彼女たちにはそれぞれ子供がいて、家族4人で暮ら しているが、ジュールスの息子で弟のレイザーは大学進学で家から出てしまう姉のジョニに頼み込み、自分たちの父親(人工授精の精子提供者)を一緒に探しだそうとし……
7/10(72点)
初めの20分くらいは実はあんまりノレなかった、
笑いもけっこう盛り込んでて、一部で笑いが起こってたけどわたしは笑えなかった。
「SATC」並みに露骨なエッチシーンがコミカルに映し出され、え??こんな映画なの?と
ちょっと面食らったんだけど、観てるうち どんどん惹き込まれる。
アネット・ベニングとジュリアン・ムーアのキスしあってベタベタしてるの
俳優達を知ってるだけになんかちょっと違和感あったんだけど
二人があまりにうますぎてどんどん馴染んでいって本当の家族に見えてくるから不思議。
そして、マーク・ラファロ!
なにげなく良く出てくるクマっぽいいい人キャラのマークが今回すごくイイ。
カッコイイ!ってわけじゃないけど劇中でセクシーと子供たちに言われたり、美人の気ままなセックス相手
に「ヤりたくなる」なんて言われちゃうのもちょっと分かる、かな?
ほんとの父親に会ってみたい、会ったら素敵な人だった。
仲良くなり、ママたちも含め不思議なカンケイ。
女のカップル+遺伝子提供者との、奇妙な三角関係?!
特定の恋人もつくらず気ままに生きてきた40代男が、
突然現れた遺伝子提供した子供達の母親に惚れちゃう!
さぁどうする?
18歳で一人暮らしの転機を迎えた長女を送り出す二人の母親。子供は自然に育ってく。
レズビアンのカップルの映画といえば、ウォシャウスキーの「バウンド」とか大好きだけど
オバさんカップル(失礼)のソレはあまり見ないので正直ちょっとなぁって感じもあったけど
そんな思いはすぐに払拭された。
同性愛だろうと、愛しあってる気持ちは変わらない。
一生懸命生きて来たと感じさせるアネット・ベニング演じるニックの苦悩、悲しみ。
なかなか気持ちが通じない、受け入れてもらえない感を抱くジュリアン・ムーア演じるジュールスの戸惑い。
とても雰囲気いい作品。
観終えた後は清々しい気持ちに、、、、。(途中、地震の揺れにどっきりしちゃったけど)
こんな変わった家族も、アリだね☆
それにしてもいきなりクビになった庭師、お気の毒。
前半はコメディ要素強く、後半ではほっこり。爽やかな風が流れるよう。
地味ながらも、素晴らしいキャストたちで魅せるユーモア効いた作品
ぜひぜひ劇場で
THE KIDS ARE ALL RIGHT 2010年 アメリカ 107min
4月29日(金・祝)より、ロードショー
プレミアにて。
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