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キラー・インサイド・ミー / THE KILLER INSIDE ME

2011-04-17 12:30:00 | 劇場&試写★6以上

 

 

「私が出会った中で最高の、身も凍るような犯罪小説」by スタンリー・キューブリック

「間違いなくアメリカ文学の傑作である」byスティーヴン・キング

とまで言わしめた、「このミステリーがすごい!」1位獲得のジム・トンプスンの『おれの中の殺し屋』を 

マイケル・ウィンターボトム監督が忠実に映像化。

マイケル・ウィンターボトムと言えば、前作はアンジーの「マイティ・ハート/愛と絆」(2007)

「24アワー・パーティピープル」や近未来SFの「CODE46」、「ウェルカム・トゥ・サラエボ」

「アイウォント ユー」なんていうのもあったけど、あれ今思えばレイチェル・ワイズだったのね。

 

 

舞台は50年代なので古き良き時代のオールディーズがかかり、

ちょっとスリルなシーンなんかでものんきなカントリーミュージックみたいなのがかかって暢気(笑)

50年代の車やファッション(ちょっとしか女性出て来ないけど)も興味深い。

 

保安官助手のルーには、鼻から下が特に兄、ベンにますます似てきたケイシー・アフレック

 

 

 

恋人エイミーにケイト・ハドソン

いっとき太った時のケイトなのか、時代が時代だけに濃いメイクと老け顔で可愛さない

ジェシカたんほどじゃないけど、こちらもベッドでのシーン多め。

 

 

町の娼婦、ジョイスにジェシカ・アルバ

殆どがキスやベッドシーン。娼婦役ならバストも見せくらい気にしないでやる覚悟が欲しい

ブラつけたままとかシーツに包まれて殆ど見せない、カタチだけのsexシーンはだからなんだか嘘くさい(演技っぽい)

ペネロペの女優魂見習って!

可愛いんだけどネ。

そのかわり、後半は…

 

 

郡検事ハワードに、TVシリーズ「THE MENTALIST」や「プラダを着た悪魔」の、サイモン・ベイカー。

 

 

ビル・プルマンはどこででてくるかと思ってたら弁護士役として最後の方でちょっと。

ずいぶんやさぐれた。サンドラとのラブストーリーも遥か昔。

 

1950年代の西テキサス。田舎町で保安官助手をするルー・フォードは誰からも好感を持たれる純朴青年。

幼なじみの女性教師エイミー・スタントンと気まま な逢瀬を重ね、町の治安同様、穏やかな日々を送っていた。

ある日、住民からの苦情を受け、売春婦ジョイスのもとを訪ねたルー。

そんな彼を客と勘違いした ジョイスは優しくもてなすが、保安官と分かるや態度を一変、口汚くののしり平手打ちを喰らわす。その瞬間、抑えがたい怒りに駆られたルー。

最初はジョイス をベッドに押さえつけ激しい殴打を繰り返し、やがて落ち着きを取り戻すと今度は互いに激しく求め合う。

以来、ジョイスとの情事が日課となったルー。

そして、これまで心の奥底に眠っていた闇も解き放たれてしまい…。

 

 

6/10(60点)

 

 

ちょこっとネタバレあり

 

ジェシカたん、ケイト、ボッコボコ!!

二大ラブコメ女優がめっちゃくちゃにされちゃう!!


ヤラレて興奮にも限度あり。

観る側の内なる人間性を試される!?

しかし酷いわ。このやられようは。

SとかMとか普通に人はどちらかに分かれるというけどほんとにそうなの?

どっちでもない、はないの?(笑)

 

この男、いたぶって快楽をという域を遥かに超えて残酷。

愛した者や友人を殺人後に口笛吹いたりしらーっとのんき。

アリバイは弱い上、次々と身近な人間に手をかけるんだから一番疑われて当り前。

一見人当たり良いフツウの兄ちゃんなのに中身は、、、

というか突然の変貌。だけどひょうひょうとしてて時にニヤっとする表情が怖い。

演技の面では兄、ベンよりも評価を受けるケイシーは大袈裟じゃない演技で、二面性ある男を見事こなす。

 

ジェシカ・アルバは上にも書いた通り、大胆シーンならちゃんと脱がなきゃ不自然すぎ。

顔ぼこぼこにされる姿をちゃんと出したのはエラいけど。

それにしても、ああまでして殺されかけてまだ好きだとかありえない~。

と正常な?わたしは思ってしまう。殺されかけた相手を許すなんて。

ジェシカたんはヤセすぎちゃったけど、ベッドシーンや回想シーンで

子を産んでも相変わらずの可愛さクローズアップされてる。

 

このルーという男は、多重人格ではない。

単に幼少期のどこかで、異常な性癖に目覚めてしまってから変わったのだろうか?

突然愛する人を突き放し、いたぶることで興奮を覚えるというところからのエスカレート。

どうしてこういう人格になったかというのは全然描かれないのがわたしは不満。

それともあえてそういう部分を描くような真面目さがないのかな。

 

話はわりと淡々としていたようにも思えるけど、役者たちのおかげなのか

行動に惹き込まれたのか退屈はしない作品だった。

 

どかーん、と最後で残念なことに。

好き嫌いで言えばあのラストは好きじゃないな。小説もああなのかな?

結局はあの男なりの美學を貫いたってことなのか。。。

後味悪いラストは嫌いじゃないけど、あまりにもあっさり終わってしまった。

んー、こういうのは劇場で観なくてもという感じだし 娯楽として楽しむ映画でもないな。

キャストを楽しむにはいいんじゃないかな。

あと、マイケル・ウィンターボトム監督作品ファンはもちろん必見。

 

 

 公式サイト 

THE KILLER INSIDE ME           アメリカ=スウェーデン=イギリス=カナダ    2010年   107min

4月16日より、公開中

 

 

 

2010/4/27 NY トライベッカフィルムフェスのプレミアにて。

 ケイト姐御。

ジェシカ、クロエのドレス。  うっぷす!スカートちらり。  タダではダメよ! 

しっかりガードしたジェシカたんでした

 

ジェシカは、ヘイデン・クリステンセンとのスリラー2007年の「アウェイク」がやっと5/21新宿武蔵野館にて公開決定。

 

 

 あ、もしやキャッシュが脱ぐなと言ったとか?

(キャッシュのせいにしてみる)

 

 

ケイシー妻はあのリバー・フェニックスとホアキンの妹、サマー・フェニックス。

 

 

 

 
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