先日行ってきました~お友達の人形作家、三浦悦子さん(えっちゃん)と中川多理さんの個展
お二人の作品は、父経営の人形博物館 渋谷マリアの心臓でも常に置いてあって見られるけど
一気にお二人の個展が開催ということなので浅草の夜想さん主催のパラボリカビスまで、
えっちゃん(三浦悦子)と待ち合わせて真夏のうだる暑さの中、行ってきた。
多理さんの方は今回は一緒に見るタイミングは合わなかったけど、札幌在住のアーティストで最近はとくに人気の若手作家さん。
今日はお二人に撮影の許可を特別にもらってるのでちらっとご紹介
写真は記事にする予定なかったので全部携帯。無断転写はもちろんお断り
お人形はダメ(怖い)っていう人も多いけどあれはマスコミなどが作ったイメージのせいもあると思うのよね。
ずっと人が可愛がってた昔のお人形とか、魂こもってると考えるのはわかるけど
(実際作り上げるときに完全に魂入ってるだろうけど)ひとりひとりを愛しい、可愛いと思ってあげなくちゃ。
決して広くない空間の中、まず多理さんの方は2階の真っ白な部屋。
真っ白といっても生成りのイメージ。布と、化学実験の小瓶や医療棚があり、浜辺に突如現れた実験室のような空間。
all photo by,mig doll by,Tari Nakagawa.
お子たちは静かなシエスタ。
多理さんdollらしい素敵なお部屋。主催の今野さんによると、もっと布を使いたかった。そう。
かわって1階のむき出しコンクリートの空間には、水と砂を取り込んだ これまた異空間。
まず重いドアをあけるとすぐに水がはってある。(浅いけど踏み誤って落ちる人もいそう)
そして希望者には懐中電灯も貸してくれるほど、中は薄暗い。
これは撮影のために扉あけたのでいくらか明るい。
先に一人でみていたら、えっちゃん 「えー!よく一人で平気だね、私なんか怖くて」
っていうけどあなたの生んだ人形たちですから!(笑)
ちなみにえっちゃん、おすすめした「マーターズ」もいたく気に入って
唯一かな?ってくらいわたしの友達の中ではホラー平気なひとなんだけど自分の人形暗がりで怖いってどゆこと。
doll by,Estuko Miura.
ドールは新作含めて10数体。
痛可愛いのが三浦悦子ドールの特徴。で若いファンが多い。
これはマリアの心臓でもあったけど、食材を使ったオブジェのような作品も。
花嫁さんは、えっちゃんにそっくり。
ってえっちゃんそれは怖いから。
※記念撮影はやめましょう。
(というか禁止です)
見えないけど、これらは全部水が下にはってある。
あ、2階にはシュヴァンクマイエルが来日したら必ずチェックする御用達
剥製のマンタムさんの作品とそのお店の一部もあり。
お二人の個展はパラボリカビスにて、延長で今月18日まで開催中。
マリアの心臓では、常に何らかのお二人の新作か過去作品が見られます
現在は、楳図かずお先生の「赤んぼ少女」三浦悦子作や、このトップにあるフライラーの作品(が何故かマリアの心臓の方に)
それと、多理さんの作品は新作の美少年などを展示。
三浦悦子dollは、翔が2作「食卓」「食堂」 人形アニメーションとしてストップモーション作品を製作。
そのうちの1本「食卓」はこちらでチェックできます。
「食卓」YouTube
たまにはお人形の世界へ足を踏み入れてみてはいかがでしょう?
夜想
三浦悦子・人形展「侵蝕」/中川多理・人形展「白い海」
2011年6月24日[金]~7月18日まで会期延長決定!同時開催
■月~金/13:00~20:00 土日祝/12:00~19:00
■水曜日休館(会期中、臨時休館を頂く場合もございます)
■入場料:500円
■展覧会 会場:parabolica-bis[パラボリカ・ビス]
■東京都台東区柳橋2・18・11 ■TEL: 03-5835-1180
map
マリアの心臓
■2011年7月31日[日]までは「夏の嵐」展開催中!期間中休館なし
■渋谷区神南1丁目20-9-B1 アップルストア隣ビル 03-3780-9818
■天野可淡、恋月姫、秋山まほこ、四谷シモン、三浦悦子、中川多理、
宇野亜喜良、山本タカト、丸尾末広ほか。
■入館料 1000円
お二人とも両会場で作品集が発売中(多理さんのはパラボリカで扱い中)
このblogにも昔書いたけど、以前マリアの心臓にティム・バートン監督とマリリン・マンソンが訪れて
サインと絵を壁に二人とも書いてくれてたのも見られます(ティムはジャックの大きな絵)
migblogこの記事みたと言ってくれたら何かもらえるかも?(スタッフに言っておきます)
★三浦悦子 Etsuko Miura
1997年吉田良に師事。
'00年初個展「義躰整形院回廊」(デザインフェスタギャラリー)。以降、マリアの心臓ほか個展開催多数。
人形写真集「義躰少女」「フランケンシュタインの花嫁」(エディシオン・トレヴィル刊)。
ポストカードBOX『義躰標本室』(ステュディオ・パラボリカ刊)などがある。
http://dolly.vivian.jp/gsn_doll/
★中川多理 Tari Nakagawa
2001年DOLL SPACE PYGMALIONにて吉田良氏に師事。'09年2月個展「Down Below —ダウン・ビロウ—」(横濱浪漫館)。'11年「ベルメールと日本の球体関節人形」(パラボリカ・ビス)など企画展・グループ展に参加。
作品集に「人形寫眞文庫 中川多理」(平安工房刊)がある。
札幌市で人形教室を主宰。
http://kostnice.blog105.fc2.com/
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