Je suis moi

今日は、きっと素敵な一日。明日は、きっと今日よりもっと素敵な一日。
今日も明日も、わたしは、わたし。

脱出劇

2023年07月06日 | 日記

数日前から、ちょっと個性的なカエルの鳴き声が朝も昼も夜も、ずーっと聞こえていました。
「くけけけけけけ」「こけけけけけ」というような感じ。

今日になって、だーりんが「カエルみたいな鳴き方のする鳥がいる」と言うので、
外に出て見上げると、いたいた!

「けけけけけけ」「こけけけけ」と鳴き声もなかなかの大音量です。
しかも、逃げようともせず、上にいったり地面に降りたり、せわしなく私のまわりにまとわりつくようにして鳴いています。

なんていう種類かなと思ってGoogleレンズで調べたら「イソヒヨドリ」らしいのです。
イソヒヨドリは美しい鳴き声で知られる鳥だそうですが、
威嚇するときは「こけけけけけ」とカエルのような鳴き声を出すとか。
動画で聴くとまさにこの鳴き声でした。

…なんですと!?
なにもしていないのに、なぜ威嚇されなきゃならないのだ???

と、ブツブツ言いながら、だーりんとランチに出かけてきました。
お中元の手配など所用もすべてすませて、帰宅すると、
またイソヒヨドリが飛んできて、頭の上から「こけけけけけ」。
今度は足元に降りて下から見上げて「くけけけけけ」。

なんなんだ!?
と思いながら家に入ろうとすると、
物置部屋の格子の奥から、カタンと物音がしました。
そういえば、2、3日前から家に出入りするときにも物音がしていたような。。。
気のせいかと思っていましたが、もしかしたら…と思い、格子の奥を覗いてみると

いた!!!
九官鳥くらいの大きさです。

格子の上の方にある隙間から落ちて、上がれなくなっていたようです。

まとわりついていたのは、この子の親か?
それともこっちが親か?

しかし、この格子は外からはずせないので困りました。
仕方がないので、ほこりまみれの物置部屋に入って、窓際に置いてあった古いたんすを移動させて、
何十年もそのままあかずの窓になっていた窓をやっとの思いで開けて
段ボール箱を押し込むと、そこを足場にしてようやく上の隙間から飛び出していきました。

作業の間、もう一羽は、「くけけけけ」と鳴きながら、格子の向こう側まで降りてきて
私の方を見上げて鳴き続けていました。
だーかーらー
私は威嚇される覚えはないんだってばっ。

無事、脱出した瞬間からカエル声はぴたりと止んで、
「ぴゅーい」「ぴゅーい」というきれいな鳴き方に変わりました。
これが本来の声なんですね。

そして、残されたのは、頭からほこりまみれになった私。(^^;)
ま、いっか。
イソヒヨドリ、元気に長生きするんだよー

コメント (2)
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