貝原益軒(かいばらえきけん)の「養生訓」に人生を楽しむ「三楽」があります。
(現代語訳)
人には三つの楽しむべきことがある。
一つは、自分自身で正しいと思う道を実行し、道理をはずれたことをなくして善行を楽しむことである。
二つは、身に病気をなくして、快適に楽しむことである。
三つは、長生きして、十分に人生を楽しむことである。
簡潔すると「積善、健康、長命」ということです。
積善とは自分が正しいと思うことを常に行うこと。
よくないと思いながら、目先の利益などを優先して生きることは楽しみにつながらない。
また、中高年になると健康や長生きが大切と感じるものだと述べています。
この三楽の中に、金銭が入っていないのに気づきます。
人生の楽しみには、金銭とは関係ないことを知っておくべきだと述べています。
とても納得します。
施設内で文句ばかり言っているお年寄りがいますが、早死にしています。
もう少しのんびり生きて欲しいものです。
お年寄りから、あんたはいつも楽しそうでいいわねと言われます。
人生を楽しんで生きているのかも。
皆様も三楽を心がけて下さい。
祈願