「ねえ!あなたはいつもまっすぐにしか行かないね。たまには曲がってもいいんじゃない!」と皆からよく言われた言葉です。
人生にまわり道なんかないと思う。
まっすぐな道だと思う道が本当はまわり道ではないだろうか?
夢でまっすぐの道がゆったりとした四角を描く道になっていて、また元にもどるような道だった。
だから、人生にはまわり道はなく、まっすぐな道なんだと感じたんだ。だからね、あなたが遠廻りと思っている道はまっすぐな道なんだよ。だから心配しなくていいんだよ。
一休さんが80歳の頃、応仁の乱で西の総大将を務めた武将、山名宗全が病床で不安になったのか一休禅師を呼んだ。
見舞いに来た一休は『なんじすでに末期なり、我もゆき人もゆく。ただこれ一生は、夢の如く、幻の如し』と言葉を掛けたそうです。
宗全は安心して往生したそうです。
「あんたはもうじき死ぬだろう。だけど、あんたは一人じゃない、私もゆき、他の人達もゆくのだから不安になることはない。あんたも愛や名誉など、いろいろあったろうけど、人の一生は夢、幻だよ。喝!(かーつ)」凄い言葉を掛けたと驚きました。
また、江戸末期に物外(もっがい)という名僧があるお殿様に依頼されて正月の床の間ように書いて渡した書があります。
『婆死ぬ、嬶(かか)死ぬ、倅(せがれ)死ぬ、孫死ぬ』正月に死ぬばかりの書に驚きませんか?
縁起が悪いと思いがちです。
順序よく死んでゆくことがめでたいという意味です。
順序が逆になっても、後悔や憎しみを持たないことがめでたいとの意味もあります。
何か勇気が沸いて来ませんか。
まだまだ生かされているのだから明日も頑張りましょう!
新年明けましておめでとうございます。
「命の時間」
命は目に見えない。
命はいつまでも続かない。
神様は限られた時間の使い方を平等にはしてくれない。
不平、不満、不運、憎しみ、怒り、嫉妬を思って生きる時間を費やする人。
自分の目的に向かって努力して生きる人。
生きる喜びに気づくには命の時間をどんな道を歩くかによって変わるもの。
今年も「生きる力になる言葉」を辛く苦しむ人に届けたいと思います。皆様今年もよろしくお願いします。