愛犬も亡くし、両親も亡くし、兄弟も亡くし、故郷も去った。心に淋しさだけが残った。何か記憶に留めて起きたくて書いた詩を同じ思いの人に捧げます。
『さようならって言わせて』
木の葉は散っても木は生きている
木が枯れても
森は生きている
ひとつの命が
死んでも
必ず生まれ
変わるんだ
春になると
木は新しい
木の葉をつけ
草やお花はパッと大地から芽を出す
このことが
ずっと ずっと
つづいていくんだもし死んでいる人に
君の悲しい
気持ちを
話したら
君は
ほっとするかも
しれないよ
だってその人は
君の気持ちを
よくわかって
くれるから
大切な人は
僕達の
思い出の中で
ずっと ずっと
生きていくんだ
わすれないでね
ありがとう
さようならと言わせて
(ジム・ジョアン)
『忘れないよと言わせて』
木は新しい
木の葉をつくり
森はあらたな
生き物を育んだ
寒い冬が過ぎ
大地は草花をいっぱい
開花させた
私たちの心は
悲しみを越え
懐かしさと
親しみが
増してきた
もう
さようならは
いわない
ずっと ずっと
あなたのそばで
生きていくから
ありがとう
忘れないよ
と言わせて
(僕)