時間当たり給与は最低賃金として最低額は決められている。
千円以上を公約で挙げている党もあったが、実際に千円越しは二都県のみ。
最低額は沖縄県の820円である。
8時間を一日の労働時間と見なせば6560円となる。
20日間働いても月額は13万円余りだ。
年額200万円に届かない。
一方、今回のコロナ騒ぎで医療従事者はフル回転で働いた。
直接お手を煩わせてはいないが感謝で一杯だ。
その時間給は医師であれば55000円と決められた。
資格による業務であり解らないでもないが高額だ。
一日20時間も働いた医師もいると言う。
この勢いで働けば、最低賃金で働く人の年間収入を僅か二日で凌ぐ。
本当にこんな格差が有って良いのかと思う。
もっとも、同じ医療従事者でも看護師の場合はどうなのだろうか。
とは言え、医師であってもこの金額がそのまま収入になるわけでもないようだ。
病院などの組織に支払われるのだから、懐に入ったのがどの程度かは判らない。
例の日大病院も重症患者を沢山診てきた。
この場合は、理事長が吸い取ってしまっているかも知れない。
金は必要だが、必要以上の金は人間を魔物に変身させる。