今日のサッカー練習は変則でした。
6年生が練習試合に行きました。
5年生と3年生がリーグ戦の試合。
4年生も一部の男子は5年生の、女子は3年生の試合に同行。
2年生の一部も3年生の試合に同行。
残った2人の4年生と2年生、それと1年生以下の11人だけ。
でも、こんな時は良い練習が出来ます。
コーチは私一人でしたが、今日当番の保護者がサッカー経験者。
メニューを私が決め、二人で11人を見ました。
今日のテーマはキックの基本を学ぶ。
低学年の子や途中から入団した子はキックの基本を余り学んでいない。
キックがしっかり出来ないと試合をしても面白くない。
練習も上手くいかない。
止まっているボールから始め、少し動くボールのキック。
完璧とは言えない物の今日一日で大分上達しました。
最後には正方形での鳥かごをやりながら、問題を一つずつ指摘。
3対1の鳥かごは3人で正方形の辺に立ちボールをパスし合います。
一人が鬼になり、そのボールをパスカットしたら鬼の勝ちです。
小学生で多い問題はボールを貰う時の立ち位置です。
ボールを持っている子に対し右と左の辺でボールを受けるのは簡単です。
しかし、パスの得点は平行した辺でパスを受けた時だけと説明します。
得点だけを考える子は兎に角向かい側の辺に立ちます。
しかし、ここは真ん中に鬼が居るので簡単には通りません。
左右の辺を動き回って得点のチャンスを伺うのです。
しかし、ここで大切なのはパスの正確さになります。
そしてボールを受けるトラップの確かさ。
二人の味方の位置を確認する周りを見る目。
正確なパスだしはボールのスピードも大切です。
遅ければ鬼に取られ、速ければ相手が受け取れません。
こんな難しいことを短時間で判断してやらなければなりません。
しかもチームワークがとても要求されるゲームです。
5、6年生になればそこそこ出来ますが、完璧には行きません。
それを2年生以下に要求するのです。
ところが、ゲーム性がある練習は実に喜んで行います。
パスを取られたら鬼になる。
私は2年生以上の5人を見ましたが、一人余るので鬼は一回休み。
この練習を12分ずつ2回繰り返しました。
最初はめちゃ蹴りをする子が多かったが、面白さが判ると夢中になります。
しかも、試合の時の動き方も学べます。
鬼はボールに早く寄せることを。
パスを受ける子は受けやすい場所に早く移動することをです。
この後試合形式の練習をしましたが、成長の見えた子もいました。
身につくか付かないかは一人一人のサッカーへの取組み方です。
けれども楽しく取り組めるように練習を組み立てるのはコーチの役割です。
階段はいっぺんには昇りきれません。
一段一段の積み重ねです。
子供たちがそれを理解するのはコーチの粘りです。
二段飛ばしや三段飛ばしでは身につきません。