自主防災会の構成を大幅に変えようとしている。
理由は深刻で、構成部員が確保出来なくなってきた。
自治会総会の席で、老齢化が進み選任出来ないの声。
各隣組から6~7人の構成部員を要請しているが動ける人を出せないと言う。
防災会役員会でもその問題は根が深いと認識していた。
私は手を挙げて構造改革の青写真を描いている。
これを叩き台として意見を促し、大改革を纒めるのだ。
こうした活動は仕事として長いことやっていた。
考えや意見を纏め上げるのは得意分野。
しかし、自治会内には変化を嫌う人も多い。
構成部員を減らすには役割を減らすこと。
今まで無駄な役割があったとは言わないが、世の中は変化している。
東日本大震災以来、防災に対する考え方も大きく変化した。
公助は後退し自助が一番大切になった。
共助も近助からが基本である。
自主防災会には『消火部』が存在し、訓練では派手なアピールをしていた。
放水訓練や消火器で火を消すことはインパクトがある。
先日、消防団と会談をする機会があった。
その時、本当の火事のとき消火部が役立つかを聞いてみた。
実に明確な回答があった。
消防団でさえ消防署の指示で応援する程度だと。
団員は訓練を重ね、救急救命士などの資格を持つ人もいる。
それでも消防士程には活動が出来ない。
ましてや、小さなポンプしか持たない消火部は邪魔者扱いだろうと。
活躍の場をあえて探せば、延焼防止に水を撒く程度だろうか。
それさえ水がふんだんにあってこそで、そうした環境は得難い。
結論はほとんど役に立たないとの判断だった。
初期消火は自助努力。
理解が得られるだろうか。
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