台風15号がもたらした災害の全容はまだ見えない。
西部から中部まで幅広い被害が報告されている。
清水区の水害は巴川の排水が出来ないことが第一原因だと思う。
この川は海に注ぎ、満潮の時は排水が出来にくい。
堆積物も多く、川底は浅く浚渫しても直ぐに埋まる。
街はこの川沿いに連なるのだから被害は集中する。
1600を超す床上浸水があったようだ。
6万戸を超す家が断水し、一週間経ってもまだ断水のところがある。
そのため三連休以降休校している学校もある。
西部磐田では幅200mを超す大規模山崩れがあった。
この報道は発生後暫くするまで私は知らなかった。
被害報道が兎に角遅れた。
山岳地では道路の崩落や山崩れで孤立した部落が今もある。
全国版の放送で確定的被害報道が幅広くされたのは月曜日以降だ。
断水に報道内容は集中した。
その内に復旧が遅れた理由として県知事と静岡市長の確執を報道した。
被害者にとってはどうでも良いことで、復旧活動が先行されるべきだ。
静岡市長の動きの鈍さは顕著だった。
土日に彼が静岡で生活居ていたとはとても思えない。
日曜日に視察は余りにも遅いし、自衛隊要請を即日しないのも解せない。
下種の勘繰りだが、日曜日の夜遅くまで静岡には居なかったのではないか。
もう一つ考えられることは、高台に住んでいれば災害を予想できない。
被災地と被災地で無い地域は隣り合って存在している。
近くでとんでもないことが起こっていることを知らずにいても不思議は無い。
台風18号がまたしても南の海に来ている。
この時期にこの台風の軌跡は珍しい。
地球規模で何かが変化している。
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