古稀を過ぎた主夫の独り言日記

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むかしとったきねづか

2023-11-16 10:04:24 | 主夫のつぶやき
昨夜、自主防災会の会議があった。
その席で、同級生がこんなことを話した。
『二、三十年前私は防災の仕事をしていて、職員として研修を何度か受けた経験から···』
彼は市の職員として役所勤めだった。
当時としては防災の最前線に居たことは確かだ。
自治会では、今防災会の組織を大改革しようとしている。
一年を掛けてほぼその全容は纏まった。
しかし、一つだけ心配事がある。
それは『避難所の開設·運営』のこと。
まず、第一次指定避難所を隣の町内と開設する。
しかし、いまだかつて隣町と調整すらしたことがない。
掛け声だけは市制が掛けるが、具体化は全くされていない。
私はそのことを憂い、目標を明確にして何時までに纏めるかを決めなければいけないと進言している。
形の上ではそうした会議体も市制が用意した。
けれどもその会議体がまともに機能したことは未だ嘗てないようだ。
役員としては私は新参者で、知らないことも多い。
しかし、やると決めた以上とことんやる覚悟はある。
だから前向きに意見を述べ、改革も先頭に立ち進めてきた。
ところが件の彼が言う。
『私の経験ではそんなに上手くことは進まない』と。
私は言う。
『12年前に防災は180°転換したのだから、それ以前の経験は役立たない』と。
東日本大震災の後、私は防災ボランティアに登録して色々な教育を受けた。
被災者の話や職員として現地に派遣された人の話を聞いた。
『被災前の防災意識は全く役立たなかった』とし、避難所での具体的な行動を下に大変化が有ったことを知った。
10年前にはそれが体系化されて、今の防災意識に繋がっている。
ところが件の彼は二、三十年前の杵柄を振り回すのだ。
昔取った杵柄とはよく言ったものだ。
彼の姿を見て、私は反省もした。
情報は絶えず最新にして物事に立ち向かわなければいけない。
私も昔取った杵柄を振り回すことがあるのではないか。

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