氷の世界
雪の残る奥の院に参拝。
今回の奉納演奏の無事を祈願。
御廟橋より横に逸れ、高野三山の奉納登山が始まる。
今回も先導を切って道中の露払いをお願いする、導師O氏。
最初のポイント摩尼山に向けて、どんどんエスカレートする雪山。
氷の世界
雪の残る奥の院に参拝。
今回の奉納演奏の無事を祈願。
御廟橋より横に逸れ、高野三山の奉納登山が始まる。
今回も先導を切って道中の露払いをお願いする、導師O氏。
最初のポイント摩尼山に向けて、どんどんエスカレートする雪山。
高野三山は、摩尼山・楊柳山・転軸山からなり、
奥之院の弘法大師御廟を護るように囲みそびえ立つ。
中心の楊柳山の左右の沢から川の流れがが始まり、
それは御廟の上でひとつになり、
奥の院聖域の結界に架かる御廟橋(みみょうのはし)の下を流れる玉川に。
ここでは今も寒の水行が行われる水行場がある。
地図から観ても解るように、
お大師様はこの巨大な女性エネルギーの源に
自らの永住の場所を選び、
Y字の要の場所に今も居られるのである。
昨年末の町石道奉納登山で、遥か高野を眺めた時に一際際立つピラミッド山が楊柳山である事が判明した時よりずっと心の片隅に引っ掛かっていた山。高野山内では一番高い。導師O氏の突然の発言より今回の高野三山奉納登山が実現に至る、
山の天気は変わりやすく、今までの青空が嘘の様に早い雲が流れ、
高野山奥の院の駐車場到着と同時に一瞬現れる彩雲。
雲は瞬時に次々と姿を変え、
降り注ぐ後光。
いざ奥の院・
やはり今回はやたら魂が騒ぐ。
ピリカンの雲ひとつない晴天の中、大阪と和歌山の県境の紀見峠を抜け和歌山橋本に着くと、
突然目の前に現れる白い巨大なもや!
そのもやの中に突入。
それが紀ノ川に沿って上に現れる巨大な雲海である事が判明する。
長い間、何遍またいだか解らないけど・こんな現象が紀ノ川で起こっていた事を初めて知る。生きている大自然の姿である。
山の上からの眺めは、大きな川の流れに沿って遥か彼方まで続き、
それこそ巨大な白龍の如く。
今まで観た中でも一番の大きさを持つ龍体!
空海が埋めた、龍から戴いた宝珠との出会いの奉納登山演奏の幸先に相応しいお印に、
魂がワクワクしてくる。