摩尼山には、役行者が住んでいたりとか・弘法大師によって宝珠が埋められ、それを龍神が護っていると言う言い伝えがある事を、ここに来る直前に知りました。
お大師様が埋めた宝珠は全部で3つあるとも伝えられていて、
そのひとつは、お大師様がチベットより京都に降ろした龍が、奈良の猿沢池・春日山を経て室生の龍穴神社に辿り着き、そこに埋めたもの。
私もそこは何度も訪れ、いつかは奉納演奏が行われる場所と今でも心から離れない場所ではあります。
摩尼山にもそんな言い伝えがあったとは・
龍の山です。
これは私のところにやって来た最初の宝珠で、「赤いルン」のジャケットにも写っている赤龍が腕ごと私に授けてくれました。
よく行く大阪貝塚の水間観音、の言い伝えと同じような事が起きてしまい(行基が水間の龍神から手首ごと宝珠をもらった話)、その時は驚きましたが・
龍と呼ばれている空想の動物は、天と地をツナぐエネルギーの象徴で、非常に大きな力を持つ反面・その不器用さが大きな災いも起こしてしまう。この手首ごと宝珠を渡した話も・宝珠だけを手渡す、そんな簡単な事が出来なかった事にいらだち、自分で手首を引きちぎって渡したと言う話。
なんかやはり・私にはどうも憎めない存在ではあります。
二個目の宝珠は水晶です。
摩尼山で三個目と出会う事になるのでしょうか・
宝の珠は、私達の願いのかなう力の、
大きな存在の象徴です。
今だ原生林の残るこのエリア、
いたるところに観られるサルノコシカケの様な寄生キノコ。
ようやく摩尼山頂上。
雲で覆われた空が一瞬開き光が射し込む。
白銀の世界でのその白に同化しての一発目の演奏が始まる!
奉納登山始まって以来、初の雪上演奏でした。
し・尻が、シ・ビ・レ・ル・・
まだまだ遥か彼方にそびえたつ今回のメイン、楊柳山!
奥の院御廟から東に、
二つの川の真ん中を貫き天にツナガルピラミッドである。