急に寒くなってあられが降ったり、高知では桜が咲いたり、
春の嵐の訪れに、部屋を掃除しがてら色んなものを処分していると、
なんと、
白虎社の「インドネシア舞踏キャラバン」の進行表が出てきました。
28年前のものは流石に紙が風化し始めます。
ぼろぼろでした。
【写真:阿部淳氏】
この、タガス村でのリハーサルの時に手にしているのがそうですが、
この進行表がツアー中ずっと無事で、
そして日本に無事に帰国し、今、私の手元にある事が奇跡です。
【写真:阿部淳氏】
打ち合わせは、
私の殆ど話せないブロークンイングリッシュを、
左の、プリアタンのマンダラハウスのカレラン氏がバリ語に訳し、
右のタガス村の長老の息子さんに伝えてくれました。
【写真:阿部淳氏】
長老はMr.グリンナム氏。
その村では、子供達のケチャックダンスが誕生していました。
本当に素朴な村でステキな長老でした。
今回再び必ず訪れたい場所です。
そこは、28年前にバリの内地で演奏した場所の中でも、
一番神秘的な場所でした。
今回、写真提供していただいている阿部氏も言っていました。
全くの闇と、松明の灯りの世界でした。
公演中に、何回も発電機からの電源が途絶えました。
その会場では、寺院の中庭で枯葉が炊かれていました。
その煙を吸っただけで意識が遠のいて、
たぶん何か、そんなものを燃やしているという噂が広まりました。
本当に幸せな、時空を超えた再会のひと時でした。
ご自宅でグンデールの演奏を披露してくれました。
「スマルクプリガン」のグンデールの名士!
30年近く前の出来事です。
出来る事なら、今一度お会いしたいです。