【写真:阿部淳氏】
アナッ・アグン ・グデ・ングラ・マンダラ氏。
私達が訪れた4年後にこの世を去られました。
私達はこの時、音楽や芸能に対する貴重な話を、
マンダラ翁から直接聞かせていただく事が出来ました。
それは、バリの特別な時空での夢の様な時間でした。
若くしてヨーロッパに遠征し、パリ万博ではそのサウンドは、
クラシック音楽・ドビュッシーに代表される音楽家達にも影響を与えました。
そしてその後も、彼の率いる「グヌン・サリ歌舞団」が、
バリ一番のスリリングで激しい「ゴング・クビャール」サウンドを、
バリのガムラン音楽を、世界に知らしめる。
右側はチョコルダ・アリ氏。
当時の「ゴング・クビャール」のリーダー。
その意思を、 バリでも一番世界的に有名な「ティルタ・サリ歌舞団」が今も受け継ぐ。
【写真:阿部淳氏】
Mr.バグース氏。
マンダラ氏の御子息で村一番のクビャール・トロンボンの名士、スターでした。
今回のバリ行きが決まる前、
そんな事をたまたまこのエッセイ集の依頼に書いたところでした。
本当に深い御縁で結ばれています。
【「DNAの華が咲く」/松尾泰伸】 収録
3月25日予約受付開始!